プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争(2025)
- 1 日前
- 読了時間: 7分

【原題】Primitive War
【監督】ルーク・スパーク
【出演】ジェレミー・ピヴェン ライアン・クワンテン トリシア・ヘルファーほか
【あらすじ】
1968年、激戦のベトナム戦争さなか、特殊任務に就いていた米軍グリーンベレー所属の精鋭部隊「毒ヘビ部隊」がジャングルで消息を絶った。捜索のため現地に赴いた米軍「ハゲワシ小隊」がジャングルの奥深くで遭遇したのは、ティラノサウルスやトリケラトプスをはじめとする恐竜の大群だった。陸、川、空と、全方位から襲いかかる恐竜たちを相手に、ハゲワシ小隊の隊員たちは壮絶なバトルを繰り広げる。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『満足度(恐竜の数)200%マシマシのバケモノ退治といこうか』
どーもどーもラーチャえだまめです。今までロクなタイトルが「ジュラシック」一強だった恐竜映画に!?今年二石を投じる夏休みに完全新規の恐竜映画が2つも!?ジュラ紀からコンニチワしてしまった「異変」に備えよ…!!と言うわけで本日はソッチではなく
【プリミティブ・ウォー 恐竜戦争】!?ランボーもびっくりベトナムに恐竜が生息(それもワンサカ)していたぁ!?「プラトーン」×「恐竜」の誰もが(?)一度は妄想する「ディノクライシス」的なミリタリーアクション。トンデモ歴史改変戦争映画がついに公開。夢見たハリウッドで恐竜映画を作ろうとして売り込むも「スピルバーグじゃないから無理」と突っ返されボツネタの烙印を押された男が「じゃあやってやろうじゃねえか」と母国オーストラリアで半自主映画として強行手段に打って爆誕したキメラ映画、ということで気にはなっていたんですが……

“バッッッッッッカ”みたいに面白いでーーーーす!!!!
いやいや今年のダークホースならぬダイナソーはコイツだったかぁ〜!!!2026年度「鑑賞前と鑑賞後の振り幅No1映画」が早くも確定してしまったかもしれない!?「なんて映画を作ってくれたんだ(涙)」正直予告映像では「安っぽい映画だな〜ホジホジ」“本家”と比べるにはおこがましいCG恐竜のリアリティは期待せずにせいぜいドンパチしてくれたら良いかな……くらいの期待度でした。いや予告動画の期待値を軽く凌駕する「顧客(恐竜)満足度No1」と言ってもいいだろう!?全ての恐竜好きに送る、否「ジュラシック」シリーズ……いや「スターシップ・トゥルーパーズ」「エイリアン2」が好きな“SFミリオタ”には、ジュラ紀まで遡っても「観に行かない理由が見つからない」コレは早急に劇場数を拡大して頂きたいオーストラリアからトンデモクライシスなドンパチジュラシック映画がやってきちまうだなんて……
ておいおい大丈夫か「ウォーク・ストリート」!?完全に先を越された感アリストテレスのコレを観たあと果たしてアナタは「まだ恐竜映画を観たいと思うだろうか」120分強、画面を埋め尽くす「無数の恐竜」に「お腹いっぱい」になれる究極のドンブリ勘定映画「プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争」!!!一体どんな映画なのか
まず「恐竜出る前からオモロイじゃん…」舞台は1968年の激戦真っ只中のベトナム。「ベトナム戦争」で偵察任務中のアメリカ軍きってのならず者集団「ハゲワシ小隊」の活躍。もう面白いじゃん!!普通に“ごっこ”じゃない「ガチ戦争映画」やってんじゃんコレ……(汗)そしてスナイパーの一人が放つ「さあおっぱじめようぜ。」のセリフで私は確信した。「あ、これは信用出来るな」と……。

彼らの次なる任務は、ジャングルの奥地で特殊任務中に突如消息を経った「毒ヘビ部隊」の捜索。部隊の捜索、それ以外は何も聞かされず早速ヘリで目的地へ飛び立つ小隊だが、到着早々この世のものとは思えぬ「巨大な動物の足跡」や鳥のような「巨大な羽」に大きな「カギ爪」を発見する……。
“本家”がやい動物愛護がどうの生態系がどうのイナゴがどうのやって、もはや恐竜に対して「うかつに遊べない」自らの視野を狭めた結果!?横から「そんなの関係ねぇー!」こちとらバケモン(恐竜)相手にライフルぶっ放したいんじゃー!!と突っ込んで来たのが本作と言ってもいいだろう。ただ結局我々が「観たいのって、こういうのじゃないの?」シリーズを追うごとにマンネリの一途を辿る絶滅寸前の「新ジュラシック」シリーズでご満足出来なかった、そこのアナタ。ここにその「足りなかったもの」が「全て詰まっている」と言ったら?
ただ髑髏島でもないのにベトナムジャングルの、米軍基地からほんのちょっと先に恐竜がいるのに今まで気づかないて……という疑問など愚問、ガバガバな設定。いいんです!!みなさんバカになりましょう!!「恐竜恐竜!ドカーンバカーン!!」……ハイ!!と言う映画なのですから!?「なんか知らねえけど恐竜がいて襲ってくるからひたすら流れ弾をお見舞いする」小隊たちのサバイバルをひたすら全身に浴びて下さいよこのエクスタしいいいいいい…!!!

