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ファンタジー・アイランド(2020)


【原題】Fantasy Island

【監督】ジェフ・ワドロウ

【出演】マイケル・ペーニャ マギー・Qルーシー・ヘイルほか

【あらすじ】

孤島のトロピカルリゾート「ファンタジー・アイランド」。謎めいた経営者ロークは、滞在者が密かに抱いている願いを不思議な力で実現させていた。ところがある日、滞在者にとって理想の世界であるはずのこの島で、奇妙な現象が次々と起こり始める。









【感想(ネタバレなし)】

『今年はM1目指します』







どーもどーも3回に1回家の脱衣所にパンツを忘れますラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました























いや(吹き替え)って書いといてよ〜(泣)









(字幕)って入るんなら(吹き替え)もアリだろ!?それかなんだ世の中吹き替え派が圧倒的大多数だから間違えないように字幕には(字幕)って入れてるだけとかいやいや私なんなら字幕観たくて吹き替えと間違えちゃったんですけどねえええ……!!!(後のクレーマーである)



そんなことはどーでもよくって【ファンタジー・アイランド】!!!製作ジェイソン・ブラムのブラムハウスプロデュースな時点でもう絶対ファンタジーじゃない地獄のホラーアイランドなんでしょう!?がミエミエのコチラの作品、1977年から84年にかけてアメリカで放送されたTVドラマのリヴート映画らしいのですが……(日本でもやってたのかな?)



スカル島をバックにピーターパン症候群の方々が主役なのかしらー?年末ジャンボでも当選したのか選ばれし5人の男女が太平洋に浮かぶリゾート島“ファンタジー・アイランド”にやって参りました。青い空に青い海!!いいですねー、皆さんバカみたいに浮かれ顔ですけどどうせこのあと青い顔にでもなるのでしょう、まぁそれまでせいぜい贅沢気分を合わせてやりましょうってか〜?彼らを出迎えるのは陽気に野菜をソースでディップして食べそうなマイケル・ペーニャカウダー演じる“ミスター・ローク”。「ファンタジーアイランドへようこそ!」うわぁ〜絶対コイツが犯人や〜ん。この島では滞在者の“どんな願いも叶えられる”という胡散臭さがウリらしいのですが、まぁそんなの星野リゾートでも謳ってますし?せいぜい水着ギャルとプールでイチャコラサッサできるくらいなもんだろ〜、なんて思っていた異母兄弟のゲストに早速“サプライズ”があるといい2人を森の中に案内するローク
























パーリーのピーポーがマシマシ過ぎる









なんてこったパンナコッタ〜!!一体どんだけエキストラつぎ込んだら実現するのか大勢に囲まれすっかりウハウハニコるんるんな気分になる2人。あれちょっとタンマ!!この2人どっかで観たことあるような……以前ご紹介した「コスメティック・ウォー わたしたちがBOOSよ!」でライバル企業のコスメ野郎を演じた2人組がまたしても同コンビを演じてんのかよ!!コイツら一体どんだけプライベートで仲良いんだよー!!!……てあれなんか話が



そうです!!この島は本当に「夢が現実になる」摩訶不思議な島だったのです!!その後も“戦争体験してみたい”だの“10年前に別れた彼氏と復縁したい”だの“いじめっ子に復讐したい”だのそれぞれ胸に秘めた“夢”が目の前で現実のものとなり興奮と困惑に包まれるゲストたち…。これは夢か?それとも本当に現実なのか…?






















世界の果てまでマギー・Q








スミマセン突然口が滑っt……「ダイハード4」で車に激突されながらスタスタ歩き出す姿を見たらもうターミネーチャンの何者でもない御年41才とは思えぬポッキーかシャーペンの芯くらいに細いべらぼぉーなプロポーションを見事に維持しておられます女優さんは凄い!!ほかにも吹き替えがやたら悪女感たっぷりの声のパツキン美女にルーシー・ヘイル……てこれまたどこかでおめかけブリーフしたような気が……



監督はジェフ・ワドロウ。あそーや!!こちらも以前ご紹介した悪魔の超いい加減なルール改変に四苦八苦する「トゥルース・オア・デア 〜殺人ゲーム〜」の監督とキャストのコンビじゃあないですかー。いやー個人的になかなかの“共通点”があるといいますか……



