チャーリーズ・エンジェル(2019)
- ラーチャえだまめ
- 2020年2月24日
- 読了時間: 7分

【原題】Charlie's Angels
【監督】エリザベス・バンクス
【出演】クリステン・スチュワート ナオミ・スコット エラ・バリンスカほか
【あらすじ】
チャーリーズ・エンジェルは、国際機密企業チャーリー・タウンゼント社で特別な訓練を受け、世界各地で平和を守る任務を遂行する女性エージェントの組織。あるとき、自分が開発した新エネルギー源カリストの軍事利用を知った天才プログラマーのエレーナ(ナオミ・スコット)は、チャーリーズ・エンジェルに調査を依頼する。組織の司令塔ボスレー(エリザベス・バンクス)は、変装と潜入の達人サビーナ(クリステン・スチュワート)、武器の扱いが得意な元MI6のジェーン(エラ・バリンスカ)と共にエレーナのもとに向かう。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】

『美女×美女×美女÷美女=プロフェッサー×』
おはようマーティンおはようエンジェール!!……ラーチャえだまめです。今日はコチラの映画をご紹介したいのですがそう【チャーリーズ・エンジェル】!!!いやー待ちに待った作品でございますマックG監督によるアクションシーンでキャストが思わず本名で呼び合っちゃう映画版もさることながら70年台に流行ったTV版も地方局で再放送されてた時にちょこちょこ私観ておりました「フルスロットル」公開から実に16年(えもうそんな経ってたん?)また新作がやるってことで、しかも新作キャストが発表されるなり方や吸血鬼を骨抜きにした白雪姫に方やランプの魔人使いを骨抜きにしたアラブの女王様そしてチームのボスが反抗期で地球滅亡を企む息子の母親というまさに“最強の女子ーズ”という“リヴート”でも“リメイク”でもございません!!ばりばり前作の“続編”(繋がりはほぼないが)となっておりますTVシリーズ合わせて意外といっぱい出てくるエンジェルたちにもう何代目かもわからない「新:チャーリーズエンジェル」!!!いやー実に素晴らしい

グラサン越しでもわかる“美”オーラ
一体美人の何乗したらこんな美人になるのか…!?目玉のオヤジも全員目玉に入れたくなる強欲さを露わにしてしまう程の画面を美人と美人と美人と美人で埋め尽くす「美人による美人の為の美人映画」ですッ!!ブスと男は一切“介入する余地すらありません!!!”絶えず「三度の飯よりブランド好き」な毎回オシャレンティウスな衣装チェンジが無駄に多い否!!スパイだって何より「オシャレ」であることを最重要視したっていいじゃない!!が本作では通用してしまう終始キラッキラしまくった映画、いや〜良いじゃないですか良いじゃないですかもう私は満足ですよアメリカではいまいちヒットしなかったみたいですが私的には映画版の前作より好きですねー

これは好みの問題です
“キャスト見たさ”というたとえそれが不順な動機120%だったとしてもそれで上等!?「トワイライト」で上戸彩の吹き替えに違和感しかなかったキャリア的にも年齢も最年長の今やトップ女優の一人クリステン・シチュアートを筆頭に、去年意外と青スミスに抵抗がなかった「アラジン」のジャスミン役で一躍世界的大ブレイクを果たしまだまだこれから飛ぶ鳥を落とす勢いのピンクレンジャーナオミ・スコット、そして最年少でも高身長、これがハリウッドデビュー作という超新星エラ・バリンスカという間3歳差のキャリアも違う3人が、それを“全く感じさせない息の合ったトリオっぷり”を披露してくれているんですよねー。特に注目したいのが日本でも一気に知名度が上がったナオミ・スコット……もいいのですが元MI6の諜報部員だったという華麗なる経歴(あ、映画の話です)を持つエンジェルの一人ジェーンを演じたエラ・バリンスカ!!!

