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アンチャーテッド(2022)


【原題】Uncharted

【監督】 ルーベン・フライシャー

【出演】 トム・ホランド マーク・ウォールバーグ ソフィア・アリほか

【あらすじ】

バーテンダーとして働く、ネイサン・ドレイク(トム・ホランド)。器用な手さばきをトレジャーハンターのビクター・サリバン(マーク・ウォールバーグ)に見込まれた彼は、一緒に50億ドル相当の財宝を探さないかと持ち掛けられる。サリバンが消息を断った兄について知っていることもあり、行動を共にするネイサン。財宝を狙うサンティアゴ(アントニオ・バンデラス)率いる組織との争奪戦の末、二人は手掛かりとなる十字架を手にする。やがて彼らは、500年前に消えた海賊船を発見する。(Yahoo!映画より)



【感想】

『(注)ジャッキーちゃんではありません』





どーもどーもラーチャえだまめです!早速ですが本日はこちらの映画を拝見させて頂きました



【アンチャーテッド】!!!はいデマシタ「クラッシュバンディクー」「ジャック&ダクスター」シリーズでお馴染みアメリカのノーティードッグ社の大ヒットアクションアドベンチャーゲーム「アンチャーテッド」!!!これまで4作(+クロエのスピンオフ)シリーズ化されたプレステ愛好家にはいまだ不動の人気を誇ると言っても過言ではない、いやー私もプレイ済みですよ「3」だけは友達からやらなくていいって言われたからやってないですけどねッ!!「3」だけh…



トレジャーハンターのネイサン・ドレイクこと“ネイト”を操作しながらそのご一行と共に古代遺跡の謎を解き明かしながらド派手なアクションをプレイする……そして何を隠そう本シリーズの謳い文句、それすなわち















“プレイ”する「映画」







この宣伝文句に思わず私も“プレイする映画”を体験したくなったんですね。で実際プレイしてみてわかったのは
















「ヤベヤベヤベ」しか言わない映画だった











そんなプレイする映画を?なんと本当に“実写化”してしまったという!?本末転倒じゃねえk……しかも主演は今売れに売れまくっている同じくソニピクの「スパイダーマッ!」と公開時期まで丸かぶりという実はソニピクの社運を背負った我らがトム・ホランドその人であr














いやいやネイトはないでしょうよ〜






いやーはじめ知った時はビックリしました。いくらなんでも「ネイト若返り問題」は……はじめは“ネイトの幼少期”を演じる予定だったとか?それが素晴らしいポテンシャルと今やすっかりドル箱俳優と化けたトムホを、んな回想シーンレベルで起用するのは勿体ない!彼はもう主役以上の何者でもない!!そんな井戸端会議があったかは定かではありませんが原作の主人公の設定をマルチバース級に捻じ曲げてでも!?主役に抜擢したんだとか……ちなみに当初のネイト役に選ばれていた人こそ















叔父貴がこんなにムキムキだったなんて






ネイトの長年の良き相棒でビクター・サリバン通称“サリー”役に変更されてでも登場したマーク・ウォールバーグ!!過去にも「イタリアでお仕事」した経験アリの強盗はお手の物?おいおいトレードマークのちょび髭はどこ吹く風か、未だ衰えていないマッスルパワーをフル活用することなく完全に宝の持ち腐れ状態のネイトの“サポート役”に徹するサリーという配役もこれまたどうなのだろうか!?しかし2017年最も稼いだハリウッドスターとして殿堂入りを果たした、いわばトムホの大先輩?としてこれ以上の配役はある意味ないのかもしれない!?そんな新旧ドル箱俳優の共演としても楽しめる「アンチャーテッド」!!いやー先程はご無礼を言って申し訳ない















前髪かきあげて目細めて渋めな顔したらネイトでした






いやー今作はネイトの兄貴を探す旅だとか原作をかじってる部分もありますが、おおよそは“オリジナルストーリー”であり、そして「こんなに若いネイトはおかしいだろ」と叫ぶ原作プレイヤーを黙らせる衝撃のカミングアウト、これを言われたら黙認せざるをえません














今回はネイトの“過去編”です







目を細めてトムホを見て御覧なさい、“ネイトの面影”が?確かにチラリズムしているではないか_!?確かにシリーズ4作目でネイトの幼少期ってこんな顔じゃなかった??要は「トムホが老けたらネイトにそっくり」問題の間違いだったのです!?今作はそれを見込んで?ハリソン・フォードも度肝を抜く「長編シリーズ化」するという“前提”で?早めのオファー……キャスティングをしたと考えれば、これはものすごく自然なことに思えてしまうのです!!おまけにMCUで鍛え上げられた脱いだらバリ筋肉ムキムキでゲームさながらヌルっと動く大胆不敵なアクションまで出来てしまうわけですからねー。これはトムホで……正解!!