という「共通点」が本作のキーワードでございます。一体ゲストたちはなぜ島に集まったのか??おそらくコイツが黒幕なんだろうと勘ずかれたアナタは決して自分を責めないで下さいミスター・ロークなんて名前の奴なんて大抵“クロ”ですし…そのロークの思惑なんてのも推理しながら見てみたら楽しいかもしれませんねー。ちなみに奇妙な島の草陰からタモリさんがコニチワ〜するかと思ったら「ガーディアンズ〜」のマイケル・ルーカーさんがコニチワ〜します。



“ホラー”映画だと謳っておりますが天下無双のスプラッター株式会社ブラムハウスの作品にしては全然恐くありません。てゆーかそんなシーンあったっけ?お色気(水着のネーチャンは出るが)やスプラッターシーンも全然なくってこりゃファミリー向け映画なのかとさえ思って観ておりました。ホラーを期待するとかなり腰抜かし、あいや肩抜かしを食らうかもしれません。



オリジナル版を踏襲しているのかニンゲンの「欲望という名の甘い汁を吸った代償」を払うことが出来ますか…?みたいなテーマが根底にあって、まぁわりと使い古されたネタということもあり演出もそうでしたが作品としての新鮮味がなかったかな〜。“古臭いネタ”と言ってしまえばそれまでですが映画的にそこそこな大作に仕上がってはおりますので私は最後まで飽きずに観ることが出来ました。“ブラムハウスだけど恐くない”これ結構大事なポイントよね……。









【感想(ネタバレ)】








コトーさんもお手上げなドクター拷問て……



島の住人はロークとマイケル・ルーカー以外はすべて島の“黒い水”によって生み出された「ウエストワールド」の機械ニンゲンみたいな……ただしそれぞれが意思を持ち仲間割れも起こすんですか?



しっかしいじめられっ子を捻くれた性格に豹変させ復讐される羽目になる元いじめっ子が最後にあらいぐまラスカル、いや助かる逆パターン。確かに「人を呪えば穴2つ」とあるようにパツキンが最後に因果応報でギャフンと言わされる、もっともらしいラストではあるんですけどね。少し引っかかったのがラストでその元いじめっ子がヘリに乗った時にマギーから「もう忘れなさい」みたいなセリフを言われる場面。たぶん「前を向いて歩みなさい」的な意味で言ったんだろうけど、いじめられっ子的にはかなり納得がいかないんですよねー。何勝手にワレのいない所でひとりよがりに「自己完結」しちゃってるんだよって。いじめに「もう過ぎたこと」なんて絶対にありませんから。まぁもう昔のことで復讐しようとか恨もうとかは思いませんけどね。



そのあとの残された弟がロークと一緒に島に残って死んだ兄貴を永遠に蘇らせる決断をするってのもさー、感動的なBGMで締めようとしちゃってるけどいやいやそれじゃ悪い意味で“一度死んだ兄貴”が報われないといいますか…(復活した兄貴は死んだ兄貴とどこまで同一なのか?)それも結局は残された弟のひとりよがりな“自己満”に過ぎないのではないか?



ロークは病死した妻を島のチカラで永遠に生かしていたわけなんでありますが、死んでは生き返りまた死んでは生き返り……それはつまり何度も病気の苦しみを味わい続けなければならないわけで、本当に妻を愛しているならそんな地獄の想いを永遠妻に強いることなどさせないのではないでしょうか?ロークもまた失った妻の寂しさのあまり“自己満”に走ったのです。



元いじめっ子を除く全てはパツキンによる火事で死んだ彼氏を助けようとしなかった者たちへの復讐劇だった訳ですが、終盤当の彼氏はそんなこと望んでいないことがわかります。それだって結局は彼女の勝手な“自己満”に過ぎなかったわけです。パツキンは本当の意味で彼氏なんて見ていなかった。彼氏のために復讐してたんじゃない「彼氏が死んで一人取り残された、可哀想な自分への復讐」だったとは思いませんか?



どいつもこいつも“自己満”に取り憑かれ、それを島のチカラで実現しようとする。なんと愚かな生命体その名はニンゲン!!…的なお話なのかもしれません…。








2 Comments


智広さん コンバンワです〜😊 そうですね〜私は息を吐く頻度でホラー映画ばかり見ているので感覚が麻痺してるかもですが笑ホラーレベルで言えば「ディズニー映画」レベルだと思います笑

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加藤智広
加藤智広
Feb 20, 2021

あらすじ読ませていただきました。

ホラーっぽい感じもしますが、そこまで怖くはないんですね。ホラーに慣れている方なら全く怖くないんでしょうね(笑)

夢がかなう島とは...行ってみたいですねぇ。

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