【原題】Hop
【監督】ティム・ヒル
【出演】ジェームズ・マースデン ラッセル・ブランド ケイリー・クオコほか
【あらすじ】
世界中の子どもたちのためにキャンディを作っているイースター島のウサギの王子イービーは、ミュージシャンになりたいと王国を飛び出しハリウッドへ。国王は部下のウサギたちにイービーを連れ戻すよう命令を下す。しかし、その混乱に乗じてヒヨコたちのボス、カルロスが反乱を起こし、ウサギたちから王国を乗っ取ろうとする。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】
『新年1発目は“干支”を観よう』
新年早々土屋太鳳の結婚報道に震撼した皆さまどーもどーもあけましておめでとうございますラーチャえだまめです。今年も1年よろしくお願いいたします……というわけで、今年もやります新年一発目は「干支映画を見て運気をあげよう」のお時間がやってまいりました〜！！2023年の干支は……「兎」！！ウサギどんだこDOOOOON！！！
……ということで早速グーグル先生で「うさぎ 映画」と検索したら……うーんなんでしょう「チェーンソー持った血だらけのウサギの被り物した殺人鬼が出る映画」くらいしかヒットしな……ムムム？ありましたよありましたよ今から12年前、あのバナナおばけこと「ミニオン」でお馴染みイルミネーちょんスタジオ初アニメ×実写のコラボレーちょんしたと話題になったとかいないとかでまさに新年にうってつけなFAMILY……(byゔぃんでぃーぜる。)映画を！？2023年の第1発目に選ばせていただきましたー！！
【イースターラビットのキャンディ工場】！！！ハッピーイースターああああああ！！！！…あイースターって4月なんだっけ、いやー最近はもう我が国ジャポニカでも“イースター祭”が文化圏のニューカマーとして根付いておりますが、12年前はどうだったでしょう…？？まだそんなに認知度的には？……あれって確か策士オリエンタルランドが仕掛けたとかないとか……てかハロウィンもそうだけどちゃんと意味知ってやってますぅー？？…と言いつつも私も全然イースター祭について豆ならぬエッグ知識ゼロ、なので調べました
春分の“日”の最初の満月の“日”の“日”曜“日”にやる……“4デイズ”って覚えられるぜ！！イエスのキリストの復活の日曜日にちなんだ祭典らしい。ちなみになんでイースターのシンボルがウサギと卵なのか？と言うと、ウサギは“子孫繁栄”、卵は“生命のはじまり”や“復活”を意味する“縁起”のいいものだから、、、、、おー！これはちょっと季節は違うけど“縁起のいい”ものって響き、まさに新年にうってつけじゃあ、ありませんかー？？そうそう新年にうってつけ、と言う理由がもう一つあって
吹替版声優が正月並に豪華絢爛って何？
毎年のイースター祭で世界中のキッズたちに秘密裏にお菓子を配るモアイ島改めイースター島に拠点を構える「イースターラビットお菓子工場」。製造から配達の一括化&工場の24時間フル稼働を可能にする品種改良されたヒヨコの酷使により安定経営を続ける工場で現工場長の父に代わり次期工場長を運命づけられた息子“イービー”であったが、幼い頃からの夢である“ドラマー”の道を諦めきれず、ある晩瞬間転送装置を使い人間界に“逃走”を図る。いっぽう人間界ではちょっと前に会社をリストラされた大富豪一家の長男フレッドがニートTHEバンザイを謳歌しようと意気込むも父親から“早く職を探せ”と釘を刺され実家を追い出されていた。そんな1匹と1人が？道端で偶然出会い、互いに父親から将来を運命づけられし星の下で生まれたという共通点から次第に意気投合するのだが…？？？
今回は吹替版で拝見させて頂きましたが、主人公イービーの吹き替えを「ロジャー・ラビット」に続き2度目のウサギ役山寺宏一氏……もう豪華じゃないですか？おめめがクッキリ、表情もとっても豊かでなーんて可愛らしいお人形さんみたい♡な女子ウケも大爆発しそうなフォルムを作り上げたのは「アイス・エイジ」でキャラクター造形に関わったスタッフと言うことで正直ライバル(？)の「ピーター・ラビット」よりコッチの方がアニメチックで可愛らしいんですよね。ただウサギって先程も書きましたが、子孫繁栄の象徴になるくらい見た目に反して性欲が強いんでしたっけ？
所詮は♂でした
そのイービーとコンビを組むイケメンニートを「XMEN」で最後まで素顔を晒さずグラサン姿だけでイケメン枠をキープし続けた初代サイクロプスことジェームズ・マースデン。その声を7年後にまさか「ピーター・ラビット」で今度はウサギの声を当てるとは思っていなかったであろう千葉雄大。……うーん堀の深いテルマエタイプに千葉くんの声は流石に浮きすぎて終始顔が入ってこなかったぞ。が声優が若すぎる……のではなく実年齢よりキャピキャピしすぎる高校生みたいな役をマースデンにやらせているのが問題なんじゃ……でもこの人「ソニック」でも3Dキャラと共演してるし、もしかしてキャラヲタなのか……？？
アニメと実写、２つの世界の混合。「ロジャー・ラビット」のようなおとぎのカートゥーン世界からやってきました〜とはせず、どう見ても他生物と一線を画すフォルムに七色のジェリービーンズのう◯こを垂れ流すイービーをうまーく現実世界に取り入れる……取り入れる？まさにアニメと実写の境目を意識しない作りで……
え、「アバター」じゃね？
何故か本人役の多いデビッド・ハッセルホフが「車と話せるから問題ない」と喋るウサギと会話を続ける世界線があってもいい……ちなみにそんなに出番もないハッセルホフの声をスタローン声優ささきいさおがやってんだよね。ほかにもフレッドの妹役に坂本真綾、父親役に津嘉山正種のSW声優にイービーの父親役は銀河万丈、ヒヨコたちのボス“カルロス”は大塚芳忠でその部下は中尾隆聖……え、何この豪華すぎる布陣？？吹き替え版しかレンタルできないってそういうことなの！？と日本語主題歌枠でAKB時代の指原莉乃が声優としてねじ込まれてんだけど、ほぼセリフが与えられていないのがガチ声優ヲタの日本スタッフの仕業だと思ってしまうわ！！
時に親の反対を押し切り未来に挑戦するもよし、親の家業の偉大さに胸を打たれ継ぐもよし、当たり前だけど自分の未来は自分で決めやがれチックしょおおおおおー！！！！！と実に理解しやすい内容。このスタジオの映画は実はあまり馴染みがないのですが、ディズニー映画だと言われてもなんら不思議でない、家族揃ってオヌヌメ出来ますねー。いやー初回はこんな感じでええ感じだと思うのですが……茶の間の皆さんどうですか？
と言いますことで、改めまして皆さま今年も何卒お冷……じゃなかった温かい目で読んでいただけると光栄です……。