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ミミック(1997)


【原題】Mimic

【監督】ギレルモ・デル・トロ

【出演】ミラ・ソルヴィノ ジェレミー・ノーサム ジャンカルロ・ジャンニーニほか

【あらすじ】

次々と子供を死に至らしめる未知の伝染病がNYで発生。被害が拡大するのを防ぐため、昆虫学者スーザンは感染源であるゴキブリを全滅させるべくアリとカマキリの遺伝子を合成した新種の昆虫《ユダの血統》を生み出す。事態は収拾されたが、それから3年後、NYでは奇怪な猟奇殺人が続発していた。スーザンの元に地下鉄で発見された虫が届けられるが、それは《ユダの血統》の特徴を受け継いだ突然変異のものだった。そして調査のため地下に降り立ったスーザンの前に現れたのは、人間の姿に擬態する巨大な昆虫だった……。(Yahoo!映画より)


【感想】

『巨大化したゴキブリじゃなかった件』








どーもどーも何度やってもZOZOマットで計測出来ませんラーチャえだまめです。早速ではございますが本日はこんな映画を拝見させて頂きました



【ミミック】!!!ハイデター!!B級モンスターパニックもののド定番〜♪の全国のバイオ生命体並びに完全変態生物愛好家の皆さまは知らぬ者などいないでしょう!?先日ご紹介した「某ダニ映画」を観たらいよいよ災い転じてインセクター羽蛾並にキショグロ巨大昆虫の探求に余念がなくなってしまい最近南米産が巷で繁殖しそうな勢いの「某ゴキ映画」に私“再トライ”させていただいた所存……



いやいや〜もうナニを仰いますのぉ〜!!知ってますよぉ〜自称モンスター通の私が知らない訳ないじゃないですかぁ〜!!あれでしょう〜巨大化したゴキブリが人間に擬態して人間を狩まく……え違いますやん違いますやーん

























お前らも「狩られる側」だったんか











私大変お恥ずかしながらめちゃくちゃ大きな勘違いをしておりました!?正しくはシロアリと香川照之、、、あいやカマキリのDNAを融合させた全く新しい“人工昆虫”だったんですねぇ〜!!「いやゴキブリに擬態能力なんてねぇじゃ〜ん!!」by某BOOKOFF店長



…子どもにだけ致死率100%の猛威を振るう“ストリックラー病”なる感染症が流行していたNY。その感染症を媒介していたのが「嫌いな昆虫ランキング」で不動の一位を未だ独占中、人類にとって駆逐されるか火星に放り出されるかの2択を迫られる黒いテカテカこと天下無敵のゴキちゃんでありまして、NYの地下にドッサリとウジャウジャ生息していたわけであります。こりゃどげんかせんといかんとそして立ち上がった一人の昆虫博士が“ユダの血統”と名付けられたゴキちゃんにはとばっちりも甚だしい“ゴキブリだけを死滅させる”特性をもったリーサルな昆虫を開発し地下に解き放った所見事ゴキちゃん全滅!よって感染症も沈下!!これでNYの子どもたちも安心して暮らせるねーという国民栄誉賞並の快挙を成し遂げたわけなんでありますが……



それから程なくして3ヶ月が経過したある晩から謎の失踪事件が発生。時を同じくして地下鉄で見つかった見たこともない巨大な昆虫を目の当たりにした博士がふと何かに気づいた「これ私が作った虫じゃね?」……がしかしそんなわっきゃねえわけなんでありますよ!!何故かって?その“ユダの血統”は生殖本能を持たず生後120〜180日で死滅するように“DNAをいじくって”作った昆虫だったから……デスッ!!



