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REBEL MOON パート1 炎の子(2023)


【原題】Rebel Moon: Part One – A Child of Fire

【監督】ザック・スナイダー

【出演】ソフィア・ブテラ チャーリー・ハナム ジャイモン・フンスーほか

【あらすじ】

腐敗した政府によって支配されている宇宙。フェルトの月は、リージェント・バリサリウスによって支配されているマザーワールドの軍隊であるインペリウムの力によって脅されており、抑圧的な政府の下で、過去の償いを求めるインペリウムの元メンバーであるコラは, 銀河全体から戦士を募集し、惑星に戻る前にマザーワールドの勢力に対抗する。(ウィキペディアより)






 
【感想(ネタバレなし)】

『日本よ、これが新世紀“GIHU”だ___。』

 




どーもどーも1時間立ってるだけで翌日ふくらはぎが筋肉痛になりましたラーチャえだまめです。そんな1時間以上ずっと立ちんぼしていた理由がコレFilmarksの“ジャパンプレミア試写(レッドカーペット付)”に当選しちゃったんで先日ベルサール新宿グランドに行ってきた訳でありますよぉー!!いやーてっきり先行試写だけかと思って軽い気持ちで行ったらドでかい会場の中に特設ブースが並び衣装展示やら無料ケータリングやらゲームやら何やらとんでもクライシスな規模の特大会場で?入口に“出待ち”の群衆がいて何かと思ったら出演者&監督のレッドカーペットがひかれているじゃないか…??前にいる人の手には大量の色紙、え、これまさかサイン貰えるんじゃね?えーオイら色紙とか持ってきてねぇよー!?(汗)あ、でも入口で貰った“ちょっと厚紙のポスター”でいいっか!…なんてそうこうする内に









ペ・ドゥナ&ソフィア・ブテラ&エド・スクライン登場!!(画質悪くてスミマセン…)





キャー!!痰の色かと見間違う黄色い声援をおっさんゴリラも思わずあげてしまいましたウホ♡生ハリウッドスター!?今年のコミコンは3日間とも仕事で泣く泣く断念してけどこんな眼球の前でスターを拝めるなんてぶっヒョおおおおー!!!ペ・ドゥナ細ッ!!ソフィア・ブレラ顔ちっちゃッ!!エド・スクラインだ、抱いてください(♂)生まれて初めて産声をあげたようなひ弱な声で「さ、サインプリーズ…!」勇気を振り絞ってポスターを渡したら皆さんからサインを頂きましたですねー。いやーもう家宝決定!!こうなりゃ次に来る人はもう“絶対にサインが欲しい欲”が出るのが人間の性ですよねピンヘッドさん…?









生ザックキタぁー!!!!!!




大空を飛べザック・スナイダだああああああー!!!!オーノー我らがザック!!“そう言えばなんやかんや”で一番アナタの作品観てるかもしれないですザック!!と心の中で唱えながら無事彼からもサインを頂きました、前にいた女性なんて色紙にザックがバットマンの絵を即席で描き始めて泣き崩れてましたからね……恐ろしい破壊力ザック・スナイダー……そんな彼が今回日本ならず“アジア先行試写”を引っ提げてやってきたNetflixが社運を掛けたかどうかは定かではないザック×ネトフリによる一大プロジェクト、近年名作続編・アメコミ原作だらけの“既視SF映画”に“完全新規オリジナル”で物申す巨大“スペースオペラ”の、映画史との闘いの火蓋が切って落とされてしまった



【REBEL MOON パート1 炎の子】……!!!若干J・K・ローリング臭がしなくもないいえいえ列記としたザックが“構想20年”以上を費やし、彼のこれまでのフィルモグラフィはすべて“今作を作る為にあった”とまで言える“オリジナル作品”。「ザ・クリエイター」でもそうでしたが今のご時世、完全新規のSFを作ることがどれだけ難しいことか。それをザックは幼少期からずっと温めていた“伝家の宝刀”を今まさにこのタイミングで抜いてきた、これはある意味必然かもしれない、「VFXの魔術師」ザック・スナイダーがこれまで描いてきた数々の作品、そこで培われた英知を全て結集させ壮大なSFファンタジー世界を描いてくれた……私的にはその“偉業”だけでも素直に讃えても良いではないか??彼の作る空想科学セカイが観たい……そんな訳で今回12月22日の配信より一足早く拝見させて頂いたわけですが














まさかスペースオペラに白川郷が出るとは






 





相変わらず「画」に凝り過ぎろザック……もう脱帽からの脱糞レベルの












画力200%の世界へようこそ





え、これが劇場作品じゃなく“配信オンリー”とかマジで頭バグってん?これが「グラフィックノベル風映画」の「最終形態」。これはもう“ザックでしか描けない”彼以上にVFXの扱いに長けた監督がいるだろうか?本来の使い方であるVFXを現実的な「リアリティ」に寄せるのではなく、暗くダークな色使いでVFXの「味」を最大限に引き立たせる才がまたしても爆裂。彼くらいなんだよなぁーVFXを“絵画”を見るように舐め回せるのは……



そしてその映像世界はまさにこれまでのザック作品の「総集編」と言った感じ。詳しくは控えますがとある“飛び立つ”シーンがまんま「マン・オブ・スティール」だったり、「エンジェルウォーズ」的なアクションに、ちゃんと「300」のスパルタ風世界まで出てくるのだから、もう完全にザックのおせち料理状態。彼のこれまでのフィルモグラフィを観れば観るほど類似点、否本作が彼のこれまでの世界を“全て吸収して出来ている”ことを実感出来るかと!!



