クレイジーハウス 地獄の復活祭(イースター)(2024)
- ラーチャえだまめ

- 3 時間前
- 読了時間: 5分

【原題】Krazy House
【監督】ステフェン・ハールス フリップ・ファン・デル・クイル
【出演】ニック・フロスト アリシア・シルバーストーン ヤン・ベイヴートほか
【あらすじ】
敬虔なキリスト教徒であるバーニーは、妻や2人の子どもたちとともに平穏な毎日を過ごしていた。ある日、水道が壊れてしまい途方に暮れていると、タイミングよく修理業者の3人組が現れる。彼らは父親と息子2人で修理業を営むロシア人親子で、バーニーは水道の修理を依頼するが、親子はなぜか次々と家を破壊。実は彼らは脱獄犯で、バーニーの家に眠る“何か”を探していた。突如として家を占拠され秩序と信仰が崩壊していくなか、バーニーは家族を救うため、これまでにない行動を選ぶ。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『未体験ポイント③ゲスの極み「ワンダビジョン」』
どーもどーもラーチャえだまめです。未体験〜……ゾーンゾーンゾーンゾーン…
はい、というわけで連投が続いておりますが本日も懲りずに早速お付き合い頂くということでおーおーこれまた「未体験」らしさフルスロットルの!?超絶ゲテってる映画がやってきてしまいました
【クレイジーハウス 地獄の復活祭(イースター)】!!!……謝肉祭ですか?「フルハウス」的な属に言う“シットコム”(シチュエーション・コメディ)80年代の温かいファミリー向けホームドラマかと思ったらクレイジーすぎる「シンプソンズ」だった、みたいな映画と言いましょうか??ホラーアンソロジー「VHS」の1エピソードのような導入、架空のシットコム「クレイジーハウス」の愉快なOPからはじまる本作。ニック・フロストデカくね?えデカくね?「ホット・ファズ」「ショーン・オブ・ザ・デッド」など親友サイモン・ペッグとこれまで散々楽しませてくれたイギリスのコメディアンで次回作にドラマ版「ハリポタ」のハグリッド役が控えているわけですが、てかもうリアルハグリッド体型じゃん!?そんな彼が一家の大黒柱のお父さん、あちなみにお母さんはあの乳首バッツこと「バットマン&ロビン」でバットガールを演じたアリシア・シルバーストーンだと…!?

いつもガムばっかり噛んでる長女と科学オタクの長男、ゴールデンレトリィバァを含んだ4人(+1匹)家族が織りなす爆笑珍行動?シットコム特有のスタジオ丸ごと一軒家、広い画角、「ここで笑え」とイワンコフばかりの“外”にいる視聴者の笑い声。はじめは何の変哲もないただのコメディドラマ、だったのですが……
そこへどこからともなく現れた共産主義者のマンマミーヤなロシアン親子の水道業者がやってきて(呼んだのはこっちだけど)愛する家族を、愛するマイホームを根こそぎめちゃめちゃにされ精神安定剤だった“愛するキリスト”にも見放されちゃあ父ちゃんアタマプッツンするのも必然だよー!?シットコムから突然“シネマサイズ”にガラリと変わるなんとも奇抜な展開はMCU「ワンダビジョン」のような演出でしたねー。
でそこからが実に酷い(褒め言葉)愛犬の頭が吹っ飛んだり目の前で妻が水道業者に犯されたり木彫りみたいな◯◯◯でアメフトはじめた時は何故か劇場版「ケイゾク」の泉谷しげるの“クビフト”を思い出した……そんなドイヒーなシーンも爆笑必須がオランダ流?正直アメリカンならぬオランダのブラックジョークもあまり刺さらずむしろ圧倒的に不快感を抱く人の方が大多数のような気さえしますが??個人的には生ぬるくせずむしろよくぞここまで突き抜けてやってくれたなーという

動物愛護に同性愛ポリコレポリコレポリコレ……もうそーゆーの飽きたわああああ!!現代の“業界規制ラッシュ”の流れにキリストさんもついていけませんよね??と世の中を壮大に皮肉っているというか、この世の「不適切」にあえて真っ向から反旗を翻すスタイル。またスタジオの外にいる笑い声担当の“視聴者”と我々がそのままリンクするんだけど、どれだけスタジオ内で不謹慎に暴れようと外の視聴者に見守られている限り笑いに変えられる、「だってスタジオの“中”だから良いでしょう?」視聴者が一種の「安心材料」として利用される、シットコムそのものも皮肉っているのも面白い。
そしてこれはつまるところ全てお父さんの脳内イメージVTRなのかなーとも思えて。お父さん的にはまさにシットコムに登場するファミリーが理想でそれを築き上げたつもりが、部外者の乱入でマイホーム=夢が壊された。妻や娘息子たちが部外者に次々乗っ取られていくのは、実は家族に対する父親の自信の無さの裏返しで自分の手から簡単にスルリと抜けてしまうほど関係性が軽薄になっている暗示だと思いました。現実では家族が自分を頼ってくれない、認めてくれていないことに対する欲求不満が、キリスト崇拝や脳内シットコム的ファミリードラマの中に自分を留め現実から目を背けていたわけです。
そんな孤立した哀しいお父さんが汚名返上とばかりに自らの殻を破り再び家族の中心として返り咲く実は感動のサクセスストーリー、という側面も持ち合わせているから憎い!クライマックスにかけて物語の落とし所が決まらずダラダラ浮遊さえせずにラストもスッキリ終わってくれたらかなり好きな部類の映画ではありました。エンドロールのシーン台本無しでやったろ!あのグダグダ感が一番ツボりました……。
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