完全B級印のストーリーに反して、恐竜のVFXは“本家”に負けず劣らずな!?いや想像以上にクオリティが高い。夜のシーンも多いが真っ昼間でもちゃんとTレックスちゃんを拝めるばかりか一緒に川下りなんて「復活の大地」対抗心メラメラじゃねーか!!(スピノサウルスの海戦もあるぞ!)監督はオーストラリアの御当地スペースオペラ(?)「オキュペーション」シリーズで名を挙げたルーク・スパーク。ドンパチSFものを得意とする方のようですがお世辞にも日本での知名度はゼロに等しい。がこれ1本で日本でも知名度がドカンとバク上がりするのは時間の問題であろう。何よりこんなバケモノ映画が「ハリウッド産じゃない」ってのが一番の衝撃……アメリカ介せばやいベトナム戦争をエンタメ化しずらかっただろうし(ナチスはめっちゃエンタメすんのにね!)オーストラリア産だからこそここまで突っ走ることが出来たのかもしれない??オーストラリア産SFの底力を見せつけられたと言いますか、馬鹿に出来ない高品質なVFXにも感動してしまいました。
素晴らしいのはそんなVFXだけではない。泥臭く血なまぐさい戦いに身を投じるハゲワシ小隊たちの「人間ドラマ」も全く抜かりがない。ミリタリー映画あるある、はじめはほとんどみんな同じ顔に見えていても、彼らの「最後の勇姿」を拝む頃には彼らひとりひとりの顔がハッキリと認知できるばかりか、それまでの活躍が走馬灯のように脳内再生されちゃうくらい名残惜しさが…!?隊長の「どうして恐竜がいるんだ!!」の至極真っ当なセリフから「オレの屁は水爆並です。」「このチキン(羽生えた恐竜)野郎がぁー!!」……セリフ回しも大変アグレッシブで、そういう意味でもみなさんホントにいいキャラしてるんですよねー。
でもってモルヒネでヤクネコばりにガンギマリ状態の美人科学者に精神崩壊したスナイパー、重篤な兵士の生々しい叫び声など、妙な“リアリティ”を持たせたちゃんと戦争の悲惨さを伝える「戦争映画」としても作ってるのが憎いというか、何そこはド真面目にやってんだよー!!一応元軍人コーディネーター雇って68年当時の武器やリアルな米兵に見えるように努めたらしい。まぁ装備品がどうのライフルがどうのの前に「弾薬がインフィニティ」な時点で……(弾数なんていちいち気にしてちゃあ恐竜ぶっ放せねえだろ!!)
あと一応R指定なので恐竜が内臓ジュルジュル吸い出すみたいなグロ描写も容赦ない。ただこれも本来本家が避けてきた描写で、むしろ今までTレックスが身体を丸呑みにしたり綺麗に真っ二つに引き千切るので精一杯だった暴力描写ではなく猛獣である恐竜なんだから、という説得力を持たせているというか。それも戦争映画であるから可能にした説も唱えたい。

確かに133分という長尺は長く決して退屈なシーンがひとつもないとも言えない。しかしそこまでして「見せたいものは全部見せる」という欲張りが生んだ結果であり、それが全く関係はないが長らく恐竜映画の頂点に君臨していた「ジュラシック」では味わえかった「感動と興奮」を?何十年という長きに渡る「空白部分」を、この1作で埋めるにしたら、むしろ133分は短いとは思わないかい?
正直中盤で既に「腹パンパン」……このままエンディングかと思いきや、えまだ続きあるんすか??後半はその中盤の比じゃないこれまでの全ての要素が“倍”になる「恐竜戦争」の名に恥じぬ嗚呼激しい!画面が……恐竜だらけだあああ〜!!(by大和田伸也)そして最後は全て吹きとばせ「木っ端微塵」の大爆発で締め括る……もうどこまでセオリー通りの神映画なんだ!?(泣)感動したまますぐさま売店でパンフレットをゲット。おいおいパンフレットも“1ページ目からぶっ飛んでる”のかよおおおお!?劇中登場する恐竜、武器、小隊たちの詳細な情報を網羅した“図解”仕様に、あの山崎努監督との対談まで掲載されているパンフも超豪華ですので、気になる方はコレクションの一つとしてパンフ購入も検討してはいかがでしょうか。

続編が制作中だと……!?(日本でも絶対やれよ!)




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