その極め付けが「スローモー」にあり。ザックのアクションになくてはならないスローモー演出。ザックと言えばスローモー……そんなイメージを持たれる方もいるはず。今作の“アクションのほぼ全て”でこのカッコ良すぎるスローモーがふんだんに使用されているという「ザックの原料直のみ」状態ゆえ、ザックファンはアクション一つとっても「最大限にオヌヌメできる」代物でありますッ!!そして148分という長編ゆえに本来なら中だるみし易い中盤に、あえて絶え間ない「怒涛のアクションシーン」をブチ込んでるおかげで、クライマックスまで失速することなく一気に駆け上っていく展開は見事というほか無い。ではどんなプロットで、どんな物語が紡がれていくのか













想像以上に「SW」と「7人の侍」が過ぎる





ザックが幼少期に見た「7人の侍」と「スターウォーズ(以下:SW)」をモロに受けそれをずっと脳内妄想膨らませて2次創作して口から吐き出しましたのが本作と言っても過言ではない!?ザックさん本当にこの2作が好き過ぎるんだなー。今回かなり「中二をこじらせまくって」作ったのがヒシヒシと感じ取れてしまいました。物語はソフィア演じる元戦士の“コラ”が戦を退き逃げついた惑星の小さな農場に全宇宙を支配する“マザーワールド”の軍隊が物資を求めて突然やってくるなり農民たちの分まで根こそぎ物資を略奪する卑劣っぷりを発揮、次の豊作期に再び舞い戻ってくると言い残し母船へ消えていった。



軍隊の暴力に怯える農民たち。自分たちではとても軍隊に立ち向かえない。このまま彼らの言いなりになって命乞いするか?「否!」元戦士コラは言う「断じて否!!」戦士時代のコネクションでマザーワールドの軍隊たちと戦える“勇敢な戦士”たちを募る旅に出ることを決意する___。



おいおい掴みは完全に「7人の侍」じゃないか…!?コラは農民で友人の“ガンナー”と共に宇宙に散らばる“最強の賞金首”たちのスカウトに回る……というのが本作の大筋であります。いやー旅先で次々加入していく戦士たちのビジュアルがアメコミ的でどれもみんなかっこいい。玩具化やゲーム化したら多分すごい人気出るんじゃないか?キャラ一人においても衣装へのこだわりが感じられる、宇宙酒場で出会ったならず者が「俺の船に乗れ」……



いやハンソロやんけ!!チャーリー・ハンソロやん!?チャーリー・ハナム演じる“カイ”の他、ペ・ドゥナ演じる“ネメシス”の通り名で呼ばれる二刀流の剣士にジャイモン・フンスー演じる“タイタス将軍”の頼もしい屈強な肉体、動物と会話できるワイルドロン毛の“タラク”などなど……そういや“宇宙姉弟”の盗賊長に「ジャスティス・リーグ」で唯一単独作を逃したサイボーク役のレイ・フィッシャーの姿が。メイクしてほぼ面影ないけど“スナイダーズカット”の存在やジョン・ウェドン監督のパワハラ騒動でいち早く勇気ある発言をして果敢にもワーナー本社と争った結果自身のキャリアが傷つく結果になった彼をザックが起用する……なんか感慨深いものがありますねー。その役柄も彼自身を反映したかのようなキャラだから余計ね。



皆それぞれ“長けているスキル”が違って、RPGの“異なる能力のあるパーティーメンバーが加入していくワクワク”感を映像で体験することが出来るのです!!



そして彼らを迎え撃つマザーワールドの王“バリサリウス”卿の忠実な右腕的存在、エド・スクライン演じる“ノーブル提督”のベイダー卿?いやこれは完全に“カイロ・レン”じゃないか!?そんな訳で本作を「7人の侍」「SW」インスパイア系と任命いたします!!あとどことなく「日本っぽい風景」が出てくるのも良かったですね!!そしてさっきからお気づきの方もいるかもしれません“ネーミングセンスが中二病過ぎてちょっとイタい”いいんです!!とにかくココは楽しんだもん勝ちですから!?



音楽は「バットマンVSスーパーマン」以降でタッグを組むジャンキーXL!!いやもう確定演出っしょ?個人的に終始スペクタクル過ぎてもう一度言います「これを何故劇場公開しないのか」(一部劇場でやる予定だとか?)小さなスマホ画面で拝むにはあまりにも勿体ないポケットの中の戦争じゃこの迫力は伝わらねえんだ!?……そんな映像に凝り過ぎるあまりやっぱり今回も「脚本」が……



言うな!これ以上は何も言うでない!!いいんだよもうここまで突き抜けて「脚本は凝りません」って断言してんだからキレのある脚本を求める方がどうかしてるぜ!?一部のキャラを除いて「あれ、そういやコイツなんで一緒に戦ってるんだ?」って我に返ってはなりません!?今作で深掘りされなかったキャラはきっと来年4月配信予定の「パート2」で思う存分描いてくれるハズだ…!!……ハズだ……ハズだ……ハズd、



てか「7人の侍」だって仲間になる侍の中にはなんとなくサラッと加入してるヤツいたじゃん!!ある意味そこもオマージュなんじゃないかとさえ思えてくるから問題ない問題ないハハハハハハそんなわけでだんだんとザック作品が“映像と脚本の比率がタイタニック号くらい傾いてきてる”でもSFなんだからビジュアル重視でも良くない?そして全国のザック信者よ「観なさい。」____12月22日Netflixにて全国配信開始、今年の年末年始に“レベル”っちゃって下さいッ!!


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