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スター・ウォーズ マンダロリアン・アンド・グローグー(2026)

  • 9 時間前
  • 読了時間: 8分

【原題】Star Wars: The Mandalorian and Grogu

【監督】ジョン・ファヴロー

【出演】ペドロ・パスカル シガニー・ウィーバー ジェレミー・アレン・ホワイトほか

【あらすじ】

物語の舞台は、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」後の銀河。帝国崩壊後も新共和国の統治は行き届かず、無法者や帝国軍残党がはびこる混沌とした時代が続いていた。そんな中、強大なフォースを秘めた孤児グローグーは、その力を狙う者たちに追われる存在となる。彼を守ることを決意した賞金稼ぎディン・ジャリンことマンダロリアンは、危険に満ちた銀河を旅しながら、次第に親子のような絆を育んでいく。(映画.COMより)



【感想(ネタバレなし)】

『味濃いめの吉村家で修行した本牧家が味が薄いからと「家系」じゃない、って言ってるようなもの(←何言ってんの?)』





グラシネ池袋の最前列の寝ながらシートを「ハット席」と名付けたいどーもラーチャえだまめです。そんなワケで早速ですが本日はココ、グランドシネマサンシャイン池袋で「我らの道」



【スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー】!!!遠い遥か彼方のお友達待望のSF映画の天下「スターウォーズ(以下SW)」シリーズの7年ぶりの劇場最新作。がまさかディズニープラスでSWとしては“初”のドラマシリーズとして2019年からこれまでシーズン3まで配信された「マンダロリアン」“長編劇場版”だった、、、、と2019年当時は思ってもみませんでしたよ!!先週金曜日から日本でも劇場公開がスタート。皆さまのご近所のシネコンの埋まり具合はいかがですか?正直私がお邪魔したのは平日だったのですが、とは言え同じく日本シネコン界の天下とも言うべきグラシネ池袋の、公開1週目のIMAX上映回、それも水曜サービスデーですよ?2日前に座席を見たら意外にもまだちょこちょこ座席が空いているとは思わなくてですねー。ちょっと前の「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は2週目になっても予約開始と同時に即完していたので、まさかチケット取れると思わなかったのです。



なんとなく皆さんも薄々勘づいていませんか。この「マンダロリアン」という作品、いくらTVCMを垂れ流そうと各地イベントを開催して盛り上げても「知ってる人は知ってる。知らない人は知らない。」の2極化が完全に出来てしまっていないか?それはつまり今作が、あの天下のSWであろうと「ドラマの劇場版」の枠を超えていないからで。現に親元ディズニーは本作のヒット予想を、スピンオフ「ハン・ソロ」と同程度、あるいはそれを下回ると既に下火に見積もっていて、あまり特大ヒットを狙っていないのです。それに本作は、もともと劇場版ありきで製作されたシリーズではなくずっとドラマ1本でやる予定だったのを、シリーズ人気が定着し「映画やっても人入るんじゃね?」的なノリと、SW“本家”の新作の計画が停滞中ということも重なり、結果劇場版に格上げされたもの。そんな有料配信ドラマの“延長”の劇場版、それがあのSWだとしても、正直キビシイのか……??ただ同じ形で、TV放送版を観ていないご新規ファンも足を運んでいる劇場版「コナン」や「鬼滅」が大ヒットしている背景を踏まえると、決して我が国JAPANでそのようなコンテンツが劇場で不利になる傾向は、むしろ少ないと思うんですけどね〜。



そんな余計な心配を胸に、さあでは一体どんな内容になっているのか。これがですねー、今言った“知らない人”を、むしろメインターゲットにしてんじゃねえかってくらい










「劇場版」SWは、超「接待映画」





だったんですね〜。









ここで言う“接待”とは“ポリコレ”ではありません。往年の古参ファン&完全ご新規の両者をターゲットにしていると言っても過言ではない??特に意外だったのが、ドラマ観てないよ〜、なんならSWすら知らないよ〜、という「完全ご新規様」に対しても、「何このヨーダの赤ちゃん可愛い〜!」っていう人でももうウェルカムウェルカム!超わかりやすく、そして観やすく作っているところ。



冒頭から「マンドーってこーゆー人」「グローグーってこーゆー子」と自己紹介を兼ねた、シリーズ未見の方にも「「マンダロリアン」とはこういう作品ですよ」と、開始数分で理解させる親切設計。つまりどなたでもこの世界観にどっぷりダイブ出来てしまうという!?この時点で、もう古参と新規の境界線を曖昧に、いやなんなら古参ファンほど度肝を抜かれる“いつものOP”で始まらない。「これまでのSW史で初のOP」なんじゃないか??ちょっとトム・クルーズがアップしかける「マーベリック」感アリストテレスの!?これはプロデューサーのデイブ・フィローニが“意図的に逸脱させた”新しい試みということで。これまでにない=シリーズの世代の移り変わりを感じさせるシーンかもしれない。



