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ホビッツベイ(2023)


【原題】The Tank

【監督】スコット・ウォーカー

【出演】ルシアン・ブキャナン マット・ウィーラン ザラ・ナウスバウムほか

【あらすじ】

1978年、オレゴン州。ベンとジュールズの夫妻は、他界したばかりのベンの母から海岸沿いの廃墟を相続する。今までその家の存在すら知らなかった夫妻は、戸惑いながらも7歳の娘レイアと愛犬を連れて現地を訪れる。40年間放置されたままだったその家は、入り江をのぞむ美しい景観の中で不気味にそびえ立っていた。きれいな水を家に供給するため貯水タンクを修理しに向かったベンは、長い間閉ざされていた栓を開けたことで、そこに眠っていた“ある生き物”を解き放ってしまう。(映画.COMより)




 
【感想(ネタバレなし)】

『未体験ポイントその⑦ 両生類は色々都合がいい』

 




どーもどーも日中ベランダで亀の甲羅干しは四六時中目を離してはいけないラーチャえだまめです。未体験ZOOOOOON!!!!本日はそんな蜘蛛女の横で“両生類”がダーウィンも度肝を抜く独自の進化を遂げてしまった!?



【ホビッツベイ】!!!全国のバケモノ映画愛好家の皆さん大変長らくおまんたせ致しました未体験恒例「クリーチャー部門」の登場でありますパチパチパチパチ〜!!!いやー毎年“レンタルスルー一直線”の異星人かクリーチャーものを必ず何かしら発掘して上映してくれる、バケモノ大好きっ子クラブのオトモダチにはこれ以上ない聖水、あいや心が、じょ、浄化されいくぅうううー!!!!……ハァハァ



無論今年の未体験でイチバン期待してましたよ!?“むしろ原題の方がシンプルなのでは?”ややこしい邦題とまさかの逆転現象が起きた原題の「The Tank」!!!は以前YouTubeのオヌヌメ動画で発見して(いつも何検索してんだよ)なかなか面白そうだな〜と、それがまさかこのゲテモノ映画のはきだめこと未体験ゾーンに落ちてくるとは、、、、、ラッキー。



しかも先に言うと今回クリーチャーデザインはかの有名な「指輪物語」のVFXを手掛けたスタジオ×ほぼ全編CGに頼らず「実写」で製作されているんだとかぁ!?2024年も匠のほっかほかの“手作り”のぬくもりクリーチャーをスクリーン上で感じることが出来るなんて、もうコレだけでバケモノ保全委員会の皆さんには眉唾物の既によ、ヨダレがぁぁあxじゃsん。あslkん・あ;……



……てか早く映画紹介しろよッ!!!と怒られそうなので早速始めて参りましょうね!!













予告編「は」面白そうだったのに……グヌヌ!!!(終了〜)





 




……てのはウソで〜。物語は何故かスマホもない1978年が舞台??ペットショップを経営する3人家族の元に、夫の亡き父親名義でオレゴン州ホビッツベイにある“土地の権利書”が見つかったと弁護士から知らせを受ける。そんな話は寝耳にウォーター……と半信半疑の夫。とりあえずホビッツベイの海岸沿いにあるその土地に向かってみると?家具や食器から何やら全てそのままの状態で半ば廃墟状態だが立地がめちゃくちゃいいコテージが建っているではないか??マンマミーヤこんな素晴らしい場所があっただなんて!と浮かれる3人。早速すぐに改修作業に取り掛かる。コテージのすぐ横に“巨大な貯水槽”を発見。暗がりの中を除くと水は抜かれている。両親はその昔地下水を組み上げこの貯水槽に貯めていたようだが……両親が亡くなった後発見されたコテージ、何故息子に“今までその存在を知らせていなかった?”そこにはある夫家族が長らく封印してきた“驚きの理由”が隠されていた……??



とはあ早い話が、実は高額査定もありえる絶景のコテージを譲り受けたら親の“負の遺産”の何物でもないとんでもクライシスな“生き物”の飼育権利まで継承してしまった!?身内泣かせの「ヘレディタリー映画」だったんですねー。まず第一“なんて親御さんずっと秘密にしてたん??”というか、もし実の息子に永遠に秘密のままにしたかったら普通さっさと土地売却しない??未体験な危険な土地をわざわざ中途半端に手放さない理由もないし、故にそんなこと知らない息子夫婦は?当然こんないいコテージ手放すのは勿体ない!と当日から住み込みで改修作業に入るわけです。するとその“臭い”を嗅ぎつけ長らく眠りについていた?“ヤツら”が再び活動を再開する____













想像以上に「ヒト」だった。。。





勝手にシャークトパスみたいに触手があって“もっと大きな”ヤツを想像していたら意外と……(イメージは「モンスタートラック」)てかほぼコモドオオトカゲじゃねえか!!(だから1978年にしたのか?)いや“ヘッド”はよく出来ております!!!詳しくはネタバレになるのでご説明致しませんが顔面ゆで卵……板東英二タイプと言うべきか、ただ腕が細い!!女子の腕や!!四つん這いのヒトなんじゃあ〜!!(泣)序盤のシーンでコイツの祖先っぽいのがチラ見せされるが、一体何をどうしたらこんな超進化を遂げてしまうのか??が、こんなヤツらが貯水槽の中を寝床にして?ウジャウジャいる“夢”はある!?あとはやっぱり“特撮”ね。先程も言いましたがほぼ実写。エラい!このご時世、限りなく絶滅危惧種と化した着ぐるみ技法でここまでリアルに再現してくれただけで文句を言ってはいけないのかもしれません!!ちなみにその全貌がわかるのはだいぶ先です!!しばし待たれよ!!いやだいぶ待たれよ!?



まぁまぁ勿体ぶる感もありつつ、相変わらずの保安官の無能っぷりや出てきた瞬間「あ、この人餌になる人だ。」とわかる蚊帳の外の人は容赦なくアボンされるのに家族だけは“謎の補正”でバケモノも甘咬み程度に手加減してくれるホントに中身人じゃねえかy……クリーチャーMOVIESのセオリーをきちんと守りつつ、ダメな夫に代わり妻が藁とか掴む“3本爪”を武器に水の張った貯水槽の中に堂々と浸かりバケモノと死闘を繰り広げるヒロインアクションも堪能出来ますし?スマホのない時代を舞台にすることで“不便さ”を都合よく使い、そういえば無機質なスマホのライトで全て事足りるから最近ランタンやライターの光を頼りに進むシーン見なくなったな、なんていう昭和ホラーの良さを感じさせてくれたり??



両生類の特性を生かし水上のみならず地上にも解き放ち活動範囲を広げたところはGOOD!だがしかしバリバリ地上にも進出しまくるからタイトルの“貯水槽”の意味があまりないかもですね??(だから邦題に変えたのはある意味英断?)ちなみに監督のスコット・ウォーカーがコロナパンデミック中に遭遇した“実話”を元にして作られた……コロナでうなされてたん?

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