【原題】No One Will Save You
【監督】ブライアン・ダフィールド
【出演】ケイトリン・デヴァー ザック・デュアム ジェラルディン・シンガーほか
【あらすじ】
ある孤独な少女が、自分の過去と向き合いながら未来を脅かす地球外生命体と戦う。（ディズニープラス公式サイトより）
【感想(ネタバレなし)】
『“90分間セリフなし”の未知との遭遇？』
これマジ！？小2の時にTV番組で見た宇宙人誘拐ビデオが未だにトラウマのラーチャえだまめです。早速ですが本日はこちらの映画を拝見させて頂きました
柳楽優弥も絶句する知らないならまだしも【誰も助けてくれない】＿＿＿！！！プリーズヘルプミィいいいー！！！！……叫んでも世の中そう甘くはありません大概のことは一人でできるでしょ否「できるかな？」じゃねえよやるんだｙ……しかしそれがホアキンフェニックスのフルスイングも借りたい程のジョーダンピールも冗談じゃねえよと笑うしかない“第三種接近遭遇”をたった一人で対処しろと言われたら…？いやー私この手の映画は大好物でありまして、先日ディズニープラスの“スター”で視聴させて頂いたのですが
雑に刈られた“円”が自宅の庭に出現しても枯れたのかと思ってホースで水を撒くくらい“異色”過ぎる90分間“ほぼセリフ無しの「アブダクション」映画”の最新作、だったんですねー。
田舎の一軒家にたった一人で住む少女の元へ、ある日突然宇宙人ポールが来訪するも中の人がセスローゲンだとは知らずに喋りかける前に偶発的に殺害してしまった故に？執拗にUFO共々追いかけられてしまう“SFパニックコメディ”…？？まずOPからなんとなくの雰囲気でですよ？「ショートフィルムかよ！！！」とイワンコフばかりの、、、、そこが賛否の別れドコロかもしれない本作は主演女優の一人芝居＆「わー！」とか「キャー！」とかは言いますが全編ほぼセリフなし、というかなり“挑戦的”な映画。故にショートフィルムならばよく見ますがそれを90分の長編映画でトライしてしまうという……。
しかもその主演が「ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー」や「ロザライン」でしゃべくり倒した今期待の超新星ケイトリン・デバーなわけで。まぁ彼女が表情と動きだけで未知との遭遇に果敢にもトライする姿が描かれるのですが、持ち前のコミカルさが今回も健全でQ10……なんだけれども、セリフを使わずともある程度は理解できるのですが彼女の“背景”が物語序盤でははっきりとは語られず、なぜ一人で住んでいるの？街の市民から嫌われている？仕事は何をしているの？軽快なBGMでコミカルなんだけどなんだかちょっと違和感というか不気味？…なんてそうこう言っている間に割と早い段階で宇宙人がカメラの前に姿を現すのですが……
コーンヘッズやないかい
これまた「クリスタル・スカルの王国」のクライマックスで「な！？普通すぎるヤツうううう！！！」世の中的に一番ポピュラーなナリをしておりまして、そこでもう笑っちゃうわけですよ。なんでいつもスッポンポンなんだよこの頭でっかちゃんめが！！家の頭上から飛来するくせになんで侵入する時は律儀に玄関から忍び足で入ってんだよ！！等一昔にTVでやっていた某超常現象マル秘Xファイル並の“作られた映像”にあえて寄せている？
と思ったら“すげぇ気持ち悪い動き”しやがるじゃねえかコイツううう！？きっとゴ◯ブリの動きを真似したに違いない！？突然全速力で走ってきたり口をパクパクしながら徐々に顔近づけてくるわ……未知なる恐怖と言うよりまるで気色悪いおっさんに追いかけ回されるような“生理的に無理ゲー”実写から少し浮いたアニメーション色は強めですが、それでもこの“奇行”がディズニーチャンネルだからと油断したキッズたちにトラウマレベルの“恐怖”を植え付ける危険性も捨てきれない？？まさにタチの悪い実はこれブラックコメディ映画なんじゃないか？コッコッコッコッコ……なんで宇宙人ってみんな喉の奥鳴らしたがるのよ！？
嵐雲の中からUFOのシルエットが映るアレとか名作インベイト映画の“オマージュ”も散りばめられ最低限のストーリーと90分という短さでサクッと楽しめる侵略映画なのですが
ラストは「いやいやいや怖い怖い」何がENDだよ片付いてない！！ひとっつも片付いてないからあああー！？まさに“綺麗なのは映像だけ”という！？タイトルの「誰も助けてくれない」から「長いものには巻かれて生きろ」と拡大解釈でもしちゃったのかな？？どんなに大きな失敗や罪を犯したとしても、それを悔い続ける清らかなマインドが？全宇宙が泣いた！？……いやどんだけ薄情やねん