【原題】Onward
【監督】ダン・スキャンロン
【声の出演】トム・ホランド クリス・プラット ジュリア・ルイス＝ドレイファスほか
【あらすじ】
科学や技術の進歩と発展によって、かつては当たり前のように使われていた魔法が忘れ去られた世界。何をやってもうまくいかない少年イアンは、自分が生まれる前に亡くなった父に会いたいと願っていた。イアンは、父が母に託していた魔法の杖と彼を24時間だけよみがえらせる魔法が記した手紙を、16歳の誕生日にもらう。早速魔法を試すが失敗し、父は半身だけよみがえってしまう。魔法オタクの兄バーリーも父に会ってどうしても伝えたいことがあると、兄弟で父を完全復活させる魔法を探す旅に出る。(Yahoo!映画より)
【感想】
『あれ、大吉先生ですよね？』
住み慣れた街ぶっ壊してぇ〜！！どーもどーもラーチャえだまめです＿＿＿あれ間違いました？あそうだそうだ………住み慣れたッ！！
【2分の1の魔法】いやーみんな大好きネズミープレゼンツ！！そういえばすっかり取りこぼしておりましたぁー、去年8月コロナの影響で一度公開延期になった後なんとか劇場公開されたピクサー映画通算22作品目のコチラ、ちなみにピクサー映画が3年ぶりに同時期に劇場公開されるということでも話題となった「ソウルフル・ワールド」はその後デジタル配信に完全移行、苦しくも劇場公開とはなりませんでした……「ムーラン」に「ブラックウィドウ」のドル箱映画の没落そして本家ランドも過去最大の赤字……ネズミーも相当なダメージ食らっちゃってますよね
そんな中現状ほぼ独り占め状態のディズニープラスでしか見れないと思っていた本作含む数本のディズニー映画がAmazonプライムでもお求め価格で見れるというのをこのGW中に発見いたしまして？(ちなみに「ムーラン」は購入だけってどーゆーことだよチックショー！！)まだまだGW真っ最中の皆さま並びにはぁ？もうGWなんぞとっくに終わってんだよー！！と現実の奈落に再び突き落とされた皆さまにも？この機会に夢と魔法の世界にダイブしてみてはいかがでしょうか？？そんなワケで今回拝見させていただいた「2分の1の魔法」！！「何故数年前に経ったヒット曲をいまさら主題歌に選んだのか」しかもワリと世代ド直球世代の私としては学生時代クラスメートの野郎が“一人スキマスイッチ”なる妙技で学内で熱唱していたあの頃が懐かしいまさか日本版スタッフの個人的青春の歌だったからとかそんなリーズンじゃあるまいｓ
あっ。。。。
いやーあとから加入の「スターウォーズ」でさえあからさまな肌の色問題やポリコレを思いっきり意識した作品にヘンゲしておりましたが、それだけ全世界のインヒューマンピーポーから支持されるユニバーサルな作品を生み出し続けるのにこれまた相当苦労しているんでしょうねー。舞台はダ・イ・メイワクッ！！！なユニコーンやエフル、一つ目種族にケンタウロスなど神話に登場する生命体たちがいる神話の世界。かつて魔法使いが稲妻を飛ばしたり火を起こしたりしてインフラを整備しておりましたが選ばれし者だけしか魔法が使えないのは非常に効率が悪いと、“科学”に目をつけた凡人により世界は目紛るしい発展を遂げ今や我々のいる世界と寸分たがわぬ便利な世の中に様変わり〜。代わりに魔法という概念は完全に失われていました。そんな世界で暮らすあるエルフの兄弟の冒険物語かと思ったらですよ
実は“なんちゃってホラー映画”なんじゃないか
全世界でトゲのない万国向け映画を目指すあまり？？これはちょっと一体どーゆー方向性に飛んでしまったというのか……その“証拠”となる問題の画像を持ってきました
餌にクスリ混ぜました？
あーもうR指定ですよね
ソウのゲーム参加したん？
