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ジョン・カーター(2012)


【原題】John Carter 【監督】アンドュー・スタントン

【出演】テイラー・キッチュ リン・コリンズ サマンサ・モートンほか

【あらすじ】

1881年のニューヨーク、大富豪のジョン・カーター(テイラー・キッチュ)がこつ然と姿を消す。おいのエドガー・ライス・バローズに託された日記には、未知の惑星“バルスーム”でのジョン・カーターの驚きの体験がつづられていた。それは、全宇宙を支配しようとする“マタイ・シャン”によって滅亡の危機に直面していたバルスームが舞台で……。(Yahoo!映画より)






 
【感想(ネタバレなし)】

『(結論)火星は“念じれば”行ける』

 

どーもどーも先日久しぶりにポケモンGOで遊ぼうと近所の公園まで歩こうとしたら足がつって断念しましたラーチャえだまめです。週末の外出自粛、とは言っても丸1日家に篭もるのもそれもそれで運動不足になったりしてしまうじゃないですか?私は週一の朝のランニングで一週間分の運動量を(デブの発想)犬とか飼ってたらなぁー、近所をちょっと散歩するには丁度いいですよねーてこれじゃまるでどっちが散歩させられてんだかって話ですが …そんな外の空気を吸いたくても今はろくに人とも会えず出かけられませーん、と嘆くアナタにオヌヌメ出来るかもしれない寝たきりのまま変な呪文を唱えるだけで意識だけ火星にドーーーーン!!!とぶっ飛ばす事案が発生してしまいましたエダちゃんですッ!!「私は火星人と歩いた」などと意味不明な事を口にする親戚の叔父さんがいたらアナタならどうしますか?

「“近寄らない”」エグザクトリー!!でもそれが大富豪ならとりあえず遺言だけでも読んでからにしませんか【ジョン・カーター】!!!直訳すると「田中 邦衛」になるかもしれないエドガー・ライス・バローズのSF冒険小説「火星のプリンス」を実写化、ということでプリンスとプリンセスに目がないネズミーが配給して当時日本でも大々的に宣伝されました、まだ記憶に新しい方もいるかもしれません2012年に公開されたSFアドベンチャー映画でございます。主演は日本での公開当時“主演作2本が同日に公開される”というミラクルでいきなり日本でも知名度がバク上がりしたにもかかわらず今では一部ファンの間で“もう一方の”映画のイメージがあまりにも定着してしまった“チキンブリトー芸人”改めテイラー・キッシュ …最近では一応キャスティングでおめかけするもののすっかり主演から身を引いてしまったのか?主演作の一つ「ウルヴァリンZERO」もデップーが文字通り“存在ZERO”化され同じくスピンオフ予定だった“ガンピット”単独映画も“Mrネイキッドダンサー”チャイニング・テイタム主演でリヴートされるようでスクリーンでの彼の活躍もめっぽう減ってしまったかのように思えるのですが??それもそのはず今作「ジョン・カーター」はあの天下のネズミーの財力を持ってしても公開後の興行成績が思うように振るわず結果的に大爆死の大赤字映画のレッテルを貼られしまったという赤いのは火星だけにして欲しかった!?しかし!この映画的大敗を着したウラには今作もまた東京都でいう菅原道真の呪いがあるのと同じように?“呪われた映画”だったから、と考えることは出来ないでしょうか??







だから“火星”に行くなとあれほど…




「ジョン・カーター」!!!原作に影響を受けた一人、ジョージ・ルーカスに逆に影響されちゃったスターウォーズの回し者みたいな映像でお贈りするSF活劇「お前らが“火星”と呼ぶ惑星は本当は違うのだ、本当の名は





は?

