top of page

ダーク・プロトコル(2021)


【原題】Death Valley

【監督】マシュー・ニネーバー

【出演】ジェレミー・ニネーバー イーサン・ミッチェル クリステン・カスターほか

【あらすじ】

山奥の地下壕に作られた極秘バイオ研究所が、何者かの襲撃を受けた。SOSを受けた特殊部隊が急行、正体不明の敵部隊と激戦を繰り広げる。傭兵のベケットたちは地下基地に潜入、科学者のクロエを救出し、恐るべき秘密を知る。その研究所では、氷河から発掘した謎の生命体と、人間の細胞との融合実験を行っていたのだ。そして、“アダム”と名付けられたモンスターが誕生。敵の狙いは、究極の兵器となるアダムを奪取することだった。ベケットはクロエを護りながら、決死の脱出に挑むが…。



 
【感想(ネタバレなし)】

『(おいリハより息クセェじゃねえか……)』

 




どーもどーも海外製の電子レンジで作るポップコーンを買ってきて家で映画見ながら食べようとルンルン気分でレンチンしたら袋が「コレ絶対に一人じゃ喰えない」量まで膨れがあってどうあがいても絶望の皆さんコンバンワー、ラーチャえだまめです。と言うわけで本日は食べることに夢中で殆ど画面に集中出来なかっ……人体に無くてはならない栄養素、タンパク質を多く採れる食べ物はなんだと思いますか?鶏むね肉?マグロ?ブロッコリー?



……“クリーチャー”ですよね??そんな定期的に接種したいクリーチャーMOVIEを本日はご紹介したいのですが



【ダーク・プロトコル】!!??ええジャケ借りですよジャケ借り。あ、オリジナルの方ね。ちなみに日本版ジャケには“本編に一切姿を現さない金髪美女”が写っている「純度100%着ぐるみクリーチャー」は開始数分で包み隠さす画面一杯に映り込むというのにぃぃ!?この前紹介したニール・マーシャルの「ヘル・ディセント」もそうだったか、本当の「着ぐるみクリーチャー」好きは、あえて着ぐるみだと視聴者にわからせたいのか「出し惜しみしない」癖があるらしい……



クリーチャー映画の常識をある意味打ち砕く早くもクリーチャー愛が止まらないのもそのはず?監督は日本でもプチブームを巻き起こした“PG”映画ことスティーブン・コスタンスキ監督の「サイコ・ゴアマン」で、サイコ・ゴアマンを演じたマシュー・ニネーバーという方なのです!!道理で「バイオハザード」のネメシスっぽい顔面でグロくてたまらんわ、なんなら本作でも好きすぎて我慢出来ずに監督自らクリーチャーの中に入っちゃってんだから!?キャ〜ニネーバーさんのエッチぃ〜!!……そんなクリーチャーファンの心得をしっかりと理解しているかどうかは定かではない



物語はどこぞの山奥にある研究施設がクリーチャーに襲撃され囚われた美人科学者が??“雇われ特殊部隊”にSOSを送るわけなんですが、奥さんは一人でベビーベッド組み立てるのにてんてこ舞いで今すぐにでも家に帰りたいベケット(来いよベケット!!byワイフ)と「この世の全ては女だ!」を豪語する相棒のジュニアの2人が救出に向かう。その後予想だにしないスーパーナチュラルな事態に巻き込まれるとも知らずに……。



特殊部隊に謎の研究施設。何故こうも人はこの2ワードに心躍らされてしまうのか。しかし研究施設に入るまでは“尺稼ぎ”的なミリタリーアクションが炸裂。低予算&少ないキャストですがなかなか頑張って演出しております。一通りドンパチした後「お時間になりました。」とばかりに施設内部へ侵入。あ、ちなみに特殊部隊と言っても先程のスーパーな2人しか出ません。一応Aチームもいるんですけど、ソイツらは役者の判別もつかぬまま一瞬でクリーチャーに一掃されて出る幕なし!終了!!



どこぞの工場で撮影されたか冷たく薄気味悪い施設の中の雰囲気も最高で、そこに変なレントゲン写真とかカセットテープとか某ゲームのアイテム的な感じで配置すりゃあもう世界観はバッチリ過ぎるぜ??氷河の中に太古の昔から氷結状態で眠る物体Xならぬ“検体N”と?人間のDNAをかけ合わせて爆誕した“アダム”とかいう超生命体が元凶らしいのですが?さらにまたソイツのDNAに人間が“感染”すると?今度は本作のメインクリーチャー“ネフィリム”が爆誕する……(ややこしいな!)“アダム”とは一体何なのか、そんなミステリー要素も折り込みながらベケットとジュニアは美人科学者と無事合流し外へ脱出を試みる。



施設内に計21体もいるネフィリムは毎度毎度“一体ずつしか登場しない”(たぶんスーツが一着しかない泣)ならその前フリいらなくね?美人科学者はひたすらゲロ吐きまくるしおやおや?という展開も……しかしながら物語自体は意外と起承転結しっかり作られており、特に中盤〜後半からちょっとずつ面白くなってくる。ちょっとしたドンデン返しあり火炎放射器で豪快に焼き払え!!したり、最後まで楽しませてくれるぞー。



ベケットとジュニア。結局最後まで“ブラザー”なのかわかりゃしないが、ベケット役のジェレミー・ニネーバーは監督と兄弟で、たぶん監督はベケットとジュニアの永遠の二人三脚物語を作りたかったのだろう……というのがわかるわけねえだろラスト。いやーもうちょっと予算注ぎ込んで規模を大きく出来たらBマイナスからBプラスくらいにはなれたか?(ほぼ変わんねえじゃねえか!)

0件のコメント

関連記事

すべて表示
bottom of page