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サクッとレビューその38「サウンド・オブ・サイレンス」


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『※ただいま待機中』

【サクッとレビュー(ネタバレなし)】




もーもどーも夜中にじゃがりこを食べるのが趣味ですラーチャえだまめです。本日はそんな豪快に咀嚼音を立てる流儀すら通用しない、またしても「音を立てたらエラい目にあう」コチラの映画を拝見させて頂きました



【サウンド・オブ・サイレンス】!?あーあったあった、こんなヤツあったわ〜。去年ヒュートラで予告見たっけ。まあ確かに劇場でやれば効果的面??知らぬ内にサブスクに入っていたので再生ボタンをポチり……って冒頭から「音を立てたら…」と言うより「シャザム!」今度やる「アンティル・ドーン」のデヴィッド・F・サンドバーグのデビュー作「ライト/オフ」に非常に酷似しているとな…!?おぉ〜きなノッポのおじさん……が修理した古いラジオから流れる謎の声。「静かにして」……不気味な女性の声がラジオから聞こえたあと、ラジオをカチッON、カチッOFFで「出現する何か」の演出がもう完全に「ライト/オフ」のそれなんですが……汗


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本作はアルジェントを輩出したイタリアンホラー。監督が「T3」とかいうディレクターグループ?名からしてコレやってんな、やっちゃってるよねコレ組織的反抗だよねコレええええー!!?



主人公はイタリア人だけどアメリカに住む歌手の卵でイタリアの両親が怪異に巻き込まれたと知りボーイフレンドのアメリカ人も連れて(勝手についてきて)帰郷する……イタリア製だけどセリフはほぼイングリッシュであります。何故音が出ると「ソレ」が出現するのかシステム面は謎ですが学校のチャイムみたいなバカでかい音がする洗濯機にハエがライトに感電する音もダメだって?日常生活で意外と音が出るシーンってアリストテレスじゃねえか……!?という絶望に気づけるかもしれません!?ラジオに向かって「あなたは誰?」の質問にもただ「静かに」しか返ってこないダメだ会話にならねえわ……その深いワケも一応あるにはあるのですが……。


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「クワイエット〜」以降爆発的に増えた「音を立てたら(あるいは◯◯したら)の制限付き)ホラー」の中で本作はそれほど爪痕を残せたかというと正直なところ微妙。脅かし方はワンパターンだしあまり怖くないという致命的な問題から、確かに主人公が歌手を目指しているのがトドメの伏線になっていたりするが、例えば「音」を逆手にとった作戦とかあっと驚く仕掛けのようなものもなく実に単調。ホラー描写にもシナリオにも期待しない方が無難かもしれません。あと画面が「江戸か?」ってくらい別に電気がきてないわけじゃないのに何故か部屋の中が真っ暗なのもご家庭のTVでは見づらい。小さな間接照明くらいで生活してるエコロジストのご家庭なんですか??登場人物も少ないし舞台も実家のマイホームのみ、非常に小規模だからこそ、もう少しひねりの効かせたシナリオが見たかったな〜。



なんて思っていたらラストでひねりってそういうことじゃないんだよレベルのえこれシリーズ化すんの!?死霊館ならぬ「骨董品館」シリーズ狙ってますー!?(むしろおまけシーンの方が本編より「面白い」って何?)

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