エンジェルの中で唯一「誰?」となった方も多いのではないでしょうか??イギリス国籍の現在23歳、母は元モデルで父はミュージシャンという生粋のサラブレットで学生時代に陸上せぇえええええんしゅとおーー!!!として活躍していた運動神経抜群の、まさに美と強さを兼ね備えたエンジェルに打ってつけの逸材!?とにかく身長が高い!!細い!!!そして美しい!!!!ナイトクラブでクリステンとのダンスシーンだけでも必見の価値あり!?(それはお前だろ)アクションシーンもバリバリ様になりまくっている“クール”担当のエンジェル、ジェーンを見事に演じていると思いましたねー。
エンジェルでヤンキー担当いや変装の達人サビーナを演じるクリステン、以前日本でも香水のCMか何かで何故か裸でジャンピングしてた記憶がある長髪をバッサリカットしたスタイルも似合ってますッ!!「パーソナル・チョッパー」「モンスターズ 悪魔の復讐」など最近暗い役が多いイメージのクリステンですが今日全然ノリノリじゃねえか!!最近カラダを張ったり難しい役どころにも挑戦し続けるクリステンの演技を少し簡単なものにしてしまってる感は歪めませんが打って変わってケロッと垢抜けた役がそれもまたそれで良い!!(だからそれはお前だろ)

そして今最も注目の的女優の一人、ナオミ・スコットは今回……え、え、一般人役ですか??エレーナという電力会社の社員だった彼女が突如エンジェルにスカウトされる……まあそれには“ある理由”が隠されているワケなんでございますが、なので今回チャーリーズエンジェルとは言っても正しくはエンジェル2名+一般人という、ナオミ・スコット演じるエレーナがエンジェルに加入するまでを描いたプロローグ的作品、という位置づけで見た方がいいかもしれません。なのでエレーナの立ち位置的には“騒動に巻き込まれた一般人”、よってそこまでカッコいいアクションを決めれるワケもなく……
そこへ登場するのがエンジェルの世話係兼ボスのボスレー(本名ではなく役職名らしい)役のエリザベス・バングスでございます。今回監督と主演という二足のわらじで多忙ながらもウケ狙いか急に映画通をアピールし始めるバンクス演じるボスレーに違和感さえ覚えながらも3人が主役だってのにグイグイ画面に出てくるじゃねえか!!ただ今回エージェントとして既に成熟しているのは2名だけですので“力の調節役”としてボスレーの出番が増える事に関しては、私はそこまで邪魔には感じませんでしたね。その後ちゃんと3人だけで活躍する見せ場が用意されていますのでご安心を!!
2時間くらいの尺の割りには体感的に少し「長く感じる」かもしれません。初めは3人の軽い登場からキャラが薄っぺらいな〜、なんて印象を持ってしまいましたが、しかしそこから徐々に3人の「キャラが引き立ってくる」ジワジワと面白みが増してくるんですね。その3人、いやボスレーも入れたエンジェル達それぞれ“宿敵”となる男根……男が出てきてこのエンジェルだけ影が薄い!みたいな事もなくちゃんとエンジェル一人一人に「見せ場が用意されている」これが一番好感が持てましたねッ!!

女=正義、男=悪役、ここまで棲み分けがハッキリしているからこそ逆にフルスロットルで楽しめる!?まぁ彼女達を影で支えるジェイモン・フンスーにパトリック・シチュアートという男性代表もいるにはいるのですが……本作に登場する男は皆ゴミです!クズです!!鼻糞野郎です!!!でもいーんです!!美しいエンジェル達には股の下にまさかりぶら下げた野郎なんぞ敵じゃありません!!そんな家系ラーメンばりに若干製作総指揮の元エンジェルドリュー・バリモアかバンクス監督の「女性万歳!!」主張が強すぎる全体的なコッテリ感は歪めませんが私は家系好きなのでそこは問題なかったです(←?)
肉弾戦だけちょっとカメラワークがもたついて「不慣れ」感はあるもののエンドロール後の怒涛の「“カメオ”エンジェル」ラッシュが無駄に凄くてまさか一番興奮したのがココ(笑)またはシネマだけでは飽き足らず“ミュージック界のチャーリーズエンジェル”まで結成してしまうバンクス監督の暴挙(笑)アリアナのゲレンデにやべぇマイリー・サイラスにサササ、サムタイムのラナ・デル・レイ!?

歌わなくてもわかる“美”オーラ
なんだよ俺得過ぎんだr…
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