■クリスプラットとトムホランドが兄弟役とか完全にMCUファンに媚びてきた件
て違いますやーん！！16才の誕生日を迎えたイアンの元にイアンが生まれる前に病気で亡くなった父から16年後のサプライズ？母が「イアンが16才になったら渡してくれ」と頼まれていた手紙と摩訶不思議な“魔法の杖”をイアンに渡します。はいイアンって何回言ったでしょうかーーーその魔法の杖を使えば日没までの24時間だけ死んだ親父が黄泉の国から帰ってくるあいたぁ〜いとぉ〜♫お〜も〜う〜きもぉ〜ちぃ〜わぁ〜♫の柴咲コウに主題歌歌わせた方が主題に合ってたんじゃないかてか兄のバーリーの16才の誕生日にはないってこれが“長男の宿命”ってヤツなのか……！？
イアンと共に魔法のクリスタルが途中で破裂して下半身だけの姿になって復活した父を完全体の姿に戻すため再びクリスタルを探す冒険の旅に出るバーリーを演じるのはご存知昭和歌謡をこよなく愛するさすらいのガーディアンことスター・ロードことクリス・プラット。「レゴの中の人」で既に板についた声優としての活躍を知っていたので今作でも何ら違和感のないアフレコで弟想いの良い兄貴を演じております。若干小太りでスナック菓子が好きな感じが肉体改造前のクリスと妙にマッチしてしまう……
その兄貴の歴史ヲタ過ぎる“変人”っぷりに若干クラスメート達の前では他人ズラしたくなる内気な性格のイアンを演じるのは同じくマーベルシネマティックカリスティックサディスティックユニバース…MCUこと三代目親愛なる隣人のトム・ホランド！対サノス戦で見せたコンビネーションを今作でも披露しているといいますかバーリー役のクリスとまさに息の合った“ブラザー”感アリストテレスで非常に良いコンビでしたね。MCUファンにはこの2人が兄弟ってだけでもう感動モノなんじゃないですかねー
ほかにもライオンとスコーピオンのキメラみたいなホーリー役をめちゃくちゃ喋るウーピー・ゴールドバーグっぽいけどったオクタヴィア・スペンサー。日本語吹替版は城田優とシソンヌ淳、あとお母さん役をシュレックじゃなくてエフルだよ！！のハリセンボンの近藤春菜の吹き替えが地味に不評と聞いたのですが……。
■夢と魔法の世界で描かれる制作陣の超個人的兄弟エピソード？
本作はなんと言っても「究極の兄弟愛」がテーマといいますか、これは末っ子の製作者サイドが過去に体験した個人的エピソードか何かがモトになっているのでは？と思いたくなるほど、超ファンタジーな世界だけどもそこにあるのは我々ヒューマンと同じ“普遍的な兄弟の絆”となんら変わらないといいますか、只今絶賛兄弟ケンカ中という方には響かない話ではありますが…。イアンはバーリーと違い父との思い出がないので父に会えたらもう一緒にやりたいことが沢山アリストテレスなわけです。根掘り葉掘りコミュニケーションを取るのはモチのロンあれもしたい、これもしたいもっともっとしたいぃ〜！！な父との“やりたいことリスト”を必死で考えるのです。しかし
結局兄貴が父親代わりだったでござる
あまりにも近くにいすぎて？兄との思い出、兄と共に歩んだ人生、自分の成長を側でずっと見ていたのは紛れもない兄ではないかー！？一人っ子の私にはそこら辺のイメージを抱くので限界です……。でもなんとなくですが姉妹より兄弟の方がちょっと馴れ馴れしいのが恥ずかしいみたいな？せいぜい「バックドラフト」の炎の兄弟くらいの“ライバル”的存在っていう設定の話はよくあるけど、こういつまでもずっと基本仲がいいイアンとバーリーみたいな関係って意外と珍しいよな〜。ほかにも優秀な片方と比べられてしまうというお決まりの兄弟あるあるなんてのもあり、兄弟のみならず姉妹の方にはかなり共感を呼ぶ映画かもしれませんねぇー。