「一匹狼 」……“だった”の方がもはや正しい、相変わらずグローグーにデレッデレなマンドーこと“ディン・ジャリン”。もうダメですねこの人は。この親バカチン!!一応マスクの下にはペドロ・パスカルが鎮座しておりますが、毎度の事ですが劇中ほとんど“顔を見せない”恥ずかしがり屋は劇場版でも健在。そして“親父”の愛情をマスク越しからも受け、すくすくと成長を続ける“グローグー”もまた、シリーズを追うごとにどんどん逞しく成長していって、シリーズファンとしては、まさに上野動物園のパンダの成長を見届けているような「みんな親バカチン」だぜ畜生ー!!今回タイトルが「アンド・グローグー」となっていることからもわかる通り、グローグー単体での活躍が大幅に増加。「グローグーのはじめての◯◯」パヤパパ、パヤパパ、パパパパヤパヤ〜♪もー笑いあり涙ありの!?「何このヨーダの赤ちゃん可愛い〜!」いつもの“守られる者”からついに“守る者”へ。可愛いだけじゃない、グローグーの心強さが今回強調されていましたねー。あとフェルトで作ったみたいなメカニックの“アンゼラ”人とか、「MCUは映画じゃない」発言して荒れたマーティン・スコセッシ監督が声を吹き替えたテナガザル(?)“ヒューゴー”とか、グローグーの他にも可愛いヤツは登場しますよ〜。そして宇宙で一番エイリアンを狩った女、シガニー・ウィーバーがついにSWに電撃参戦!新共和国のレンジャー部隊を指揮する“ウォード大佐”という役で、マンドーに帝国の残党退治を依頼する、今作におけるマンドーのボス的なキャラクター。



“本筋”のドラマシリーズと「うまい具合に繋げてない」のが上手いというか、逆に言うとシリーズの準レギュラーやSWシリーズの“スペシャルゲスト”的なキャラクターは登場しない。いや訂正します既に登場が発表されている「反乱者たち」から“ゼブ”、そして「クローン・ウォーズ」から“ロッタ・ザ・ハット”と、アニメ組からの参戦もありますが、彼らを知らなくても全く問題ございません、にしている所が優しいというか。



モフ・ギデオンとか劇場用に生かしとけば……とか一瞬思ったりもしたけど、やはりこの「マンダロリアン」というコンテンツの本編は「ドラマ」であり、ドラマではじまりドラマで完結するわけで。(現在シーズン4の脚本も執筆中らしい)今作はいわば「PR映画」という位置づけと言ってもいいかもしれませんねぇ。本作を観てドラマに誘導しよう、という魂胆がもう見え見えと言いますか。ただどのシリーズにも“影響を与えない”ように作った結果、「ストーリーの薄さ」これが若干目立っていたかなーとは思いました。



そもそもストーリーの規模的にいえば「ストリート(銀河2、3つ分レベル」の話だし、「銀河の未来は彼らに託された〜」云々ポスターに書かれてましたが、あれは完全に過大宣伝。言うても賞金稼ぎの1エピソード、くらい。この2人が銀河を塗り替えるだとか世界を変えるだとか、「マンダロリアン」って決してそんな話ではないじゃないですか?あと中盤以降明らかにテンポが失速、というかダレる要素もあって。背景もクリーチャーもあまりにVFXだらけの画で、それが多分中盤で既に「もうお腹いっぱい」状態になるというか。まあーSWだからこうなるのは無理ないか?あと敵サイドも魅力がないというか、小物感がねぇ…(汗)



ほかにもちょっとこれは……みたいな所はありますよ?フェローニ的にナシにしたいはずの“シークエル・トリロジー”で追加された“フォース・ヒーリング”を何故入れたのかとか、え、いつから「ヘルメットの下を晒されたら死」から「ヘルメットの下を晒したヤツを葬ればどうということはない」になったん??マンドーが“自己解釈”ぶん回してきた時は流石に笑ったけど、個人的にそこまで気にはなりませんでした。それより一部古参ファンが猛烈に吠えられている本作は、「マンダロリアンらしさ」はあれど「本家らしさ」はないと言っていいかもしれない。でも本家は「映画」でしょ?本作は繰り返しますが「ドラマの劇場版」なのです。元は同じですが、そこからドラマに派生したものに、本家と同じものを求めること自体が「お門違い」だと思うんですけどねー。個人的には映画だからと言って良くも悪くも「マンダロリアン」らしさから脱線せずに、よく作品に仕上げているなーと感じました。いやこんなもんでしょ?「劇場にSWが帰ってきた」のキャッチコピーもちょっと違う。「劇場にマンダロリアンがやってきた」これだろう。「マンダロリアン」というドラマで育ててきたコンテンツを、劇場に引っ張ってきただけに過ぎない。何度も言います「ドラマの劇場版」それ以上でもそれ以下でもないのです。



ですが、じゃあ「マンダロリアン」はSWじゃないのか、これは違いますよね。マンダロリアン「も」SWの一部。「マンダロリアン」は「マンダロリアン」というスタイルのまま最後まで行って欲しい所です。



そんな、古参ファンは蔑ろにされているのか……!?と思ってちゃーんと「スターファイターのドッグファイト」とか用意して、古参ファンも見捨てない。いやー本当にめちゃくちゃ気遣ってるよ!!グローグーが沼地の惑星で杖持って……もう背後霊にヨーダいますって!?他にもオタにはわかる小ネタが沢山入っているんだろう……。



あと意外にも「クリーチャー映画」としての側面がありまして!本作は歴代SWの中でもこんなにクリーチャー出てたっけ??なんなら“ハット”族もクリーチャーだし、かなりの数が登場。しかもとあるシーンに登場するクリーチャーたちが、SWシリーズでお馴染みのボードゲーム「ホログラムチェス」に登場していたクリーチャーたちなのです!!なんか見たことあるなーと思ったら全員出てんじゃねえか!!しかも実物はゲームより「めちゃキモ」で、こんなキモいデザインだったんだ……(怖)実物サイズで動いて、しかもマンドーがそれと対決する。古参ファンにはまさに子どもの頃描いた夢のような展開が拝めるかも、しれませんよ?

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