年末年始サブスクで観れるオヌヌメ映画6選
- ラーチャえだまめ

- 2025年12月28日
- 読了時間: 12分

『テーマ:元日深夜に意味もなく集まるイケおじ』
どーもどーも今年のChristmasは家でひとり「ダイ・ハード」観ながら“冷凍食品”を貪り食っていたラーチャえだまめです。今年も何一つ成長することなく気がつけば今年も残すところあと3日とカウントダウンに悶え苦しみ皆さま、今年の映画ライフは充実できたでしょうか。色んな事情で今年はちょっと劇場に行けなかったな、という方もいるでしょう。私は今年フィルマークスでレビューしたのは54本でした。決して多い数ではないけれど色んな作品を観させていただきました。中には観たけどブログやフィルマにUPしそびれた(出来なかった)取りこぼした作品もありまして、それが結構溜まってきちゃったので最後に“短評”としてご紹介。年末年始の暇つぶしの参考にでもしていただければ♪それではいってみよ〜
【ANORA アノーラ】(Amazonプライム・U‐ネクスト)

全編iPhoneで撮影された“華麗なるオネエ戦争”で度肝を抜かれた「タンジェリン」、ポルノ女優と老婆の友情を「チワワは見ていた」アカデミー&ゴールデングローブ賞にノミネートされ涙線ケチョンケチョンにされた「フロリダ・プロジェクト」かと思えば「デッドプール&ウルヴァリン」よりもひどい“イチモツでBye Bye Bye”なドイヒーAV男優の何クソ珍道中「レッド・ロケット」。これまでセックスワーカーを主役にしてきたショーン・ベイカー監督にとっての「集大成」か?主演はマイキー・マディソン。「スクリーム」で知った女優さん。ちょっとアジアっぽい雰囲気もある色白の顔。フィジカル面でもそうだが彼女の演技力を見ればこりゃあ主演女優賞も獲るわと納得。狙った男に声をかけルームに連れて行き誘惑ダンスで金をせびり時にVIPルームでさらに金を巻き上げる。まさしく彼女たちは獲物(男)を狩る優秀な“ハンター”。彼女たちはエリート営業マンと一緒なんです!?それをOPのたった数秒で見せつける匠の技。
これは「やり直しが効くか否か」、究極の「貧富の差」映画だよなー。確かにイカれた御曹司の息子と合うわけないとかそういうことじゃなくて、独身の私が見て正直な話、いや気分を害すかもしれないのを承知の上で「え、離婚ってそんなに辛いこと?」結果一族一同ヤベー家族とくっつかなくて助かったじゃん??坊主くんの「キミは家族にならなくて正解」ホントにそう思ったんよ。確かに幸せな未来予想図がわずか数日足らずで終了したのは辛いけどさ……て思ったんだけど違うんですよね。アノーラにとって「得たものと失ったものは=でない」またやり直せばいいじゃん…….とはならんのです。あのお店にまた戻れるのか?乱闘の最中で顔や身体中にキズを追うことはアノーラにとってもう身体を商売道具として働けなくなるという意味もあるし、自身のアイデンティティが傷つけられたという意味でもある。
じゃあアノーラに同情を誘う悲惨なセックスワークーの可哀想でしょお涙頂戴映画かと思いきや、そうじゃないのもこれまでのベイカー作品と同じ。ベイカー監督は「虐げられてきた者」を被害者だとか可哀想などとは描かない。彼らを「人」としてちゃんと描いている。中盤の4バカトリオ的な追跡劇はちょっと長ったらしさも感じてしまうが、道中ロシアンマフィアっぽいちょいワルオヤジが意外にも常識的で色々と「弱い」。これも偏見を崩したかったのか。見終わった後とても複雑な気持ちになるというか「過去イチ後味は悪い」かもしれない。後味が悪いというか「フロリダプロジェクト」の、あの一時の現実逃避すら与えぬ「リアル」を突きつけられるというか。。。。。
【エレクトリック・ステイト】(ネットフリックス)

原作のグラフィックノベルだからあった「サイバーパンク感」や暗がりの中に1体だけ佇む巨大ロボットのどこか寂しげな孤独エクスペリメントな世界観の再現にはそこまで重きを置かず、原作のロボットデザインだけスポイトで吸ってハリウッド大作の中に入れ込んだような、ファミリー映画として楽しめる。身体をロボットに委ねたり仮想空間にのめり込んだり人類史的に充分ディストピアな終わった世界なんだけど、何故かそれを感じさせない軽さ。ロボットを遠隔操作する際に被る頭でっかちなVRゴーグルは同じシルベストリが作曲した「レディプレ」を連想させるし「ロボットの反乱」もタイトルを挙げればキリがないが、ロボットが自由を勝ち取る為に戦うニール・プロムカンプの「ザ・クリエイター」ほどの重厚感もないのでお手軽に観られる。
あくまで「娯楽映画」の要領を超えない範囲でまとめた「ドゥームズデイ」を控えるルッソ兄弟の最新作。(自由意志をもった)ロボットvs(人が遠隔操作する)ロボット……どっちもロボット!!だからセコい話キャストの費用は抑えられるし合戦はほぼ全部CGで処理できる制作サイドからすればお値打ち!?と思ったら「エンドゲーム」並の巨額の制作費ってマ…?ネトフリの超能力少女から今やドラゴンも倒す女王に成長したミリボブとMCUイチのお調子者?クリス・プラットという、ルッソ兄弟的には前作「グレイマン」からタッグを組んだネトフリの看板女優と「エンドゲーム」以降起用経験のある俳優、という安定したホーム感。そしてクリプラの相棒ロボットの声はアンソニー・マッキーが担当。なんだかんだロボットがミリボブの味方になって奉仕する流れがよくわからんがある人物がロボット側に寝返る理由が「ロボットよりクソな人間がいた」からって……当たり前だよ!?
【教皇選挙】(Amazonプライム)

