メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019)
- ラーチャえだまめ
- 2019年6月15日
- 読了時間: 6分

【原題】Men in Black: International
【監督】F・ゲイリー・グレイ
【出演】クリス・ヘムズワース テッサ・トンプソン リーアム・ニーソンほか
【あらすじ】
地球に生息している異星人たちの監視と取り締まりを行っている最高秘密機関MIBことメン・イン・ブラックの新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)は、MIBロンドン支部内に潜んでいるとされるスパイの摘発を命じられる。Mは、先輩エージェントのH(クリス・ヘムズワース)と共に任務の遂行にあたるが、スパイ側が仕掛けていた裏工作によってMIBから追われる立場になってしまう。(Yahoo!映画より)
感想<ネタバレなし>

『職場内恋愛は禁止です(キッパリ。)』
ええ!?日比谷ミッドタウンに劇中登場したクルマ展示してたの!?____拙者、日比谷で見たのに……(泣)どーもどーもラーチャえだまめです。前作から早7年、黒スーツに身を包み“ピカッ”と光る棒を持った2人組の“危ない国際組織”「MIB」シリーズが帰って参りました、そーいやエイリアンとかUFOの目撃情報が圧倒的に多いのは実はアメリカではなくメキシコなのだからもっと“国際色”豊かにしてもいいんちゃう??そんな想いがあったかどうかは定かではありませんが【メン・イン・ブラック:インターナショナル】!!
…97年から“スピルバーグプロデュース”によりはじまったシリーズと言えば、やはりウィル・スミス演じる“J”とトミー・リー・ジョーンズ演じる“K”のコンビのイメージが……ソー!!今作ではスリーズの“スピンオフ”として“別物”とまではいきませんが、舞台がアメリカNYからロンドンへ、主演もご年配のKと砂漠で“青くなる”のに必死のJに代わり「マイティ・ソー3」でも共演、「エンドゲーム」の2人のラストショットで思わず「アンタらこの後もコンビで地球救うんでしょう?(笑)」と思ったのは私だけではないはず!?クリス・ヘムズワースの“H”とテッサ・トンプソンの“M”の男女コンビにシフトチェンジ!ソーソー!!だからこれまでのシリーズを知らない人が見てもすんなりお話に入っていける仕様なのです!!

しかしシリーズファンにもOPからダニー・エフルマンの“いつものテーマ曲”をガンガン流れて「あーコレコレ。」スピンオフですが軽いノリの“コメディ”感、雰囲気的な“らしさ”はかなり引き継がれております。
しかもシリーズ3部作の生みの親「アダムスファミリー」のバリー・ソネンフェルド
監督に代わり「ワイスピ」のF・ゲイリー・グレイ監督に代わったからなのか、前作より肉弾戦なアクションシーンが増えたかな?
ちょっと気になったのがギリギリ2時間ない本編で感じる“長さ”。決して退屈、とまではいかなくとも話の流れがやや単調?いや、少し余計なカットが多いような気が。クライマックスにはちゃんと盛り上がるものの中盤がダレましたね…。
あ、ソーソー、「ミッションインポッシブル」「グレイテストショーマン」のレベッカ・ファーガソンがエイリアン役で出演してたのわかりました…?
感想<解説>
前作では凄腕の警官から転職したJですが、今回は“IMBオタク”から転職したテッサ・トンプソン。え、そんな簡単にエージェントってなれんの?(笑)ってくらいのスピード入社ですね。ごめんなさいこう言ってはなんですが“色気”はないじゃん?(笑)ビシっとスーツ着こなす“カッコよさ”?「バトルロイヤル」で男勝りな役が板についたのか、ソーゆーカッコイイ役ってテッサさんめっちゃ似合うよねー、ねー……
任務の為なら“エイリアンとも寝る”男、「エンドゲーム」の中肉中背のアズガルドの王はどこへやら!鍛え上げられた肉体美に甘いマスク……そりゃエイリアンだって“脳内連続再生”くらいするわな!!イケメンでちょっとおバカ加減がいい塩梅のクリス・ヘムズワース。コレがあともうちょっと酷くなると「ゴーストバスターズ」になります

