ああ、ラモーナ!(2019)
- ラーチャえだまめ

- 2019年7月2日
- 読了時間: 6分
更新日:2020年7月19日

【原題】Oh, Ramona!
【監督】クリスティーナ・ジェイコブ
【出演】アギー・k・アダムズ ボグダン・ヤンク アディーナ・ステチューほか
【出演】
オタク高校生のアンドレは学校一クールなラモーナに夢中だが、適当にあしらわれてばかり…。そんな時、休暇先のホテルで受付をしていた美しいアネモナに出会う。(ネットフリックス公式サイトより)
【感想(ネタバレなし)】

『ドラえもん のび太の“壮絶モテキ”伝説!!?』
ちなみに劇中ドラえもんともヤリますいやーはるばるルーマニアから“ネトフリ光回線”でまたまたとんでもクライシスな映画が配信されていたのをご存知でしょうか。母国ルーマニアでは爆発的ヒットを飛ばした映画らしい本作は“下ネタコメディ”のジャンルに入るかとは思いますが、ルーマニアの“シモネタン事情”なんてなかなか汁機会なんてないですよねー。決して“サムネ画像にエロそうなギャルが映っていたから迷わず再生ボタンを押してしまったから”とかそんな不純な動機で見たワケでないないのですが……いやいや序盤からコレは「健全映画」である事を猛烈に謳っているのです!!“OPからハッパ”を吸うシーンが“バナナ”に変換された時点でもう勘の鋭い方は「お、やるなこの映画♡」と“笑いのセンス”の波長がある方ならなおのその

斬新過ぎる“表現技法”
いやーもう私参っちゃったなぁ〜、参っちゃったよもお〜親指と人差し指でハチミツの入れ物にズブズブ音出しながら出し入れするこの“匠”な表現方法。。。。これは並大抵の性欲では出来ない演出でございますもう“ネタのセンスが抜群過ぎる”んですよね(当ブログ調べ)私“アメリカンな笑い”はあんまり好きではないのですが、ルーマニアの笑いってこんなに日本人に合うものなのか?(いやこんなに変態なのか?)とにかく演出面がサイコーに素晴らしいのです(主にシモが)
そしてそして、物語は“童貞非モテ”男子代表、“野比のび太”ことアンドレ(16)が学園一“どエロイ”美女“ラモーナ”に片想いをして、“付き合いたい”と猛アタック……あ、ごめんなさい

開始5秒で“のび太要素”消滅(笑)
何やねんコイツ!?いきなりラモーナと一緒に踊っちゃとかおま、それキテレツくんでも出来ねえ離れ業じゃねえかよおおお!?……てラモーナもその情熱的な“想い”を受け取り、開始早々いきなりベッドにのびt,アンドレを連れていくじゃあありませんか!?まさか開始5分で“THE END”かぁ!?なんて思っていたら、「あ、僕“付き合いたい”んすよ…?」「えッ?(ラモーナ上半身裸)」「え、だから“付き合いたい”のであって“ヤリたい”ワケじゃなくっt

テメえええええええええええええふざけんじゃねえええええええええええ!!!!!
ラモーナ怒り心頭!?過去色んな♂とベッドを共有してきた通称“ヤ◯マ◯”ラモーナ的には「お前の“はじめて”このワタシが奪ってやるんだから感謝しなさいよ」的に思っていたのです!!そしたらまさかこんな童貞キモメガネ野郎に“S◯Xを断られる”なんて全くもって想定外かつアリエネーことだったんですねッ!!!
そこからはじまる“絶対的なプライド”を傷つけられたラモーナの“復讐”!!そこへやってきたもう一人の絶世の美女“アネモネ”との運命的な出会い!そしてアンドレは誓った

やられたらやり返す……“倍返し”だだああああああああああ!!!!!!
あ、ちなみに一つ言い忘れました。コレ

“ルーマニア版「モテキ」”です(笑)
【感想(ネタバレ&解説)】
なんでだろう、非モテ男子が途端にモテ始める系の映画って「何故巨漢と一度ヤッてしまうのか(そして巨根サイズのコンドーム笑)」どーもどーも、再びラーチャえだまめですよ。いやーでもOPで“オタク非モテ”紹介されたアンドレの“行動力”……まずその時点で全然オタクじゃないし非モテでもねえし。ホテルの受付嬢アネモネをその場でいきなりデート誘ってその夜いきなりベッドイン(童貞もちゃっかり卒業)おーいまだ開始数十分だよー、もうオレらより(誰だよ)雲の上の存在になっちゃったよー。わかった。もう十分痛感しましたよ

