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サクッとレビューその12「スモール・ソルジャーズ」

更新日:2023年8月19日


『オレのブーツにゃあベレッタM92』

 
【サクッとレビュー(ネタバレなし)】





買ってしまった……



まんだらけで……




DVD、Blu-ray、スチールブックはまだいい。置き場所を選ばないから。そして“ギリ引かれない”「わぁ〜何この映画面白そう〜!」「あーソレかい?それはねぇーデイヴィッド・クローネンバーグ監督の「ビデオドローム」って言う……」それに引き換えフィギュアというものは……“人権がない”異性受けはまぁ“一般的”にはあまり好ましくない。そして何より置き場に困る&高価。故に今までフィギュアだけは手をつけないと心に誓っていた、でも今日からオレは














チップ・ハザード少佐を抱こう





と言うわけで異性受けする部屋とか気にする前にまず彼女作れよ(ついでに涙拭けよ)マンダロアの泉はどこですか?ラーチャえだまめです。物心ついた頃に親にVHSを見せられそれ以来“誕プレでせがんだのにフィギュアが売ってないという理由で「トイストーリー」の等身大ウッディとバズ人形を「妥協」案として渡された”大人になってその「思い出補正」が爆発した今日ご紹介するのはコチラ



【スモール・ソルジャーズ】!!もう何回観ているのだろう「グレムリン」のジョー・ダンテ監督が「グレムリン」に次ぐ「愛され玩具商品」として爆誕させたものの、蓋を開ければ“「トイストーリー」の二番煎じ”と散々たる言われようで評価はイマイチ……らしい。いやいや私としては「これほどまで子ども心を掻き立てられる映画」はそうないのでは?今回フィギュアのご縁もあり再視聴致しましたが、改めて「こんなによく出来た映画」だったのかと。まず先程言ったジョー・ダンテ監督を筆頭にジェリー・ゴールドスミスのスコアに特撮はスタン・ウィンストンですよ?さらに宇宙人トミー・リー・ジョーンズを豪華にも“おもちゃの声”を担当させ、当時「ジュマンジ」の子役か〜、なんて見ていたクリスティン・ダンストが「スパイダーマン」で松潤……間違えたMJ役で日本でも人気になる前の出演作だったりポテンシャルは抜群。



VFXも98年製で今よりもずっと見劣りするはずなのに「T2」のT1000が液体金属素材という利点でCGの荒がさほど目立たないのと同じ理屈で人形特有の「ぎこちない動き」と「ツルツルした質感」が?実はとってもCGで再現するに適していたという……今見ても「実写に上手く溶け込んでいる」技術力の高さも評価できると思うのですよー。だからもっともっと知って欲しい、評価されてもいい映画だと思うんだけどねぇー。



アクションフィギュアが勝手に喋ったり動いたりするだけならまだしも、自ら学習し敵対する人形同士で勝手に殺し合い場合によっては(いや結局そうなるのだが)人間にも反旗を翻し恐怖の人形と化す「ホラー要素」。そして何故そんなキッズが遊ぶ「おもちゃ」に高性能機能が備わっているのかと言えば、おもちゃ産業に参入した軍需産業の「殺人プログラム」即ち軍用チップをあろうことかおもちゃに搭載してしまっt……んな阿保な!?「おバカ要素」、この二つが見事に合致。



しかしその「ホラー要素」の比率が少々高すぎた(確かに「トイストーリー」でもシドを脅かす場面などでホラーチックな演出があるが3Dアニメーションゆえ怖さは軽減されている)為に「子ども向け映画のようであまり子ども向けじゃない」という矛盾を生み、客層が定まらず結果的に大ヒットまでには至らなかったのはその為か?私と同じように小さい頃に今作を見た人の中には、後半のバービー人形っぽいおもちゃの顔が怖すぎてトラウマになった人もいるかもしれません。子どもに悪影響……とはなんとも本末転倒のようにも聞こえますが、いやいやしかし今作は親子で見る価値のある、頭皮ケアより子どもの発育に良い刺激を与える良い映画なんじゃないかとも思うのであります!?(当社調べ)




 



「グレムリン」が「非行に走る悪い子」のメタファーなら、今作は「暴力=遊び」と捉える危うさを描いた映画だと思うのです。子ども達は知らず知らずのうちに人形を使って「戦争ごっこ」をして楽しむ。人形ですから身体がバラバラになっても「痛い!」とか言わないですよね?子ども達は簡単に「彼ら」を傷つける。子どもたちの「遊びの一部」にはそうした「暴力」的な一面も存在することの警告?今作で印象的なセリフがいくつかあって、まず先程言った「人形は痛みを感じない」に対して今作はあえて「人形に“痛々しいセリフとシーン”」を仕込んでいる所。人形達が悲鳴をあげたりちゃんと「死亡」する場面まで出てきます。人形をまるで生き物のように見せる意図はココにあるのではないかと。



もうひとつはコマンドー・エリートの長、チップ・ハザードの「人形だって痛みはある」(だったっけ?うる覚えで…)とおもちゃ配達員の「おもちゃは怖いぞ」というセリフ。これらのシーンやセリフはまさに「おもちゃをぞんざいに扱うな」というメッセージが込められていて、そこにも「暴力」への問題定義を絡めてると思うのです。ダンテ監督はユーモアたっぷりな作品の中に社会的なメッセージも刷り込ませたかったんじゃないかと。ただのポップコーンムービーでもないような(「スターシップ・トゥルーパーズ」が子どもに戦争の恐ろしさを教える教育映画だと同じようn……え違う?)でね、そう考えるとある一つの問題が















笑顔で人形を問答無用で切り刻むクリスティン・ダンスト最恐説

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