毎回出てくるちょっとやそっとどころではない摩訶不思議なエイリアンのインパクト感、喋るパグ犬に喋るニンジンみたいなエイリアン(出番は少ないけど)前作ではマイケル・ジャクソンがソーでしたが今回はアリアナ・グランデとドナルド・グローバーか(笑)
ソーゆーシリーズの“小ネタ”的な要素は引き継ぎつつ、監督が代わりお馴染みの“ニューラライザー”は今回なりふり構わずビカビカ使いまくったり「“赤いボタンは押すな”」とKが散々言っていたボタンも今回は比較的容易にポチッとな、したり、そういや武器もシリーズ以上に派手目なものが多かったり、アクション面を強化した反面やや“スマートさに欠ける”部分があったかな〜。ま別にイイんですけど。
黒幕のリーアム兄さん演じる“ハイT”がクライマックスで化けの皮剥がす場面が妙に1作目のゴキブリ野郎と被って見えたんだけど、アレは狙ったのかな?ニューラライザーを“悪用”というオチはソー言えば今までありそうでなかった展開で良かったですね〜。
Hが戦闘中手に持った“ハンマー”で湧き上がる謎の歓喜(笑)もう完全に人ネタじゃねえかww腐ったハンプティダンプティみたいな“ポーニィ”。こいつがなかなか良いキャラしてる。単純なお笑い担当だけかと思ったらラストでメチャクチャな活躍っぷり。コイツがいなかったら今頃Mは銀河の宇宙を彷徨い続けて………でたどり着くのが「惑星サカール」なんですね。わかりました。コイツはもうMの“付き人”認定されたんで次回からメインキャストの“一個”になるんじゃないかな??ちなみに声を当てているのは自ら人種ネタにしたコメディ「ビッグ・シック」などのパキスタン系アメリカ人クメイル・ナンジアニ。眉が凄い。とにかく眉が

“次回”……まあ次もきっとまたどうせやるでしょう!!(笑)MとHの絶妙、だけども微妙な距離感の関係性。モルダーとスカリーみたいな、なんだなんだエイリアンに関わると男女はみんなソーなるのか…?
ただ序盤で“恋愛は仕事にお邪魔ムシです!!”とかキッパリOに言っていたMでありますが、ラストでちょっとHの事が気になり始めて……でもMIB内では一応“社内恋愛はご法度”なのでしょうか、ラストでOがMをHと引き離したのは、MがHにこれ以上惹かれないようにするためでしょう。それはたぶんハイTと自分がかつてソーであったから……みたいな顔も浮かべるし。「宇宙のことわかった?」みたいなOの質問、あれってきっと“LOVE=宇宙”にも例えてるよね。彼女には宇宙と同じく未知で溢れる“LOVE”の感情も理解させたかったんじゃないかな……恋愛も宇宙と同じくイイもんだぞ♪みたいな
あの双子座みたいな謎のエイリアンの目的が最後まで全くわからないのと、ハイTの陰謀がいまいちピンと来ない。上の方でも書いたけどそのエイリアンが最初に人襲うシーンでわざわざ溶けた死体を2回も見せる必要性とかねぇ…。ダンス会場のシーンとかもちょっと長く感じちゃったな……全体的なテンポが平坦、ていうか(わかるこの感じ…?)アクションとか沢山あるのにどれもイマイチ“勢いに乗れてない”感があって、だから体感時間が長く感じたのかな…
まあ毎回エラそうなコト言っておりますが、久しぶりのシリーズ最新作で期待してたけどバリー・ソネンフェルド監督の“やっつけ感”がすごかった前作「MIB3」よりは面白かったかなーという感じですねッ!!
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