シラート(2025)
- 6月10日
- 読了時間: 3分

【原題】Sirāt
【監督】オリベル・ラシェ
【出演】セルジ・ロペス ブルーノ・ヌニェス・アルホナ ステファニア・ガッダほか
【あらすじ】
ルイスは砂漠でのレイブパーティに参加したまま行方がわからなくなった娘を捜すため、息子エステバンとともにモロッコの山岳地帯から砂漠の奥地へと車を走らせる。やがて彼らは現実と幻覚が混濁するような野外レイブ会場にたどり着くが、そこにはすでに娘の姿はなかった。父子はレイブの参加者グループを追い、娘が向かったと思われる次のレイブ会場を目指すが……。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『踊れ、狂え、絶望しろ。』
なんでマルイの個室トイレでボケテ流れてんねん笑ったら出るもんも出なくなるやろ……そんなのシラート……なんかスミマセン
【シラート】!!?土曜日の仕事終わりになんか映画やってないかな〜で見つけた1本。あ、カンヌで何か賞獲ったのコレ?第98回アカデミー賞では国際長編映画賞と音響賞にノミネートされたらしい。コレは音楽映画なのでしょうか…??「今年最もネタバレ厳禁〜」いやネタバレしていい映画なんてないだろとツッコミたくなるがとにかく「何も観ずにとにかく観に行け」と宣伝に言われるがままに劇場へ。なんか1週間限定?上映みたいだけど、それにしてもこの日も連日満席に近いくらいの埋まりで連日そうらしい。よう釣れましたね〜。ということで一体何の映画かすらわからぬままみんなで闇鍋を突く感じも嫌いではない。観させてもらったのですが、いやー

今年「最高」に「最悪」な映画が爆誕
まあ確かに?ナニを言ってもネタバレになるから結果“ナニも言えないよ、夏”系の映画です。うーんちょっとどう説明したら良いか……まずあらすじにある“レイブパーティー”ってなんぞや?(教えてチャトえも〜ん)レイブパーティー(Rave Party)は、主にテクノ、ハウス、トランス、ドラムンベースなどの電子音楽を大音量で流し、参加者が長時間踊って楽しむイベントのこと。1980年代後半のイギリスで広まり、その後世界中に広がった文化だとされている。ふーんだからみんな四六時中ゾンビみたいに踊り狂っていたのね。広大な砂漠にそびえ立つ巨大なスピーカー。そこから流れる“ビート”。響き渡る“振動”。これは完全なる“劇場専用映画”と断言できる。「LIVE映画」。

人は何故踊るのか。そこに「ビート」があるから。

砂漠は「この世の縮図」。
なんか兵隊さんが出てきた時は「あ、EU問題?ガッツリ意識高い系ね〜」とか思ったけど、そこまで紛争とか一国の社会問題とか知らなくても大丈夫。勿論宗教や世界情勢などの知識は有ればいいが、なくても殆ど問題なく観れたのは意外でしたねぇ。でもエンタメもしていないですわコレが。「意地悪」なくらいに___。

「マッドマックス」「恐怖の報酬」から「エンタメ」をごっそり抜きました。

やめてやめて。本当にやめて。

“全て無駄だった”のか_____?
“フリーダム”の象徴の“音楽”が、「ここまで遮られるのか。」そこに深いテーマを考察してもいいが、私的には鑑賞中の、その瞬間瞬間の「感情」が、本作における、ありのままの「感想」なのかなと。直感が大事というか。「考えるな感じろ」。まるで音楽を聴くように…。
ポスターにある「予測不能」……は、ストーリーそのものが無いに等しいから予測もクソもないという話。ちょっと意地悪な言い方をすると鑑賞後に残るのは「インパクト」のダメージだけで、あまり記憶には残らない映画、なのかなとも。それは体感型映画のサガだし先述した意図的なストーリーの排除がそうさせているわけで。皆ネタバレ出来ないから、とにかく「ヤバい」とか「凄い」としか言えないんですが、ちょっと過大広告のような気も感じました。
タイトルの「シラート」はアラビア語で「道」。審判の日に天国と地獄をつなぐ橋の象徴として、橋の道幅は髪の毛よりも細く剣よりも鋭いとされている。

生かすも殺すもビート次第。





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