あーもうOPから興ざめだよぉー!!そう言われちゃあ無数に広がる赤土の土地はこびり付いた汚れか!?なんなら空から降ってきた親愛なる隣人でもなんでもない“テイク・ミー・ホーム芸人”マーク・ストロングの集団はバスロマンの擬人化か!?なんて早とちりしちゃってごめんなさい正しくは“バルスーム”の誤りでした。しかし先の言った事はあながち間違いではなくこれまで火星を舞台にしたSF映画が爆誕するもそのどれもがナゼダカ興行的にトホホなノーヒットノーランでいまいちパッとしないのです!そして今作も「火星には実は未知の文明が栄えていた?」といかにも面白そうなネタでやってくれているようなのですが……

古代の洞窟を偶然見つけそこで一悶着やっ後に謎のペンダントに触った途端“意識”だけ別世界、地球を飛び出し遥か彼方の赤い惑星“バルスーム”にやってきてしまう元南北戦争南軍の士官ジョン・カーター。彼は地球との重力の違いからバルスームに住むどの生命体よりも高く飛び誰よりも強靭な肉体を手にしていた!!気分は当然スーパーマン並のウハウハ気分……かと思いきや彼の前に現れた4本腕の緑色の生命体によって捕虜にされてしまいなかなか思うように活動出来ません。この緑色の生命体というのが“戦士崇拝制度”を採用しているようで「とにかく戦って強い者が国を制す!!」みたいな昔ジャングルにいたどこぞの部族並の思考力。そんな彼らの独特なコミュニティが作品内でよくわかるんですねー。たとえば“クリームパンっぽい犬っぽい何か”を飼っているとか でもってそれとは全く姿カタチの違う“人間族”もまた存在しているようで……やっとの思いで天空に人影を見つけ“実はその国の王女だった系”センサーが反応したのか執拗に彼女に猛アタックするジョン・カーター。お主もやはり盛のオスよのぉ…フォッフォッフォ









てかなげーよ!!!!

会話シーンがあまりに長すぎてそれだけでも「あれコーヒー何杯飲んだ?」状態になってしまうことこの上なし!?いやー2時間超えの超大作なのですが如何せんテンポが悪くこれは流石に答えましたよねぇー。アクションシーンとか未知の生命体とか異文化交流とか見どころもあるんですよ?ただ激しめなアクションシーン中になぜか回想シーンを混ぜてダイジェストるう〜ん、とにかく何かと“事を起こすまでの前フリが長すぎて”かなりの退屈さを味わってしまうかもしれません。しかも映し出される広大な比較的何もない砂漠シーンが映像の退屈さにさらに拍車がかかってしまっているような……ガンファイトのない西部劇って思えばいいのか?

出演は王女役のリン・コリンズに「ゲーム・オブ・スローンズ」のキーラン・ハインズ、「ウォーキング・デッド』」のサマンサ・モートンに「オルタード・カーボン」のジェームズ・ピュアフォイ。ほかにも「トゥームレイダー」のドミニク・ウェストにマーク・ストロング、ブライアン・クランストンにウィレム・デフォー、そして監督候補にもなっていたジョン・ファヴロー氏もカメオ出演というウルトラ超豪華絢爛なキャスト陣も火星ではあまり活躍出来なかったような……まぁその監督候補だったジョン・ファブローが今作を“撮らなかった”結果「アイアンマン」の製作に携わることが出来た、、、、と考えるとそれはそれで良かったのかもしれません?? 監督は「バグズライフ」「ファインディング・ニモ」「ウォーリー」などこれまでピクサー映画で監督してきたアンドリュー・スタントンという彼の初実写監督作、だったんですねぇー。アニメーター出身って実写映画だとどうなんですかね?(どうってどう?)「レミーのおいしいレストラン」のブラッド・バード監督が「ゴーストプロトコル」をヒットさせたり「KUBO/クボ」のトラヴィス・ナイト監督が「バンブルビー」でシリーズに新しい風を吹かせたり、と成功例が多いような気もしないでもないですが…… 今作で一番ツボったのは式場を間違えたジョン・カーターに異星人が「おめぇ式場間違えてんじゃねーよポコーン!」と頭を叩かれるシーンでした。






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