3月後半から全国上映されているのに未だ半分以上の座席の埋まり具合(2025年5月時点)奇しくも今まさに「現在進行形」の出来事を描いた本作への関心はかなりのもの。私もはじめ堅苦しいタイトルに重い腰がなかなか上がらなかったがタイムリー…と言い方は悪いが海外でも配信系サービスで突然視聴回数が爆上がりしたらしく鑑賞させていただきました。
そんな「教皇選挙」なんて重苦しいタイトルに謙遜しがちだが、やってることは「選挙」そのもの。これが非常に「わかりやすく」何故もっと早く見なかったのかと後悔させられた。選挙と聞いて日本では議員選挙などを思い浮かべるだろう。まさにそれを描いていて、選挙とは自分が思っている以上に身近なものなんだなと改めて痛感させられた。社内でも役員を決める時に選挙をする。役下の私はなんとなくこの人がなるんだろうな、くらいの感覚で投票してしまっていたのだが、しかしそれも今思えば「〇〇が一番適任なんじゃないか」と風の噂で耳に入ってきた、からその人に投票したわけで。もしかしたら裏で「そのように仕向けた人物」がいたのかもしれないと少しゾッとした。この映画のように……。
劇中一言も「ヴィチカン」の文字を出さないのは流石〜(…誰が観ても一目瞭然)舞台となる礼拝堂は「スターウォーズ」にも使用されるほど美しい様式で映画の舞台としてそれだけでも絵になるし、表だけではなく監督のエドワード・ベルガーは宗教アドバイザーと相談しながらわかる範囲で精巧に教会内部も再現。開示されない不明箇所は独自解釈で不自然にならぬ様リアルと調合をとりながら作ったらしい。個人的にはその境目が全くわからず劇中の全てがリアルなんじゃないかと思ってしまった。それくらい再現度が高かった。
28年後にはゾンビ狩りに勤しむことになるレイフ・ファインズの「息遣い」。彼の「不安を和らげよう、なだめようとする感情」が息遣いに反映されているというか?劇中何時か聞こえてくる彼の息遣いひとつをとっても、ファインズ演じるローレンスに重くのしかかる「責務」の二文字。劇中流れる音楽がまんまそのローレンスの心情を表現していて面白い。しかもかなり「激しい」。彼のコンクラーベの激動の3日間が描かれるわけだが、コレ現協会の「腐敗」を描いた挑戦的な映画だなーと。人種差別反対、世界平和を〜謳いながら、枢機卿たちは「言語ごと」に集まり他と交わろうとしないし、票を集めるために平気で「汚い手」も施す。信仰家だってみんながみんな聖人君主ではないよと言うのは簡単だけど、でもそれがカトリックの総本山となるとちょっと話が変わってくるというか。タバコだって吸うし(吸い殻も床にそのまま捨てるし)スマホだって使う。彼らを神の下僕ではなく身近な存在として描いているからこそ、ローレンスやほかの面々に感情移入しやすいし、結果的に「思った以上に気軽に見れる」政治的映画だと色眼鏡をかけず実は万人向けのエンタメ映画としてもよく出来た映画だと思いました。
【プレデター:最凶頂上決戦】(ディズニープラス)

