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スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース(2023)


【原題】Spider-Man: Across the Spider-Verse

【監督】 ホアキン・ドス・サントス ケンプ・パワーズ

【出演(声)】シャメイク・ムーア ヘイリー・スタインフェルド ブライアン・タイリー・ヘンリーほか

【あらすじ】

マルチバースを自由に移動できるようになった世界。マイルスは久々に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。そこにはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラやピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースから選ばれたスパイダーマンたちが集結していた。愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられるマイルスだったが、それでも両方を守り抜くことを誓う。しかし運命を変えようとする彼の前に無数のスパイダーマンが立ちはだかり、スパイダーマン同士の戦いが幕を開ける。(映画.COMより)

 
【感想(ネタバレなし)】

『スパイダーマンの大渋滞』

 




どーもどーも3分クッキングで冷蔵庫で充分冷やさなければならないものを「ハイそれでは冷やされたものがコチラで〜す。」と当たり前のように平然と冷蔵庫から違うものを取り出すのは3分契約違反だと思いますラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました



【スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース】…!!!「唯一無二の映像体験、再び」___いやーもうコチラも今更感アリストテレスですが大変楽しませて頂きましたー“これはもう「アニメ」作品なのか?と言わんばかりの「アニメを超えたアニメ」”と言いたい思えばMCUスパイダーマンだったかENDロール後に“冒頭5分無料放送”みたいなのか突然はじまって何々?何が始まったの?とビックリした方もいるかもしれない前作の大胆な宣伝も相まって日本でも大ヒット。それから5年が経ってようやくの続編しかも“2部構成”。なのに前編の本作で140分ですよ?とにかく今作も“「画面」の情報量が多い”無論OPからずっとクライマックスかってくらい目で追いつけぬほどの“ハイスピード・ドデカアクション”は健全で、しかも今回は前作以上に多種多様なスパイダーマンたちが総出演するでしょう?もう一瞬たりとも目が話せない!スパイダーインディア?スパイダーパンク??ほかにもスパイダーカウボーイにスパイダーキャッツ、スパイダージュラシックパークにスパイダーAI……どんだけいんだよ日本の人口より多いわ!?もうマスクして手から糸出せばなんでもアリ状態のスパイダーマン軍団が画面にひしめく異様な光景、しかしこのシリーズに至ってはこのなんでもアリ感を存分に楽しめる。いやー作画どうやってんのマジで……(スタッフが過労し過ぎて制作サイドに訴えるくらいスゴイ)



今回はマイルズとグウェンの「二人が主人公」って感じでしたね。高層ビルの屋上で逆さになったグウェンにマイルズが近づいて互いに逆さまの景色を眺める全国のスパイダーマンでしか真似できないのが難点な今作イチのロマンティックなシーンは最高だし、振り返ったグウェンにこれまた逆さになった透明のマイルズが近づいてキスすんのかいせえへんのかいの件はサムライミ版「スパイダーマン」のワンシーンを彷彿とさせる……逆さラブって何?



あとグウェンが父親と抱き合う場面で抱き合った瞬間ぱぁぁ〜って!?黒く塗った水彩絵の具の上から明るい色の絵の具を垂らしたみたいにぱぁ〜ってそれが広がって黒を侵食していくような……人が人と繋がって心が一気に満たされていく様をそう見せるか!まさに「絵」じゃないて出来ない演出。エモい。エモすぎるよー!?もうここまでくると1枚の「絵画」を見ているよう。ほかにもシーンによってコミックブック調から手書きのラフデザイン調等入れ替わり「これ本当に3Dアニメで作ったの?」もう映像がわけわかんレベル……(これ以上はネタバレになるので言えません)



前作のラストで本格的にヒーロー活動に勤しむようになったマイルズですが、ブルックリンの街を守るヒーロー活動の傍ら、進学を控える学生としての“二足の草鞋生活”の両立に絶賛苦戦中で、しかしその悩みを親にカミングアウト出来ないもどかしさ、そこから生まれる親との溝。そんなヒーローであることをカミングアウト出来ない=親に言えない思春期ボーイ&ガールの悩みと上手く結びつけていて、マイルズとグウェン2人がそれぞれ等身大のリアルな問題を抱えているところがまたグッと来てしまいますね。前作以上に“家族”がフューチャーされている所もGOOD。



そして今回マイルズは「いらない子認定」されてしまう??偶然にも同じ“マルチバース”をテーマにした映画が映画館で合間見れることになりましたが「あるべきカタチに戻すor戻さない」で両者真っ二つに答えが割れているのが面白い。今回は前後編の前編ゆえ“チョーいいところでお開き”となりこれ1本での評価は非常に難しい所ではありますが、来年後編が公開される予定(延期される可能性も充分にありえるが)なので後編に期待したい所ですね。







 
【感想(ネタバレ)】




ついに“実写”版とのクロスオーバーも簡単にやってのけた無双状態のスパイダーバース。「ヴェノム」の売店のオバサン、アンドリュー・ガーフィールドにトビー・マグワイアついでに「ホームカミング」でプロウラーになる予定だったドナルド・グローヴァーまで登場させたんだから、あとはもうどこが残ってるってそりゃ












あとは“アナタ”だけなのですよ





可能性あり過ぎじゃない!?だって今回「実写との絡み」がいとも簡単に「明確に可能」であることが証明されたんだし“トム・ホランドだけ出さない”っていうのが逆に違和感…てなっちゃうのよおおお!?まぁマイルズとしてはムーンナイトから命を狙われるわ元いた次元に帰って親父守んなきゃだし前作で死んだ叔父と再戦しなきゃだし“もうひとりのボク”とも戦わんきゃだし……てそんな余裕ないか?


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