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ラスト・サバイバー(2026)

  • 12 時間前
  • 読了時間: 6分

【原題】The Dog Stars

【監督】リドリー・スコット

【出演】ジェイコブ・エロルディ ジョシュ・ブローリン マーガレット・クアリーほか

【あらすじ】

謎のパンデミックにより人口の大半が失われ、生き残った者たちが奪い合いを繰り広げる荒廃した世界。パイロットのヒッグは、元軍人のバングリーと共同戦線を張ることで日々を生き延びていた。心の拠り所は、愛犬ジャスパーの存在と亡き妻の記憶だけ。そんなある日、彼のもとに無線を通じて謎の声が届く。世界の終わりになお希望が残されているかもしれないと考えたヒッグは、その声に導かれるように、未知の空へと飛び立つ決意を固める。(映画.COMより)



【感想(ネタバレなし)】

『終末ゾンビサバイバル映画✕ 終末“イケおじ”映画◎』






どーもどーもラーチャえだまめです。早速ですが本日はコチラを拝見させていただきました。



【ラスト・サバイバー】!!!御年89歳のまさに生きるレジェンドリドリー・スコットの、な、何十作目…?もう数えるのはやめよ……(汗)10作目で綺麗に監督業を引退するとカッコつけるタランティーノに「タラタラしてねえで早くとっとと映画を撮れ」と一刀両断した我らがリドスコが「グラディエーター2」の次に撮ったのが“SF終末もの”ですか……まぁ先に言うと既に日本でも口コミが挙がっているように実に“型にハマった”言うなれば“よくある終末もの”の域を超えていない、似たようなSF映画のソレと、全米公開後の興行成績もビミョーというのも納得の感想なんでありますが……



ちょっと待ってくれ。見捨てるにまだ早い。本作はハリウッドで最も“今旬”な若手スター2名を起用したフレッシュな映画……の、皮を被った脇を固める大御所イケイケオジサン俳優の「更年期フェロモン」にキュンキュンする映画!?(♂)なんじゃないかと……(お前は何を言っているんだ)









主演は「嵐が丘」デル・トロの「フランケンシュタイン」と最近大作映画に引っ張りだこの“フェロモンの巨人”ことジェイコブ・エロルディ。今から当たり前のことを言います高身長!イケメン!!愛機のセスナが小さく見えるくらい高身長モデルスタイルで全世界の女性を魅了するのも時間の問題、「フランケンシュタイン」でフルメイクでは隠しきれない美しい瞳と、もはや子犬ばりにキュンキュン鳴く史上最も“抱かれたいフランケンシュタイン”と言っても過言ではなかったエロルディですが、未曾有のパンデミックで妻に先立たれ、今は絶望から救ってくれた愛犬“ジェスパー”と共に崩壊した世界でサバイバル生活を送る“ヒッグ”を演じております。



そして旅の道中出会う若い女性“シーマ”を「サブスタンス」で驚異のボディ崩壊を見せたマーガレット・クアリー。「久しく音楽を聴いていない」シーマがヒッグの持っているアイポット?で音楽を聴いた瞬間の顔の表情の作り方が、わざとらしくわぁすごい〜!!ってオーバーリアクションじゃなくて、声をあげず、でもパァ〜っと乾ききったマインドに徐々に水が注がれていき潤っていくような、感情のトキメキを見事に演じていて。私はハリウッド版「デスノート」のミサミサで知ったマーガレットですが、もう既にショーレースで名の轟かせておりますし、近い将来アカデミー主演賞を掴み取りそうな予感!!



そんなハリウッドの売れっ子俳優2名がメイン……ではございません!!本作のメインはズバリジョシュ・ブローリン×ガイ・ピアースのブロマ……激渋オヤジのカッコよさ。これがもうすごいんですありますよ!?



