パッセンジャー(2026)
- 13 時間前
- 読了時間: 5分

【原題】Passenger
【監督】アンドレ・ウーブレダル
【出演】ジェイコブ・スキピオ ルー・ロベル メリッサ・レオほか
【あらすじ】
1台の車に乗って夜の車道を走る2人の男。1人が用を足すため車を離れている間、けたたましいクラクションの音と共に同乗者が姿を消してしまう。男が戸惑いながら車内に戻ると、消えた同乗者が上空から落下しガラスに激突。さらに、おぞましい声を上げる“何か”に連れ去られてしまう。男は恐怖に駆られて車を走らせるが、行く先々で同じ風貌の見知らぬ“何か”が道端に立っており、ついにその“何か”が助手席に乗り込んでくる。そして別の日、先の凄惨な事故を目撃したカップルの車にも、被害に遭った車と同様の、爪で引っかいたような奇妙な印が刻まれていた。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『「ローマの休日」の正しい使い方』
学生時代友人とレンタカーで伊豆半島一周して目に入った温泉は必ず入るというルーで決行した結果1日で5件温泉をハシゴして無事ゲボりましたラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました。
【パッセンジャー】!!??某クリプラとジェニファー・ローレンスの宇宙版アダムとイヴとタイトル被ってるしホラーファンの方々には観なくても“おおよそ予測出来てしまう”ような視感アリストテレスなタイトルかもしれませんし、観たらやっぱり実に既視感アリストテレスだったわけで、しかし朝10時の回でめっちゃ眠い状態で拝見したのですが朝活にも耐えうるアタマん中空っぽにして観れる!?ジャンプスケア多用のツボというツボはちゃんと押さえているから憎めない??変に気取って奇を狙ったこともせず、ホラーだけどある意味万人向けで非常に安定した、ホラー映画だったんですね〜!!
監督は「ジェーン・ドウの解剖」でホラー界をザワつかせ「スケアストーリーズ」に「デメテル号最期の航海」とコンスタントに観客に恐怖を提供するホラー専属監督ことノルウェー出身のアンドレ・ウーブレダル。だからまあヘタコキはないかな〜くらいの中くらいの期待で鑑賞したのですが、ジャンプスケアを多様する典型的な……それもおおよそ予測がついてしまう。否それでいいんだよと逆に諭されているかのような!?超王道アメリカンホラー。

まぁそれを良しとするか捻りがないとするかは好みが別れそうな所ですが。そしてこれは本作全てに言える要素で、何かひとつでもズバ抜けているものがない、変わり種を求めるなら他へどうぞとイワンコフばかりの、しかしだからこそ非常に安定して下手に外れてもいないという所が、本作最大のウリになっていると思います。何のフォローにもなってないかもしれんが、こういうホラーも必要だよ!?只今大絶賛ホラー映画大行進状態の日本で埋もれないかと危惧しつつ、向こうでも某ヒットホラー作と公開日が被ってイマイチ盛り上がらずだったという意味では不遇作と言ってもいいかもしれない??ちなみに本作は実際に殺人事件が起きた場所で撮影して結果祟られたのか撮影時に怪奇現象に遭ったなどスタッフ出演者が証言……いやそれむしろネタにしろよおおお!!!!
家を持たず夫婦で一生バン生活しながら世界を旅する人生を夢見る放浪男と、その男に付いて行く決心がついて家を振り払った女の若いカップルが、ある時夜道で事故現場を目撃し“立ち止まった”が故に?謎の存在“パッセンジャー”の呪いにかかってしまうという??アメリカじゃ普通なのかもしれないけど勝手にひとん家の前に路駐してプロポーズして近隣住民に迷惑かけたり、ながらスマホで轢かれそうになったりちょっとこのカップルさん常識が……ほら絵描き歌のボブが好きなヤツって変なオレちゃんしかいな、、、、

ゆえに個人的にカップルはどーでもいいやと思って観ていたんですが、はじめは女だけがストーキングされ男から変な目で見られてたのに、男の前にも登場してからは2人揃ってオカルトに浸透してどうにかしてヤツの呪いから逃げてやろうと、売店でヤツに効果があった魔除けの聖クリストファーの描かれたネックレスと眠気覚ましのエナジードリンクを大量に仕入れる件からなんかベクトルがおかしな方向にぶっ飛んでいき、パッセンジャーに打ち勝つ為に2人は道のどこかにあるという神聖な場所つったら教会しかないやろ?を目指す「シラート」展開へ……!?
他の人は首根っこもぎ取って秒殺するくせにカップルには何故かチマチマ時間かけてイジメるのは単に遊んでいるからなんでしょ??タイヤ交換でバンの下に潜ったら100%アカーン!!バンのヘッドライトのチカチカを上手く活用したり駐車場で停めたバンの停車位置がちょっとずつズレていく陰湿イジメ過ぎんだろ!!流石にちょっと笑ってしまったよパッセンジャーさん……。そしてまさかあの不朽の名作「ローマの休日」がホラーデビューしちゃって。その「使い方」は必見です。
なんとなくキリストパワーが通用するからデーモン系なんだろうけど、そんな霊的な存在にクライマックスはまさかの「物理こそ最強」理論でお見舞いするヤッつけ感すら清々しい。そう言えばウーヴレダル監督のデビュー作って「ノルウェーの妖精は実在した!!」って騒ぎ立てた「トロール・ハンター」じゃん。てことは地面タイプじゃん……汗
「夜道では決して立ち止まるな」→「たとえ交通事故に遭遇してもシカトして立ち去れ」が劇中の最適解として描かれるのは、夜道では事故に見せかけた強盗とか犯罪に巻き込まれる危険があるよ、という意味なのかなー。ベテラン放浪者はそこら辺をよく知っているけど、カップルみたいに放浪初心者はつい性善説が働いて立ち止まってしまう。そんな身近に潜む危険の象徴が“パッセンジャー”なのかな……。




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