紅海リゾート 奇跡の救出計画(2019)
- ラーチャえだまめ
- 2019年8月6日
- 読了時間: 4分

【原題】Red Sea Diving Resort
【監督】ギデオン・ラフ
【出演】クリス・エヴァンス ヘンリー・ベネット ベン・キングスレー
【あらすじ】
援護なしの危険な任務。難民たちの命を救う最後の希望。誰ひとり見捨てないと誓う思いは、諜報(ちょうほう)員も現地人も同じ。 (ネットフリックス公式サイトより)
【感想(ネタバレなし)】

『「話だけ聞いて断る」とか言うヤツは大概断らない件』
どうもぉ〜紅海キャンディーズでぇ〜す。ラーチャえだまめです……はぁ

「“暑い”。」
今年の夏もそんな我々を殺しに来ている故「海は入るものではなく外から愛でるものである。」を提唱する陰キャラ豆的には海水浴に行ってメガロドンに食われるワケでもプールに行って地元のマダム達を食い物にした帰り道に薄暗い倉庫でマインドフレイヤーに襲われるワケでもなく今こうしてクーラーの効いた部屋の中で籠城の構えをとっております。そんなワケでNetflixを開いたならば盾を捨て自らの“己の筋肉こそ最強の盾とならん!!”と三國無双の曹仁ばりにどこへ行っても筋トレに励みまくる自他共認める“アメリカの人”が1980年代にイスラエルへ何千人ものエチオペア難民を移送させた諜報部員を演じる映画【紅海リゾート 奇跡の救出計画】をご紹介したいのですが
本作は1980年代にユダヤ系エチオペア難民をイスラエルに脱出させた「モーセ作戦」という実際にあった話を元にしておりますつまりは“実話”ベースのお話なんでございますね〜。そして当時ユダヤ系エチオペア難民を救出させるにあたり厄介だったのがスーダンの軍人たち。難民は一度スーダンに逃がした後、イスラエルに移す予定だったのですが、それをスーダンの軍人たちが反発、難民を自国の管理下に置きたかった彼らは難民を脅し苦しめ時に殺害もする卑劣な集団でした。救出するのは彼らの目を欺きイスラエルへの道中一時的に難民を“匿う”必要があった、さらには白人の諜報部員たちが現地へ行けば当然怪しまれてしまう、さあどうする!!諜報部員たちは考えた!!そこで導き出されたある一つの“妙案”こそが

“偽装リゾートホテル経営”
読んで字の如く!?諜報部員がホテルスタッフに扮しイスラエルとを結ぶ海を前の前にした偽装ホテルを経営し、そこから難民を脱出させようというなんともキテレツ大百科な作戦だったのある!!もう一度言います“実話”ですコレ。私まず最初にアタマをよぎったのがバットマン監督の「アルゴ」ですよ。いや〜ものすごい作戦ですよね〜。その指揮を取るのがここでもやっぱりまとめ役の“Mrアメリカ”ことクリス・エヴァンス。「エンドゲーム」でも見せた蓄えまくった“お髭”スタイルは今回も健全。諜報部員のリーダーとして“「オーシャンズ」スタイル”で華麗に仲間を集めます。その中で峰不二子スタイルでひときわ目立つ女性諜報部員に「ガールズ・オンザ・ミラー」で“団地妻にしたい女優NO1”候補に選ばれたとかいないんだとかヘンリー・ベネット。いやー「ハードコア」のどエロ過ぎる科学者役で完全にどストライクな女優さんであります。ほかにも「ジュラシックパーク3」でラプトルの卵を盗んでプテラノドンに突っつかれるアレッサンドロ・ニヴォラや、諜報部員を束ねるボスにベン・キングスレーなど揃ったメンツで送る決死の救出劇……と思いきや

偽造リゾートとは知らずに押し寄せる旅行客!?はじめは乗る気ではなかったホテルスタッフとしての仕事もあろうことか徐々に馴染んできて……!?昼間はホテルスタッフ、夜は難民の救出という二足のビーチサンダルで挑むちょっとコミカルさもプラスされた救出劇!?興味のある方は是非是非…。
【感想(ネタバレ)】
実話……と言っても正直なところ「どこまでが事実なのか」がイマイチわからないのがこのお話。一応グーグルで調べましたが「モーセ作戦」はヒットしても、本作で描かれている偽造リゾート作戦の記述が日本語サイトでは見つけられず……確かにENDロールで貨物船救助の写真とかキャストのモデルになった人たちの写真が映し出されるのは本物なのでしょうけど、軍に捕まった2人を救出するためにヘンリー・ベネットが独断で暴走したり中立的な立場のスーダン政府をあっさり口説き落としたり……いやその手があるなら最初から貨物船借りちゃえば良かったんじゃね?(笑)ストーリー展開が少々ドラマティック過ぎる部分もあります故、一体どこまでが“創作”なのか、そこら辺を詳しく調べてみたくなりました。

そのクライマックスはなかなか緊迫したシーンで見応えはあるものの、救出劇自体は実に1年ちかく成功させていた?第16回目……とか結構そこまで来ると諜報部員たちもホテルスタッフの兼業もまんざらでもない雰囲気で意外とのびのびやってて緊迫感は薄い…w“救出劇”という“緊迫感”で言うならば前述した「アルゴ」の方がもっとそういった意味では勝っていおり監督の力不足が歪めない気も。。。。
それにしても“アベンジャーズ”主演俳優陣の次回作がどんどん配信されるネットフリックス。旬を逃さない所が流石世界配信No1企業ですねッ!!
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