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ザ・レイク(2022)


【原題】The Lake

【監督】リー・トーンカム

【出演】ティラパット・サジャクン スシャー・マーナイン スパンサ・ウェドカマほか

【あらすじ】

田園がひろがる美しい村。ある日、村に住む少女メイが、大きな卵を持って帰ってくる。もとに戻しなさいという家族の忠告を聞き入れないメイは家を出たまま行方不明になってしまう。更に、その家族の村は、突如現れた謎の怪物によって多くの人が殺されてしまう。正体も現れた理由もわからぬまま、やがて怪物は都市部にも出没。怪物を追う警察、メイを探す家族、逃げ惑う人々、、、、街は大パニックに陥っていく。(公式サイトより)



 
【感想(ネタバレなし)】

『世界怪物劇場CASE3「ソイツはやってきた。だが、田舎の沼の底からだった…!? “レイク・リム”」』

 



どーもどーもラーチャえだまめです。「世界怪物劇場」!?早くも後半戦に差し掛かった第3夜にしてタイ発!?ほほ笑みの国を恐怖のどんどこどんに突き落とす“KAIJU”が田舎の湖から出現した!?



【ザ・レイク】!!!いやーコレコレ!YouTubeのAIが私の性癖を知ってか知らずか予告が度々オヌヌメにあがってきて、でも日本でまだ輸入されてないとばかり思っていたらすっかりDVDスルーになってたんですねぇーコレ。コチラも珍しい“タイ産のクリーチャー”……しかもデカい。となれば当然“クオリティ”に嫌でも目がいってしまうわけなんですが……これが嘘じゃなくてマジで“ハリウッドと大差ない”高クオリティを実現…!?ソンゲバソナなタイが本気を出してきました



なんという神々しさ、まず怪物の「抜かりない作り込まれたデザイン」に脱糞、いや脱帽でございます??まさにハリウッド顔負けな、この禍々しい「KAIKU」を生み出したのはデル・トロ作品や数々のハリウッド映画の「クリーチャー造形」の第一線で活躍してきたデザイナーのジョド・シェル氏。そう今作はバリバリハリウッドクラスの作り手をタイにカップンカーしてお招きしているのです!?一体いくら裏金工作があったかはさておき、さらに驚くべきことにこのクリーチャーを「実物サイズ」の













“巨大アニマトロニクス” で撮影




いやーこれには流石に腰が抜けましたこの質感、動き、そして存在感……VFXでは表現出来ないサガミオリジナルも真似できない「ナマ感覚」。今や絶滅危惧種と化したアニマトロニクスを!?ふんだんに起用してクリーチャーに命を吹き込んでしまったのですねー。土砂降りの雨の中、窓の外から覗き込む巨大な顔……タイに「ジュラシックパーク」でも出来たんかい!もはや1作目のTREXの顔面をちょこっと整形して拝借したようにも見えるちょっとびっくりするくらい「本格的な特撮」過ぎてアジア・クリーチャー部門もすこぶるレベル上がってきましたねぇー。まあそれは今公開中の「マイナスワン」の我が国でも同じことが言えますが。その特撮の出来がいいのを全て












「マイナス」にするくらい人間ドラマが台無しにしている




いやーちょっと「感動もの」に舵を振り切りすぎたのでは??やりたいことはわかる、うんうんそうだよね“ただのB級モンスターパニックにしたくなかった”んだよねわかるよ〜わかるよ〜。韓国の「グエムル」的な親の復讐劇×「エヴァ」的なシンクロ……まではまだ良かったものの、KAIJUを実は人類と太古の代より長い付き合いだった神秘的な存在として?崇めたかったという非常に仏教徒らしい(?)ストーリーまで、ちょっと色々と詰め込み過ぎな感じですね。そしてどんどんあらぬ方向へ進んでいき“どこで不時着するのか”見守っていたら



「本当の怪物は己の心の中に……」怪物映画で釈迦でーす!!論が出始めたらもう試合終了です。そういやはじめ見なかったけどDVDのメニュー画面にいくと既に背景画と全くマッチングしない怪しい歌声が……



KAIJUの出来だけは本当に素晴らしいので、ストーリーさえ目を瞑ってでもクリーチャーファンならば観る価値は……あると思いますッ!?


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