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死霊のはらわた ライジング(2023)


【原題】Evil Dead Rise

【監督】リー・クローニン

【出演】リリー・サリバン アリッサ・サザーランド モーガン・デイビスほか

【あらすじ】

ベスは疎遠になっていた姉エリーに会うためロサンゼルスにやって来る。姉妹が久々の再会を果たした矢先、地震が発生し地下から謎の部屋が現れる。その中から見つかった「死者の書」と呪文が吹き込まれたレコードをきっかけに、姉妹は死霊との果てしない闘いに巻き込まれていく。(映画.COMより)








 
【感想(ネタバレなし)】

『母ちゃんコレステロール高すぎて◯んじゃうよ!!!』

 



どーもどーも日サロに行く金がないので代わりに海に行ったらガングロどころか真っ赤っ赤になって火傷しましたラーチャえだまめです。本日はそんなピンク色を切らしたペンキ屋に今度は“真っ赤っ赤”のペンキが一夜にしてなくなったとかいないとか、またししてもペンキ屋泣かせの映画が爆誕してしまったデデ〜ン!!!!



【死霊のはらわた ライジング】……!!!!飛びます飛びます!?OPからまさに“上昇”しているシャッチョサン亡き後のリーダー候補ファンタスティック外科医をゾンビ化してキャンベル遊びならぬ“死体遊び”に興じた悪趣味の帝王、我らがサム・ライミの名を一躍有名にしたデビュー作「死霊のはわらた(1981)」を2013年に“リヴート”した「死霊のはらわた(2013)」……の続編だとぉ…?前作はシリーズの生みの親サム・ライミは後方支援に回り代わりに全盲ターミネーターことスティーブン・ラング隊長が大暴れする「ドント・ブリーズ」のフェデ・アルバレス監督にバトンタッチ。オリジナルを大胆不敵に“18禁グロ”映画に改変したどころか前作を凌駕する“血糊の量”でリブート版のコチラも大ヒット。「いつから青シャツはキャンベル枠だと錯覚していた…?」のウラをかく戦法&レザーフェイスも思わず嫉妬しちゃう“最もチェーンソーがバエる映画”としての功績は大きく個人的にも大好きな映画であります。そんな完結したように思えた前作から10年も経った2023年になっての続編……うーんこの空白期間、気になりますねぇー、履歴書と一緒ですよアナタ10年間何していたんですかー?続編やるならもっと早く出来ましたよねー?10年空白だった映画で才能ある映画なんt



しかも何故か劇場ではなくしれーっと配信&レンタルになっていた!?まぁ配信の方が早く日本に流通するから嬉しいっちゃ嬉しいのですが……後のホラー映画の代名詞にもなったナウい男女&森の中のロッジとストーリーは81年版のオリジナルにわりと忠実だった前作から、今度は舞台を山小屋から都心のアパートへお引越ししてコンクリートジャングルならぬ“マグニチュード5.5”の地震で“半強制的に逃げ場を封鎖”、またしても芋ホテップも喉から手が出る“死者の書”が?地震の影響でアパートの地下より“たまたま発見された”ことで今度はアパートに住む“ファミリー”に悲劇が訪れる……と思ったら















発狂母ちゃん大歓喜スペシャル







だった件






 





いやー前作と同じ悪霊かどうかは定かではありませんが今度は夫と別れたばかりのシングルマザーが悪霊に取り憑かれ言葉巧みに人を操り何度殺そうにも復活し“ゲロを撒き散らしながら”襲いかかってくるスタイル。このシングルマザー役の女優さんのなかなかの“怪演”っぷりが素晴らしいのなんの。スラッとしてスタイル抜群だから近づくと余計に迫力があるというか、髪を前に下ろせばアクロバティック貞子みたいにも見える(いや見えない)



で、そのマザー=悪霊のターゲットのなるのは?そうなると襲われる側はその家族、つまりまだ幼い娘も含めた“3人の子ども達”となってしまいます_??うーんここでホラー映画あるある「女・子どもは襲われない」が発動してしまうと?今作に至ってはもう何も出来なくなる悪魔サイドも大変窮屈になってしまいそうですが……前作の「ヒロインがまさか一番最初にヤられる(後に復活)」というヒロインにチェーンソーまで振り回させたDNAを受け継いだのか、OPの“カッパ”から早くも本作の“容赦なさ”が浮き彫りにと言いますか「R指定」の良さを存分に発揮していると言ってよい。そしてそれは偶然アパートを訪れていたマザーの妹と残された子どもたちにも容赦ない“血の洗礼”を浴びせまくっているんですねー!いやーホラー映画にもジェンダーレスならぬ“差別なきダイ”ですか?



そんな「差別なき」繋がりか、ちょっとヤンチャしてそうな雰囲気の妹が何度も「グルーピー」って呼ばれるシーンがちょっと気になりました。グルーピーの意味を調べると向こうでは本来熱狂的有名人の追っかけファンという意味から、女性に対して有名人と肉体的関係を持とうとする尻軽女という侮辱的な意味でも使われるらしい。調律師としてバンドのツアーに同行する妹のお腹に宿る小さな命、しかし本人は「やらかした」とばかりに複雑な顔を見せる。一見無責任そうな妹が、悪魔と対峙するうちに“母親になる決心”が芽生える始めるというか、「守るべき者」が出来た時、人はなんでも出来るんですよ!!?















そしてまたチェーンソーをふる





シリーズを追うごとに“コメディ”色も増えていった経歴すら意識したのか“目玉を食いちぎって口から吹き飛ばしたら前にいた人の喉に入って窒息死する”んなわけっ!?なウケを狙いにいっているとしか思えないシーンもあり、マザーが壁にべったぁー張り付いて「キエぇーーー!!!!」って叫ぶシーンは不覚にも笑ってしまいました。前作以上かもしれない“血糊の量”もとっても大げさですが逆にそれがいい。血糊の量と言えば「シャイニング」のオマージュってみんなやりたがるよね。監督は以前ここで「穴の中からコニチワ〜」スリラー「ホール・イン・ザ・グラウンド」というZ級映画を撮ったリー・クローニン。個人的なツボとしてクライマックスに出るとんでもねぇバケモノの造形ですかね!昔あった「SIREN2」のラスボスみたいな(おっとこれ以上は)クリーチャー映画としても実は楽しめる映画だと思いましたねー。

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