ほぉ〜ら見ろこの下郎がああああ!!!!と天の神様の逆鱗に触れてしもうたニンゲンの過ちか!?そうやすやすと生物のDNAをいじくって生成した生命体が、んな人様のご都合よく生き死にすると思ってんのかああああ!!!という「自然の摂理を乱したツケ」ニンゲンの愚かさを描いたモンスターパニック映画でありまして幸か不幸かその後3作までシリーズ化されてしまいました。



監督は先日公開された「シン・ウルトラマン」の予告を見てツイッターで興奮を露わにしたマイケル・ムーアじゃねえよ!!デル・トロだよ!!アカデミー監督ギレルモ・デル・トロ。原作はドナルド・A・ウォルハイムという小説家の同名SF短編らしいのですが、それでも“カイジュウ”大好き生粋の化け物の子でもあるデル・トロ監督のモンスター愛が随所に感じられるといいますか、97年の映画なので半分くらいはショボいCG処理されてはおりますがそれでも近距離のシーンなどで多様される“特撮”、“ユダの血統”の気色悪いフォルムに“捕食者”である「ニンゲンに擬態する」という面白い設定から、まるで黒ずくめの一人かとコナンくんも一瞬疑ってしまいそうな黒スーツを身にまとった“大柄の男”のような姿に昆虫がですよ!?いやーきっとヒト型から元に戻る過程とか楽しみながら作ったんじゃないかなー






























































あらホリが深いお顔だこと









最終的にヒト型に進化するゴキの話はあながち間違いではないのかもしれない??昆虫だってやればここまで出来るぞ!?進化して「肺」まで兼ね備えるわブーンブーンと人を軽々しく抱えながら浮遊することだって可能、薄暗い奥の部屋の下にある隙間にヴ〜ンと手を伸ばしたらすぐそこにヤツがいた……なんていうお決まりのホラー描写やネコ探すみたいに「チュ〜イチュ〜イ」って近寄ろうとして後ろから襲われる流れがやけに「エイリアン」っぽい等ホラー映画のきほんの“き“の流れをちゃんと汲んでいるのも好感が持てますし、ゴシックホラー感漂うBGMにここでもやっぱり“子役が犠牲になる”のはデル・トロのお家芸なのかー?今や体格と相まって“巨匠”感アリストテレスな世界的フィルムメイカーであるデル・トロ監督が、「クロノス」でハリウッドからお声がかかり本作でアメリカ映画デビューを果たしたばかりの初期作品としても小耳に入れておいて損はないかもしれない??モンスター映画だと思うんですけどねー




































それで世界を半分にしたんですね









この頃はまだ脇役の一人に過ぎなかった生身のジョシュ・ブローリン刑事に下水処理場の作業員にノーマン・リーダス??(次回作「ブレイド2」にも出演)のちに“とあるゲーム”で彼と“共演”することになろうとはデル・トロ監督はまだ知る由もなかっただろうに。。。。








4 Comments


智広さん そうですよね笑まさに私も初見で見て、自宅で家族と一緒に見たのですがそのあとの場の空気感はヤバかったです……笑 あの女性がトラックから虚しい表情で悲劇に満ちた親父を見下ろすのがまたなんとも…… 一見無謀な行動だと思えても、それはただの「主観」でしかない。「正しい行いが必ずしも正しい結果を生むとは限らない」……それが痛いほどよくわかる映画ですよね。

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加藤智広
加藤智広
Feb 12, 2021

「ミスト」はまさに最悪のエンドでした...

何とも救いようのない、つらすぎるラストでした。

確かに、あれだけグロくて気持ち悪いクリーチャーを見せつけられたら、あの壮絶なラストは誰も予想できないですよね。

一番最初にスーパーから出て行った女性が生きていたというのも、皮肉めいている気がします。

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智広さん いつもコメントありがとうございます😊 虫系は生理的に無理系が多いですからね……そう言う私もつい怖いもの見たさで見てしまいますが笑 「ミスト」私大好きな映画です!!あの映画に登場する異次元から来た?異形の化け物のグロさと言ったら…😱 ただあのB級映画に出てきそうなモンスターたちは、そういう映画なのかと我々を油断させラストに待ち受ける「最悪なEND」を悟られないよう監督が我々に仕向けた「囮」だったんじゃないか……

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加藤智広
加藤智広
Feb 11, 2021

虫系のモンスターパニックですかー。おぞましいですね。

私は割と虫嫌いなので、ちょっと躊躇してしまいます(笑)

でも、怖いもの見たさで見たいって気にもなってしまうんですよね。

昨日も「ミスト」って映画を見て、割とグロイ虫のシーンがありました。

本当に起きたら嫌ですけど、虫とか幽霊ものの映画ってなぜか見たくなりますよね。不思議。

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