美容院でカットしてもらったあとどんなに顔をタオルで拭いても顔面毛だらけで退店するラーチャえだまめです。そんな時に使えるかもしれないマスクがトレードマークの宇宙イチ有名な「ハンター」が実は里帰り以上に地球に来まくっていた事実が判明してしまった
【プレデター 最凶頂上決戦】!!!「10クローバーフィールドレーン」「ブラックミラー」「ザ・ボーイズ」シリーズで株を上げたダン・トラクテンバーグがなんと…醜い顔……な「プレデター」の総支配人として就任したらしい??その記念すべき第一弾(シリーズでは5作目)の「ザ・プレイ」が配信映画でありながらスマッシュヒットを飛ばし、勢いに乗ったトラクテンバーグはシリーズのさらなる拡大を宣言。今年11月に第3弾「バッドランド」が劇場公開に格上げされて控える中、第2弾として初の3Dアニメーション作品として第3弾と同時進行して制作されていたという!?
本作は「3番勝負」と題してもいい地球上の3つの異なる時代、場所で「闘う戦士」達の前にコソコソと透明化しながら観察、頃合いを見て襲撃……するも「お呼びじゃねえ」とばかりに返り討ちにあうヤング?なプレデターたちの死闘、さらに最後にはコロシアム的なプレデターの惑星で「頂上決戦」まで開催されてしまうという??90分の釈で結構詰め詰めながら非常にバランスよく最後までひたすらバトルバトルバトル……まさに闘いに飢えた視聴者の求めるものを全部やってくれたような、大変満足度の高い作品になっているんですねー。
アニメーションだからと侮るなかれ、否むしろアニメーションだからこそ表現できた豪快さ、アクロバティックに360度全ての空間を利用したアクションシーンは素直にテンションがあがってしまう。1戦目のヴァイキングの女戦士からはじまり2戦目のジャパニーズ“誉”?そして3戦目の新人パイロット、全く異なる時代に生きる異なるジョブだから3戦それぞれ闘い方も動きもまるで違う。そして4戦目のコロシアムで生き残ったその3人とプレデターの王が闘う……まさにアクションRPG、異種格闘戦のような化学反応も楽しめる。同じく異なるジョブを持った人間たちを拉致して未知の惑星で戦わせた「プレデターズ」でもサムライじみたヤクーザとプレデターがカタナを交えるシーンがあるが、各国の住人達を一同に誘拐したことはあれど「時代の異なる世界の住人」達と殺りあったことは実はなかったし、これまで何度も地球に飛来していたプレデターが本作ではじめて「タイムトラベル」もできるという新事実も判明するなど、続く「バットランド」にも共通する“これまでにない新しい「プレデター」”に挑戦する姿勢が垣間見れる。
特に2戦目の回は、おそらくモロに「お侍様の戦い方じゃない…」影響を受けまくった世界観(どうして海外製の畳はデカいんですか…?)同時に居合切りでズバーン!!刃についた緑色の血を拭き取る……血が出るなら侍でもコロセマス??
【リロ&スティチ】(ディズニープラス)


「芸能人枠の吹き替えでリロ役のののかちゃんが一番上手かったかなー。」
【ウルフズ】(Apple TV)

ブラッド・ピット×ジョージ・クルーニーの「オーシャンズ」コンビが16年ぶりにタッグ×MCU版「スパイダーマン」のジョン・ワッツ監督最新作、てもう話題しかないような大作が何故か劇場公開スルーの配信オンリーとなり3者ともファンが多い日本でこれを機にアップルTVの会員になったという方も多いのでは??そんなアップルの思惑一役買ったと言われる本作。デビュー作「クラウン」は置いといてこれまで「コップカー」そして「スパイディ」3部作で一貫して少年の成長物語(には危険がつきもの?)を描いてきたワッツ監督が最新作で突然「イケおじ」映画を撮り出して随分大人向けだな、と方向性をチェンジしたのかと思っていたんですが、本作にもしっかりティーン要素が含まれていたんですねー。
高官の熟女が若い青年とワンナイトしようとホテルに誘うも青年が感極まってベッドからジャンピンして運悪く着地失敗してご臨終してしまいパニックになった熟女は知り合いのツテでゴス渋ボイスの「始末屋」を雇うのだが……
主演はビッグでも大きくなり過ぎないストーリーの「軽い」規模感がよくて、まるでマルチバースの同一人物が顔を合わせた「スパイダーミーム」ばりに二人とも服装から話し方から話の間のタイミングまで双子かよってくらい同じ。2人の「一匹狼の仕事人」を体現するとこうなるよな?がまるで同じというところがもう愛らしい。「依頼人以外信用するな」を信条に同業者(しかも自分と瓜二つ)など信用するはずが〜な2人がコロッと突然意気投合ではなく距離感を縮めるタイムも自然でいい
ジョージ・クルーニーの方が若干ベテラン臭。まあブラピもそんな若い役ではないんだけれど。ポケベルの文字が小さ過ぎて二人とも老眼鏡かけるシーンは笑ったわ。ジョージがずっとしかめっつらでブラピに「バットマンかよ」とツッコまれたりコンビを疑われ互いに否定するもちょっと照れ臭そうにする雰囲気とかホントにおっさんずラブ!爆笑、まではいかなくてもクスクスと笑える。イケおじのお仕事風景はスマートでカッコいいし合わせてカメラワークとかもいちいちカッコよくてオシャレ〜。車を出して夜の街に繰り出すシーンも好きだな〜。これは絶対に夜に見る映画。これまでの伏線がラストにブワァ〜と畳みかけるまとめ方もスマート。そして最後はあまりにも「明日に向かって撃て」過ぎる??ロバート・レッドフォードの再来と言われたブラピのパロディはニヤケずにはいられない。あれはワッツ監督の「これを見たかった」ファン願望か??
なげーよ!!!てか全部ド定番じゃねーかよ!!!(これでもまだあるんですけどね…)
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