汝、行動あるのみ……てかぁ!?
って事がいいたいんでしょ?でもね、そりゃそーだわ!人間とにかく行動あるのみ!?何事も行動しなければ何も変わらない……それは痛いほど伝わりましたよ!!でもね、ワタシだって一つ申し上げさせて頂くとこの映画にはある“重大な欠陥”があると思うのです

そもそもがイケメン←はい終了
アンドレ役の好青年!!メガネ取って髪型変えたらフツーにイケてるメンツじゃんかあああああああ!!そりゃアネモネも一発で落とせますわラモーナも容易く虜にさせられますわ!!!(僻みの極み)でもってそんな一度フラれたラモーナに、今度はラモーナから自分に“告らせよう”とするインターステラーのブラックホール理論もひっくり返る斬新過ぎる復讐の連鎖反応!!そんな“憎悪”でラモーナの心をケチョンケチョンにしてやろうとするも、でも結局はまたラモーナと付き合い始めちゃうこの体たらく!!そしてアネモネと“究極の三角関係”へと発展していく、まさに“両手に花”状態のアンドレ。いや、やっぱお前凄いわ、、、、、そこまで肝っ玉が太っといとはなッ!!
しかしなかなか“日常的にクレイジー”な母から「二股はダメよ。」という“教え”に従いクイズミリオネア方式で“パンケーキ”と“アイスクリーム”どちらを選択するか迷った挙句“アイスクリーム”を取って……これで一件落着かと思いきやそれから数年立って“パンケーキの二度目の復讐”によりまたまた独り身に逆戻り……
でもってラストまさかマギカの“過去へ戻る”というある種の“奥の手”を使ってのEND。ラモーナと恋人になる男を殴ることで、トイレでの“珍事”をなかったことにする→ラモーナとの“出会い”もなかった事に……という展開でしょうか。ちょっとわかりづらいですよね。一応原作か何かがベースらしいですが、でも面白いのがこの映画

100%“男目線”で作られている
という所だと思うのです。個人的には再び孤立した後、これまでの出来事を痛感し次は真っ当に人と付き合おうとか、そんな“主人公の成長”が見られるかと思ったらまさかの過去に戻る=“逃げ恥”展開で、それだと主人公が全く成長していないように見えてしまうのですが……。
しかもラモーナ=“悪女”だと完全に決めつけて「あんな女に出会ったのが悪い!!」みたいな感じで捉えてるじゃないですか。正直なところ、そんなアンドレだって劇中ラモーナと完全に“決別”しようものならいくらでもその機会はあったはずだと思うのです。でも結局それが出来なかったってことですよね?完全に“ラモーナのせい”にしています。「いくら“魔性の女”でも、あ、あんなエロい感じで言い寄られたら……こ、断れるワケねえだろおおおお!!!」もー完全に暴走してます。バカです。そーなんですよソコなんですよねこの映画は(笑)確かにラモーナ、ありゃいくらなんでも反則すぎる。エロすぎる。演じた女優さんはてっきりホントにJKくらいの年齢かと思ったらフツーに成人していてびっくら仰天ニュース学ラン姿で全然違和感なかった。。。。そしてエロい。アネモネ役の人もまあー美人で実年齢より若く見えました。そしてエロ……

だからこの映画は「100%男目線」なのです。いやいやラモーナだって意味わかんねーじゃん!?一度振っておいてその後恋人に殴られたからって(あれは多分ウソ)また急に近づいて来て、それでもう興味ないって言ったらさらに逆ギレする始末だし!?アネモネだって“恋人がいる”とか言ってアンドレをバスローブ1枚で帰らせといて、コロッと実家に遊びに来て……「女の気持ちがわからない。」劇中アンドレがボソッというセリフ。まさに本作の言いたいことはソレなんじゃないかと。勝手に近寄って勝手に降って、勝手に恨まれてまた勝手にやり直したいとか言ってきて……そんな“女の謎”というか、それを猛烈なシモな笑いとセンスある演出で見せた映画なのではないか……いやーなかなか面白い映画でございました、パチパチパチ……と思ったら監督はクリスティーナ・ジェイコブとかいう女性の監督でしたッ!!すみませんでした!!!ありがとございましたぁーーーーーー!!!




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