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オールド・ガード2(2025)

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【原題】The Old Guard 2

【監督】ビクトリア・マホーニー

【出演】 シャーリーズ・セロン キキ・レイン マティアス・スーナールツほか

【あらすじ】

裏切りの罰として追放されたブッカーと海中の牢獄から逃れて復讐を誓うクインが不穏な動きを見せる中、アンディは「死ぬことができる存在」となった自身と向き合っていた。そんな彼女に新たな危機が迫り、数千年にわたって築いてきたすべてが危険にさらされる。(映画.COMより)






【感想(ネタバレなし)】
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『“不死身”なのに終活映画?』





どーもどーも先日久しぶりに実家に帰ったら「臭いから帰ってくんな」とバケモノ呼ばわりされたラーチャえだまめです。そんな本日はバケモノでも体臭どころか加齢の“加”の字も無縁そうな永遠の美のバケモノ、炎上するよりずっと前にやった釈由美子じゃない方の“闘う白雪姫”で既に不老不死が証明されていたはずのシャーリーズ・セロン姐が?さらなる究極アクションと融合した不死身伝説の続編



【オールド・ガード2】!!暑い日は家に籠もってサブスクですよサブスク!そういえばネトフリは音沙汰ない「レッド・ノーティス」「グレイマン」に代わり自社版「ジョン・ウィック」のようなアクションコンテンツに育てたいのか??アメリカの同名グラフィックノベルをNetflixが実写化したアクション大作の続編。これまで数々のアクション映画で主役を張ってきたセロン姐ですが意外にもシリーズ化は叶わず?「イーロン・フラックス」「アトミック・ブロンド」の代わりと言ってはなんですが、ようやく代表作のシリーズ化に成功したと言ってもいい??と言っても前作って5年前なんですね……(前作記事はコチラ)


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そんなわけで私ほぼストーリーの記憶がありません(汗)でもさ、5年も空けば前作のあらすじくらいは軽く説明してくれるだろ……と復習せずに見て激しく後悔するレベルで前作観たけどもう記憶から抹消された方、そして前作未見の方も「でも言うてたった5年前ですよね?」と不死身のひろゆきに論破されたらぐうの音も出ない“「予習復習必須」のパート2”だったんですね……









前作で古代幽閉時代セロン姐演じる“アンディ”と同じ不死身で運命共同体だったがその後アンディと悲劇的な別れを遂げていた“クイン”が?500年後にちゃっかり深い海底から回収されていたことが発覚するラストから続く本作。実は彼女を永久不滅の地獄から救った人物が同じく不死身でアンディより古い「不死身人間第0号」の“不死者”と呼ばれる存在で?クインはその下につき暗躍しながら本当はアンディに救って欲しかったのに見殺しにされたと逆恨みしてアンディと直接対決する機会を伺っていた……一方その頃アンディたち“チーム「オールド・ガード」”御一行は世界の巨悪共の撲滅運動を進めていた…??


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ストーリーが、オールドガードの皆さんはそもそも誰とファイティンしてんだっけ?世界の悪事を撲滅してねり歩く自警団じみた組織だっけ?組織の説明も(多分前作にはあったと思うが)前作知ってますよね前提だから一切ない。あれ、いつの間に仲間になってるキウェテル・イジョフォー??もう一人ランプの魔法で不死身になってもおかしくないマーワン・ケンザリがゲイの戦士とか「ビール・ストリートの恋人たち」のキキ・レインが最後の不死身人間でとか……断片的には覚えていたんですが(汗)



まぁそんなストーリーの記憶があやふやでも大丈夫!?本作の見どころはなんと言っても“即死”レベルの超激しく危険でも「でも不死身なんで」で軽々と成功させてしまう華麗なるアクション。冒頭からスポーツカー乗り回したりボートで大胆不敵な“上陸”シーンなどなど相変わらず派手にやっております。5年のブランクを全く感じさせない動きも年齢お化けなセロン姐のキレキレのアクションも相変わらずいちいちカッコいい。銃撃戦、時には背中に背負った古代武器片手に“剣術”まで披露してくれる多彩なアクションを拝めるのも本作の魅力に一つ。


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で不死身だから決死のアクションの緊張感が阻害されるかと思いきや、不死身……とわかっていつつも?時より「アレこれホントに死ぬんじゃないか?」と一瞬でもタマヒュンさせる常に「死」を感じさせる危なっかしさが、不死身映画なのに不思議なんですよねー。



しかもアンディは前作で何故だか“不死身じゃなくなる”じゃないですか?とは言っても先陣きって不死身組に負けじとハードアクションを決めちゃうあたり全くもってハンデになっていないどころか、そういやセロン姉さんいつも不死身みたいな役じゃん、という謎の説得力で全てカバーできてしまうという……(汗)そんな最強姐さんの前に











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“棚からサーマン”降臨





デター!!!“レジェンド剣士”ユマ・サーマン!!!セロン姐vsサーマンの新旧アクションスターのまさに夢の一戦!?しかもちゃんと強い。圧倒的強者オーラのサーマン(にしてもヘリに身乗り出しすぎだろ!!)ほかにもヘンリー・ゴールディングが不死身の物知り博士で新加入したりとシリーズに新たな風を吹かせてくれているんですが



まぁ観ながらだんだんと前作の記憶も呼び戻してきて、よくよく見るとコレ前作で「随分伏線張ってたんだな」というのがわかってきたんですよね。無論前作は続編を匂わすラストでしたが、他にも前作に登場した死に取り憑かれた“ブッカー”とか、ああーここに繋がるのね、みたいな。前作から本作のストーリーに落とし込む感じとか前から念頭に入れていたんじゃないかと。まあはじめから続編ありきで企画が進行したわけではないし監督もジーナ・プリンス=バイスウッドから「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の第二班監督を担当したヴィクトリア・マホニーに変わっているからわかりませんが。(原作者のグレッグ・ルッカが前作に引き続き今作でも脚本を担当していてその辺意識していた?)というわけで、このシリーズ実は前作でアンディが不死の存在じゃなくなり「死」について考えるようになった、そこからはじまった「“死”について向き合おう」シリーズなんじゃないかと!?


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で面白いのが不死身組も「不死身なのに“終わり”について向き合っている」という所。不死身じゃない我々一般人にとって死はいつか必ず訪れるもの、だから返って常に死を意識しながら生きてるわけじゃないというか(楽観的過ぎでしょうか…?)不死身組にとって死は無縁なものなのに、アンディのように「いつかその時が来る」かもしれないとどこかで身構えているのです。そして彼らにとって死とはむしろウェルカムイベント、恐怖心もあるが死をもってして“人間らしく”最期を迎えたい、そんな願望も持っている。コレ実は“終活”について考える映画だったのかぁ!?






【感想(ネタバレ)】








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え、次回は3000年後ですか?





死ぬまでに見れっかなー(汗)いやーまさか完結しないなんて……生身のサーマンに負けてこれで不死身になったらもっと勝てなさそうなんですがセロン姐…??

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