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アルテミスと妖精の身代金(2020)


【原題】Artemis Fowl

【監督】ケネス・ブラナー

【出演】フェルディア・ショー ララ・マクドネル タマラ・スマートほか

【あらすじ】

ある日、アルテミスのもとに行方不明の父親を誘拐したと語る犯人から1本の電話がかかってくる。身代金として1トンにおよぶ「フェアリー・ゴールド」を要求されたアルテミスは、父親を取り戻すため、天才的な頭脳を武器に妖精たちの財産強奪を企てる。(映画.COMより)









 
【感想】

『「息子の将来が不安でしょうがない」みたいな目で見てるのバレバレ説』

 




どーもどーもGWは特に家にいるだけで本当に予定がアンドリューガーフィールドしてませんラーチャえだまめです。いやぁ〜最近ついにディズニープラスに入会してしまいまして、Netflixと合わせて2300円……余裕ないんですよぉ?けどもうすぐ公開予定の某「とんでもマルチバース」拝見に必須とウワサのコンテンツとか「絡み」はもうスクリーンを超えサブスクを超えすぐそこまで迫って来ている??公開前に観なければ…!!そんなわけでただ今「ムーンナイト」を鑑賞中(え、そっち?)でもたまには映画だって観たいモノ。あー、そういや前に劇場公開されずにディズニープラスのみで配信された映画があったっけ。タイトルなんだったっけなー



【アルテミスと妖精の身代金】!!そうそうコレコレ。スーツ着た銀杏ボーイがグラサンかけてカッコつけちゃって〜私にはMIBのコスプレにしか見えないフェアリーのみならずアッチで大人気な児童小説の実写映画化らしい。あ、日本でも翻訳されてるみたいですね。ディズニー映画で史上初?天才少年「犯罪者」が主人公?ふーんそれはちょっと気になる見出しを発見。まあグリーンマークのネズミースタジオなのでダミアンくんみたいな惨事までは行かないだろうけど「犯罪者」なんてレッテル貼られた少年……さぞ相当なアタマのキレるヴィランなのかしらー?なんて期待して見てしまいましたとさー

















ハイダメェーーーーーー






 




いやー監督の名を聞いて驚きましたよ「ベルファスト」が見事今年度アカデミー脚本賞を受賞したケネス・ブラナーですって?鶴見川、あいや「ナイル川」の次に超マイナーなポアロ3作目を撮る気まんまんのあのケネス・ブラナーですよ皆さん。いやシランガナ。こんな映画撮ってたんですねー。















ホントに彼が撮ったのかと疑うレベルで「愚作」






いやーこれはヒドい。今日ははっきりと言わせて下さいよもう「何が起こってるのかマジでわからん」天下のディズニーが“犯罪少年”やら“SF×ファンタジー”やら変化球を投げまくった結果カオス理論もブチ壊すワケワカメな「視聴者置いてけぼりSFファンタジー巨編」を生み出してしまったとは_!?まず主人公であるはずのアルテミスの“素性”からしてハッキリしない。ごくごく普通の12歳のボーイ……ではなくコナンくんも嫉妬する天才的な頭脳を持った……あれ“ワル”ではない??その才能が仇となり悪の道に走るダークヒーローっぽい感じでもない??デッカい豪邸の裏にコウモリの巣があっても良さそうな心に闇を抱えた様子もなくただただ一人遊びが大好きな元気な少年なんですね。



……と説明口調でカメラの前で語るは「美女と野獣」ル・フウのジョシュ・ギャッド。MI6に拘束されたマルチバースのハグリッドを演じております。うーんこの感じ「ユージュアルサスペクツ」のワンシーンか?その彼が言うにはMI6のみならず我々視聴者でさえアルテミスの術中の沼にハマっているという……えやっぱりクリミナルボーイで合ってんじゃん??



アルテミスのお父さまはペンギンのコリン・ファレルですって。父が毎度ちょくちょく出張に出かけて家を留守にするんですけど、ある日父が出かけたっきり音信不通になってしまって。ニュースでは大金持ちの経営者のフリした世界中の骨董品を盗んでいた“大泥棒”なのでは?なんて疑惑まで浮上。そんなわけあるかぁー!と逆上するアルテミス。すると1本の電話が。電話の主は父を誘拐したヴィランで妖精さんの財宝を渡せは父を開放するというものだった…。父の秘密?妖精さんの財宝?ナンソレ??困惑するアルテミス
















こっちは瞳の青いアンソニーに困惑です






豪邸の地下に隠された父の秘密___えっと何だっけここらへんから睡魔が睡魔メーンしてきて誠に睡魔メーン……zZ“実は”これまでおとぎ話だと思っていた妖精さんのお話を父から散々聞かされていたことに気づくアルテミス。いや知らねーよ!!父が毎度聞かせてくれた抽象的な物語の1文に“実は”財宝探しのヒントが隠されていt……だからこっちは知らねえって!?故に本当に妖精さんが出てきても物怖じしないアルテミス。なんなら妖精相手に“やたらとマウントをとりたがる”性格の悪さまで露見してしまい……



一方そのころ妖精さんの世界ではアルテミスに仲間が誘拐されたことを受け「キャッツ」で化け猫を演じたジュディ・デンチが今度はフェアリーに化けて大群を率いてアルテミスの豪邸に集結。うーんどうも物語が“噛み合わない”んですよね?ケネス・ブラナー監督のバージョンをディズニーが尺が長えとかテキトーなイチャモンつけて勝手に編集したんじゃないかと思うくらい(お前が犯罪者だったのか…)構成もお世辞にも上手いとは言えない。キャラクターの背景もわからんアルテミスとフェアリーはいつの間にか意気投合してるアンソニーの甥っ子完全にモブじゃね?



そして妖精のいる世界線等、我々視聴者の“世界観”の理解が全然追いついていないのに駆け足でどんどん話が進んでいくから結果“目の前で何が起きてるのか全く理解できないシナリオ”になってしまっている。原作未読の方は完全にお払い箱状態ですよこれ。VFXやエキストラ大量導入した地下(?)のフェアリーシティにジェームズ・ワンさんっぽい360℃回転アクションとかトムブラウンのツッコミに似てるケンタウロスとか一つ一つの見どころはあるのですが。SF×ファンタジーっていう世界観もちょっとチグハグ感アリストテレスですかねぇ。
















「Do you know “ケンドー”?」






予告編ではタイでロケしてるのに丸々カットですか?舞台もずっとアルテミスの豪邸だけだから飽きてくるし、起承転結の「結」が「記憶にないくらい意味不明」でこれまた何が起きたんだってばよ……最終決戦もまだついてないし、これは続編ありそうやな〜(あるとは言っていない)


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