そしてウォールバーグ演じるサリーも、今回は主演交代の代わりにダサいヒゲはつけなくてもいいよ、と偉い人に言われたのかもしれない??演技も金ピカなものに強欲という部分を除けば“割とフツーのウォールバーグ”という原作にあったおとぼけおじさんのイメージとはかけ離れた実に可愛げのない性格に激変。しかしそれもまた原作にあった“昔は凄腕のトレジャーハンターだった”つまりは筋肉バキバキのツワモノだった……と拡大解釈できはしないだろうか!?そう見れば今回登場するサリーも?まぁこんな感じなんだろうか……と思えなくはない??



そして唯一原作キャラと“見た目が瓜二つ”だった新人女優ソフィア・アリ演じる“クロエ”。顔立ちも肌の色も全く同じ、まるでゲームからそのまま登場したかのような姿に感動を覚えましたが?性格がちょっと違う……こんなにしおらしかったか?そんな“初々しさ”もまた今作が“過去編”である、という前提で見れば納得出来てしまうのです。当然“過去編”なので未来の嫁さんエレナ・フィッシャーとの出会いも描かれず、失踪した兄サミュエル・ドレイクこと“サム”もその存在こそほのめかすも登場することはありません。つまり相棒サリーとのはじめての出会い、初めてガンベルトをつけた瞬間、初めてのトレジャーハンティング、そして何と言っても“冒険家ネイトのはじめての冒険”、これを描いている!!だから“違和感”があって当然でしょう!?という話です
















て唯一未プレイの「3」が一番元ネタってるってマジかよ!!!!







ただ権利上の関係なのだろうか、予告編等では1ミリも流れていなかったのでちょっと心配していた原作プレイヤーには興奮待ったなしの“あの「テーマ曲」”が映画終盤で流れます!!ご安心ください!!この終盤で馴染みのテーマ曲を使ってくる所も「ここからがみんなの知っている「アンチャーテッド」が始まるんやで」と暗に表しているのかもしれない……。



そのほかゲームさながらの激しいアクション(なんでも原作インスパイア系が多かったとか?)「ヤベ」「ウソだろ」等ネイトの口癖の連発、原作でネイトの声優を勤めた俳優のカメオ出演等、原作ファンを意識した作りで楽しめるのは勿論のこと、“原作を知らない”方でも全く問題ありません!!だって“過去編”ですからね!!アントキのバンデラス等往年の映画ファン層も反応できるスターも起用して豪華絢爛超一級アクションエンタメとして!?これはぜひとも劇場で体験してほしい



あ、一つ問題があるとするならば、原作を知らない人が本作を見たあとに実際にゲームをプレイしたらこう思ってしまうかもしれない
















「おっさんずラブかよ」






全体的に娯楽映画としてフツーに楽しめました。監督は「ヴェノム」を見事大ヒットさせ続編にパトンタッチした「ゾンビランド」のルーベン・フライシャー。顔面R指定のヴェノムをものの見事にマスコット化しお茶の間の人気者に仕立て上げた実績からか?「THEみんなが楽しめる映画」として今作との相性もバツのグン……だったのかもしれません。



ただ個人的に、“平均以上の何か”がある映画ではなかったかな、というのが率直な感想です。「古代遺跡を巡るアクションアドベンチャー」ものとして?ゲームの世界では「トゥームレイダー」シリーズが1本、あとは……パッと名前の出てくるゲームありましたっけ?ゲーム市場ではあとはこの「アンチャーテッド」シリーズくらいなんですよね。だからメチャクチャヒットした。ただこれが映画市場だとどうでしょうか?「インディジョーンズ」シリーズにはじまり「グーニーズ」「ナショナルトレジャー」「ハムナプトラ」……すでに沢山あるではありませんか!?「トゥームレイダー」だって既にリヴート版含めて3作も映画化されているわけで。そして今回新たに今作が加わった、けど「真新しい」ものがもう残ってないんですよね。Cノーランならホントにヘリで釣り上げそうな“空飛ぶ海賊船”みたいなド派手さも、その中にジャックスパロウが混じってても気づかないどこか既視感アリストテレスというか……















“プレイする「映画」”を「映画化」する必要の是非






もともと“「映画」っぽいゲーム”だったから面白かったわけで、これをホントに映画にしたら……それは逆に「ただの映画」以上の何者でもなく?そこに何か感動があるかと言えば……一周回って「当たり前」の世界にただ収まっただけのように思えてしまうのです。次回作を思わせるバリバリ続編作る気マンマンで終わる本作(次からウォールバーグはヒゲスタル(あとダサい髪型)を貫く気か?)先にも言った「数十年を見据えたシリーズものの記念すべき第1章」なら、初陣でここまで平坦で果たして次回作で盛り上げられるのか…という気もしてしまう。ただ日本でもキャスティングの良さからそこそこヒットしている?興行収入的にあと1本くらいはとりあえず確定出来る…かも?


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