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サクッとレビューその37「ジャッジ・ドレッド」


『いやアンタも知らんのかい』

【サクッとレビュー(ネタバレなし)】




どーもどーもヤヌス!!……早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました



【ジャッジ・ドレッド】!!出ました我らが炊飯ジャー処刑人ことジャッジ・ドレッド!!アメコミならぬブリコミ!?イギリスの人気コミック雑誌「2000AD」に連載された同名コミックを95年に映画化。ブッチャーことカール・アーバンが昔東京コミコンで壇上で日本のファンに激渋声で「ジャッジメントタァーイム…」とマイクパフォーマンスして総スカンを喰らうというアメコミ界でも日本ではマイナーな作品だからか?そんな私は2012年のリブート版「ドレッド」が大好きでして、このシルベスター・スタローン版は見てなかったんですよね。



だってジャッジドレッドと言ったらなトレードマークのメットを開始早々「脱いじゃうんでしょ?」いくらアメコミ愛があろうと自身の顔の下アゴしか画面に映らないのはハリウッドスターとして許容出来なかったか(その点最後の最後までメットを脱がないリブート版のカール・アーバンの名声より役柄に徹したのはホントにすごい)何やら本作は脚本や演出にスタローンが色々口出ししていたようで、結果的に「決して素顔を見せない」という原作設定をスターの力で捻じ曲げたと……










ギルティいいい!!!!!




「罪深さ」はスタローンだけではなく彼の演じる役柄もそうで、そもそも「ロボコップ」並みに凶悪犯罪が爆発的に増えた近未来にタイーホから法律の執行・裁判・判決・そして場合によるとしつつ「処刑」までほぼ確定演出のジャッジ(裁判官)が街の秩序を管理してるんだけど、スタローン演じる検挙率No1のジャッジ界の神的存在「ドレッド」はとにかく「自分の下した裁きに間違いは絶対にない」を豪語しちゃうバツグンの聞き分けの悪さに加え生まれて一度も








人を裁く前にまず謝罪から学ぼうか?




そんな彼が冤罪により裁判にかけられ囚人となるも「俺が法だぁー!!」とブチ切れ放題で“いつものスタローン”のまま華麗なアクションとピンチを切り抜けそのまま最後までほぼメットをかぶることはないという……という中盤以降はジャッジの要素ゼロのSFアクションMOVIEとなるが、平成だけどギリ昭和の雑さ加減のSFがこれがまた堪らんという??



脚本も雑でドレッドと同じく汚職で捕まったお調子者のハッカー?と協力してだんだんいいコンビになるのかと思いきや最後の最後で突然ドレッドからガン無視を喰らうドイヒーな扱いにジャッジ評議会の長官は辞職したら“島流し”になる代わりに最後好き勝手に判決下せるただの暴挙w「アキラ」ならぬ「ヤヌス」プロジェクト……えクローンは…??泣く泣くカットされたシーンも多かったのだろうか。批評家からは残念の烙印を押されちまったようだが、冒頭の演出しかり「ブレードランナー」の撮影スタジオそのまま借りたん?すぎる“まんま”な世界観に空中のカーチェイスは一昔前の「スターツアーズ」みたいなアトラクション感覚で楽しめるし、まだ不倫する運命じゃない(おいおい)初々しいダイアン・レインも同じくメット被ってアクションを披露したり、あとはもうアラン・シルヴェストリの壮大なスコアをガンガン流してくれたらもうストーリーとかどーでもよくなっちゃう!?今なおカルト的な根強い人気がある(一部で)のも納得のポップコーンMOVIEでした!!


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