キュア 〜禁断の隔離病棟〜(2016)
- ラーチャえだまめ

- 2018年12月24日
- 読了時間: 5分

【原題】a cure for wellness
【監督】ゴア・ヴァービンスキー
【出演】デイン・デハーン ジェイソン・アイザック ミア・ゴスほか
【あらすじ】
ニューヨークの金融会社で働くロックハートは、アルプスの療養所に出かけたまま戻らない社長を連れ戻すよう会社から命じられる。現地に到着した彼はすぐに社長との面会を求めるが、面会時間が過ぎているらしく会わせてもらえない。仕方なくホテルに戻ることにしたロックハートは、その途中で事故に遭って大怪我を負い、療養所に運び込まれる。治療を受ける中でこの施設に不審感を抱いた彼は、やがて驚きの事実にたどり着く。
【感想】
『あー、あとちょっと待ったら解毒剤が……あでもウナギ男はもういるかbyデハーン』
先日会社の事務のおばさんに「IKEAで買ったクリスマスツリーから葉がボロボロ落ちてきて大変なのよアッハッハ」と言われました。…どーでもいいやアッハッハどーもどーもただ今風邪を拗らせ寝ておりますラーチャえだまめでございます。今日紹介する映画は?
働き過ぎな社畜ミュータント通称「W−MEX」のボロボロになった心身を「隔離病棟」にぶち込んで「ウナギの一気飲み治療」させるトンデモクライシスなセラピーMOVIE「キュア 〜禁断の隔離病棟〜」!?
コレコレ〜♪ずっと日本での公開を待ち望んでいた映画なのですが、いつの間にかレンタルスルーされちゃった「ホスピタル系」ホラー?ミステリー?とっても面白そうな内容なのになんで公開されなかったんでしょう?監督はハリウッド版「リング」、そして「パイカリ」の旧3部作を手掛けた、そーいや先日デビュー作の「マウス・ハント」でも紹介したゴア・ヴァービンスキー。そして主演はデレッデレッ♪デレッデレッ♪デレッデレッ♪デレッデレッ♪
デイン・デハぁーーーーーンデレッテッテッテテ!!!!
デッテレぇ〜テぇ〜、テ〜テ〜テぇ〜♪デッテレぇ〜テぇ〜、テ〜テ〜テぇ〜♪でお馴染み最近「ヴァレリアン」で米米CLUBもビックリ銀河ロマン飛行も達成した3代目Gソウル「グリーン・ゴブリン」デイン・デハーン!!……という売れ筋の俳優を起用しているのに??どーして日本で公開されなかったんd……
146分は流石にやり過ぎだわ(笑)
いや迷ったもん!!いつ観ようか!?今日観ようか!?明日観ようか!?いや明日仕事だから無理だっぺよ!?146分!?冗談じゃない!!インフルエンザで寝込みでもしなきゃとてもじゃないがオラにそんな観る時間はねえ!?……お思いの全国の社畜サラリーマン通称(シャチラー)の方々は手を伸ばしにくい作品かもしれません。しかもホラー系の映画で2時間超えは……集中力続かないもんなー、恐らくこの尺の長さが「劇場向きじゃない」と判断された可能性g、、、、、否見る前はそう思っておりました所、拝見して判明したのは「リング」「パイカリ」で大成功を収めたゴア・ヴァービンスキー監督がそれで儲けた大金を注ぎ込んで作らせた
監督の「悪趣味の塊」映画
だったんですねー。いやー実にスバラシイ。デイン・デハーンさんだいぶ「遊ばれてます笑」歯をドリルで削られるわ生きたウナギを飲み込まされるわダチョウ倶楽部もNG出すリアクション芸すら許されない飼い殺しですよ完全にwwデハーンさんも良くやりましたねー。
そんな「拷問」シーンに監督の「癖」が垣間見れてしまいますが、映像&美術の「趣味」はメチャクチャいいんですよねコレがまた。遠目から見てホグワーツそっくりの隔離病棟(スイスだっけ?)実際にあるお城で撮影され、病棟内は清潔感のある「白」に統一されたどこか古めかしいデザイン、地下に「怪しい施術所」なんて場所もあって不気味な世界観はカンペキ。「一度入ったが最期」のなんとも不気味な病棟を仕切る院長がルシウス・マルフォイことジェイソン・アイザック。また病棟内でただ一人いる若い少女を演じたミア・ゴスの「ゴスロリ系眉毛ナシ」姿が不思議ちゃんオーラを醸し出していて、デイン・デハーンと二人で「チャリ走」するシーンが私のお気に入りであります。
今作で度々登場する「水」、「リング」「パイカリ」でも「水」が出てくる辺り、並々ならぬ想いでもおありなんですか?
監督の「私欲の塊」みたいにしちゃう映画?私逆に大好物でございます「嫌なら見るな。」故にかなり人を選ぶ映画ですね。なお特典映像にヤバそうなセラピー映像があるので間違っても見てはいけません……
【感想<ネタバレ>】
OPの水飲んで死んじゃうシーンは本当にただの心臓発作?とも取れてしまうほど「伏線の回収が雑ww」というか、投げっぱなし状態だったわけでありますが、まずそもそもデイン・デハーンが病棟に来た意味は?個人的に院長が年の離れた娘の「発育」に、自分ではなく年の近いヤングメンの存在が必要だとわかり、丁度過去のトラウマを抱え今はシャカリキになって働く若いのに「病んでしまった」デイン・デハーンを見つけて(←どうやって見つけたかは不明)もともと来る予定だった男をOPで殺し(←どうやったかは不明)代わりに彼が迎えに来るよう仕向けた……と考えるのが普通でしょうか??
またはさながらディカプリオの「シャッターアイランド」のように「元から」患者として会社から「すでにぶち込まれていた」可能性もありますが、とすると会社の役員との絡みが全て「妄想」ということになるし、それはちょっと強引過ぎな気もしますが、厄介なのがウナギが出てくるシーンも「妄想」である、とはっきりと提示していない所なんですよね〜。社長も結局死んだのかどうなのかはっきりしませんし。
……結果デイン・デハーンの「妄想物語」として片付けるのもなんかしっくりこない、ダメだ、よぉーわからんわコレ(←諦めww)




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