永遠に僕のもの(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年8月23日
- 読了時間: 6分

【原題】El Ángel
【監督】ルイス・オルテガ
【出演】 ロレンソ・フェロ チノ・ダリン メルセデス・モラーンほか
【あらすじ】
1971年のアルゼンチン・ブエノスアイレス。美しい少年カルリートス(ロレンソ・フェロ)は幼いころから他人のものを手に入れたがる性分で、思春期を迎え窃盗が自分の天職だと悟る。新しい学校で出会ったラモン(チノ・ダリン)と意気投合したカルリートスは、二人でさまざまな犯罪に手を染め、やがて殺人を犯す。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】

『※ズグダンズンブングンゲームではありません』
お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの、どーもラーチャえだまめと申します。そんな“永遠に俺のもの”こと代えがたいマッドデイモンが長年探し続けた“アイデンティティ”をこよなく愛しすぎるあまり歯止めロドリゲス効かなくなり軽犯罪から連続殺人へと駆り立てられた一人の“美しすぎる”青年がいた。。。。。
【永遠に僕のもの】!!いやー先日観てまいりましたアルゼンチン産のコチラのサスペンスドラマ。「死の天使」とも謳われたアルゼンチンで現在も服役中のロブレド・プッチという罪人の実話を基とした話なんでございますが、いやーコレがなかなか面白かったんでございましてねぇー、皆さん見てくださいよ

“タラコ”と小悪魔は紙一重です
全国の“タラコクチビルゲ”ファンのみなさーん!!大変おまんさせいたしました!!え、ちょと待ってちょと待ってお兄さ〜ん?股下ラッスンゴレライついてm,ジョーイ・キング、いやジュリア・ガーナー??いやいや初期のクロエ・モレッツを彷彿とさせる両生類系ベビーフェイス!?ヒゲなんて生えません!!男性ホルモン受信どころか圏外レベルであります!!これは♂が見ても「美しい……」そんでもって意外とヘビースモーカーでセクシーさも兼ね備えた女子ならば大絶賛この上ない“超美青年”演じるは今作が初主演作のロレンソ・フェロという名前からしてフェロモン爆発中でありますアーティストとしても活躍、母国アルゼンチンで今作と共に一躍売れっ子になったらしい期待の21歳であります!!全国の奥さまもう一度言いますピッチピチの21s…
そんな男でも惚れてまうやろぉぉぉー!!してしまいそうなロレンソ演じる“どこにでもいる”青年カルロス。彼は“やりたい”と思ったら躊躇なく行動してしまう性格であった。…いや何事にも躊躇なく取り組む姿勢は私ヒジョーにイイと思いますッ!!殺人11件強盗17件

うん、やり過ぎだねッ!!
OPから「僕は生まれながらの盗っ人だ。」的な仕事の流儀とでも言いたいのかナレーションと共に気が向くままに気に入った他人の自宅にズカズカ入っていく大変シャレオツなOPですがそれすなわち立派な犯罪でございます!!しかし当の本人はその“認識”すらないのかまるで悪びれる様子もありません。
さらにクラスメイトの“若かれし頃のゴルゴ13”の後部をバーナーで燃やして喧嘩……そりゃそーなるわ。でも次のシーンでカルロスを自宅に招き入れるゴルゴ……そこから不思議な交友が始まるのであります自宅で銃の手入れをしながらキャ◯タマがパンツから出たり入ったりする父ちゃんのいる“ゴルゴ一家”がカルロスの盗みの才能を利用して“裏稼業”を一緒にヤラナイカと話を持ち掛けます。

はじめはほんの“バイト”感覚で飛び込んだ仕事。しかしカルロスは犯罪を犯す事に次第にやりがいや快感のようなものを覚えていくのです。犯罪の“味”を知ってしまうんですねー。真っ当に働くなんてのはバカ、なぜみんなそれがわからないのだろう?そんな事すら思っちゃってます。まぁね、そりゃ確かにただ真っ当に働くだけが全てじゃないとは私だって思うよ、でもだからってそんな“ジャイアリムズ精神”で他人からモノやカネを平気で盗む、ましてや“命”だって彼は簡単に奪ってしまうようになるのはいただけませんねッ!!
“殺す”行為が全てにおいて“衝動的”というか、例えば警備員に見つかったから殺したとか、でもそこで“躊躇”とか迷いが彼にはないんですよね。そこが恐ろしいですよね。こんなベビーフェイスで殺す事を躊躇わないある意味“子供っぽい”まさに「死の天使」をロレンソくんが見事に演じきっているんですよコレが!!本編の半分以上が上半身裸なんじゃねえかってくらいのサービスショットもございます(千原ジュニアの赤パンツ姿も!?)あ、最後に一つだけ言わせて下さい

バイクにまたがった彼女に後ろからギュイーンされるのは全世界男子の夢
【感想(ネタバレ)】
ちなみにモデルとなったロブレド・プッチとは本当に今作のような美青年だったのか。

もう一緒。
“サイコパス”ではあるものの、快楽殺人鬼の話かと思ったらそーゆー描き方ではなくて不気味さは実はあまりないんですよねー。それもロレンスくんのあどけない仕草や美貌ゆえに見事に中和されてしまっているというか、予想以上に“コイツやべえヤツだぞ!!”とマインドではずっと警告していてそれはわかっているはずなのに彼の魅力に見事に騙されてしまうというか……それは彼のご両親も恐らくそうだったのであろう、本当に本当に可愛くて可愛くて仕方がない一人息子を溺愛し過ぎた為に彼の犯罪を途中で止める事だって出来ただろうに、夜中まで何をしているのかさえわからない息子にしつこく問い詰めることもせず、厳しく接してこなかった親にも私は責任があるように思えましたけどね……まぁそんな年頃でもないかもしれませんが
初めての殺しで銃で撃った後もヨタヨタと歩き回る爺さんを見て「銃じゃ死なない」と思ったのかな?その後バーで寝ている二人をそのまま永眠させた時も、眠るように動かない死体を見て彼はきっとそう思ったのではないか「銃じゃ死なない」と。命の等々さもへったくれもない精神でありますが、どこか感覚が麻痺しちゃったんだと思うのです。

それにしてもゴルゴ13もまたなんで急に俳優デビュー??元々“稼業”を次ぐ気はなかったらしいけど……事実この2人に恋愛感情はなかったらしいですが本編では“ボーイズラブ”的なこれで胸毛生えてたら完全に綾部と吉村のビバリとルイですよ
捕まった後、両親と面会するシーンでカルロスは犯罪を「生まれながらの性格なんだから仕方がない」事だと捉えていることがわかりますよね。そう彼は先にも言った“気の進むままに”行動してしまう人間なんですよね。あまり深く考えないというか、自分が捕まってもまるで他人事のように振る舞い自分の事をわかっているようでわかっていない、それよりも“今すぐこの場から抜け出したい”という衝動的な感情が先に来て最終的に脱獄してラストは何体何だよレベルの警察の群れ……(笑)でもそのラストはシリアスというよりはなんかちょっとコメディでしたね(笑)結局最後まで“自由人”の彼に振り回されっぱなしな映画でしたねッ!!




コメント