どうやら“父親”ではないらしいヒッグのパートナーとして主に基地の防衛に当たるジョシュ演じる“バングリー”は「まず射殺してから挨拶しろ」と言うくらい部外者に冷酷かつ攻撃的な元軍人で平和主義者のヒッグと衝突する頑固オヤジなのだが、ある事がきっかけでヒッグと衝突して黙ってセスナで旅立とうとするヒッグに「ガッテム」無謀な過ちだと引き止めもしないつもりが、「俺に何も言わずに出ていくのか」と寂しさを漏らすばかりか別れ際に仲直りに袋いっぱいの手榴弾のプレゼントまでする相変わらずぶっとい二の腕のチラ見せサービスショットもあるガチムキ姿で尊い…!!??



一方ガイ・ピアース演じる“ ポップス”はマーガレット演じる“シーマ”の父親で、空から落ちてきたヒッグ=王子様だと初対面で完全にマインドを射抜かれて目をギラギラさせる娘シーマを(そりゃ空からこんなエロいディ降ってきたら全お父さんは諦める他ない)心配し部外者のヒッグをしばらく敵視するんだけど、なんやかんやヒッグの手助けをしてくれるばかりかウイスキーで乾杯しちゃうくらいすぐに打ち解け合う、そして2人とも“銃の構え方が鬼カッコいい”特に戦闘能力バカ高いバングリーは監視塔からスナイパーライフルでヘッドショットキメまくるし終いにはヘルメットに暗視スコープ、全身フル武装で……「ボーダーライン」姿のジョシュが再び拝めてしまうという!?ホップスはホップスでカウボーイハットがまた似合うんだな〜!!!で2人とも“白髪の無精ひげ”それでこの色気。いやマジで全ての50〜60代の見本のようだ……2人の勇姿を拝めただけでも映画ファンとしては結構満足出来るのではー!?



広大なセットにVFXと、終末映画って金かかりますよねー。大作映画なんでありますが本作はセスナで飛ぶシーンが多いんですけど、飛行中のセスナをさらに上空から撮影したショットやセスナ視点で見せる“広大な自然”いやもうセスナじゃなくて背景が主役だろコレ!これがもうネイチャー番組かってくらいキレイすぎて、IMAXでも良かったかなーと思いました。文明が崩壊して人類がいなくなった世界。都心部ではかつての面影だけが残る荒れ果てた殺伐とした灰色の世界が広がり寂しさを感じさせ、反対に大自然はむしろ人類が滅んで生き生きしだしたんじゃないかというくらい、青々として美しい。この対比も素晴らしい。



ウイルスにより人類が死滅した……わずかに生き残った生存者とウイルスに感染した感染者たちとのバトルがメイン、と野暮な映画を勝手に想像していたのですが、本作は原作小説の“いつかぼくが帰る場所”のタイトル通り、絶望の世界からの“七転び八起き映画”と言いますか“安息の地”を見つけるまでの物語なんですよね。なんかよくわからんヒャッハーした武装人間も出ます。見ごたえあるアクションシーンもあります。けど本作のメインは“残された者”たちが過去と向き合い、向き合ってきたからこそ、“次の人生”を生きていくか、人生の再生を描いた“大人の映画”と感じました。ゾンビ映画とはまた少し違う。まぁ観ている側が勝手にウイルス崩壊→「アイ・アム・レジェンド」みたいなものを期待するのが間違っていると言われればそうなんですけど。。。。。(汗)



それにその「マッドマックス」ばりに暴徒化した民族?世紀末らしい野蛮族も登場してヒッグたちを危機に陥れるわけなんですが、はっきり言って“魅力はほぼゼロ”。彼らを束ねるボス的な存在もいないし(たぶんいたんだろうけど)彼らの説明が一切ない。あくまでクマとかトラとか獰猛な野生生物の類の一つのような扱いなのであまり期待しない方がいいです。ただし個人的に馬に乗って襲撃してくるシーンがさながらリドスコの「ロビンフッド」や「ナポレオン」を彷彿とさせる実写の迫力があってそこだけカッコよかったですけどね。あ、最近生存率高めな「※イヌは無事ではありません 」まあ直接的なシーンはないので……



いやー個人的には悪くない出来だと思うんだけどなー。美しい自然のビジュアルにテーマもシンプルでわかりやすいし。あまり深く考えずに肩のチカラを抜いて楽しめる、そんな映画でしたねー。


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