A-X-L/アクセル(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年8月27日
- 読了時間: 4分

【原題】A.X.L.
【監督】オリヴァー・デイリー
【出演】アレックス・ニューステッター ベッキー・G アレックス・マクニコルほか
【あらすじ】
アメリカ軍が極秘に作った軍用犬ロボットA-X-Lは、最新のAIによる高い性能、パワー、忠誠心が備わっていたが、実験中に故障し郊外に放置されてしまう。偶然バイク好きの青年マイルズに見つけられ、再起動されたA-X-Lはマイルズをパートナーと認識する。A-X-Lが再起動したことをかぎつけた軍の関係者は、奪還のために動き始めていた。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】

『“実写版AIBO”が会社もろとも“爆死”したって?』
どーもどーもホームセンターに行ったらどこよりもまずペットショップに駆け寄りますラーチャえだまめです。ネコもいい、でも“ネコ型ロボット”だけではご満悦いただけなかったそこのアナタ!!“三度の飯よりイヌ派”な方にはまさに朗報過ぎる大変長らくおまんさせ致しましたぁ!!ついに近未来型“イヌ型ロボット”、「アイボよりもうちょっと大きくて空飛んだり背中にガトリング搭載とかないの?」そんなアナタの夢をまさに実現してしまったかのような映画がコチラ【A-X-L/アクセル】!!!

いやーやっとこさ拝むことが出来ました。機内映画にあったけど日本語なくてあえなくスルーしていた映画でございます。“人類史上、最も古いパートナーはイヌである!!”をモットーに新型の軍用犬として作られた“A-X-L”なんでありますが、開発者の想像をも上回る“あまりにただのイヌ過ぎた”ため研究施設から脱走してしまうんですねー。
一方その頃東京オリンピックの出場をかけたわけでもないモトクロスの大会に出場中の青年マイルズ。「おねげぇだぁ〜ちぇ、チェーンさぁ切れてしまっただぁ〜1本わけてくれねぇだぁ〜!?」とライバルチームにチェーンをせがむ。予備がないからと断れたもののそこへパワーレンジャーの一人、イエローレンジャーの娘サラがチェーンを渡してくれたではないか!!おかげで大会に優勝&ライバルレーサーと“ダチ”になって“よくある10代のバカ騒ぎ”に参加するハメになり……
特徴的なのは“イヌ”のデザイン。無論派手な動きはCGでカバーしているものの、精巧に作られた実物サイズのモデルを制作し演者と実際にふれあいながら撮影されてもいるんですよね〜!SFヲタならばこの“特撮”にちょっと「おっ」と声を挙げてしまうかもしれませんッ!!ただ一応殺戮兵器として作られたハズなのにアタマから音楽流したりシャレオツなプロジェクター投影したり……へ、兵士の退屈しのぎにもなるようプログラミングされておr、…

シナリオは未知との遭遇的な話なので最近で言うと「バンブルビー」みたいな感じですね。前半は特に真新しいことも起きず肝心のイヌが出なければ特に早回しでm…イヌとバイクに乗って高飛びからのビューン!!楽しいもんねッ!!ハイジャンプビュンビューーーーン!!!“100%パーカーが地味にジワる”ライバルのサムを襲わせた時のマイルズが一瞬

的な事言いそうになってまさか闇落ちか!?……当然闇落ちするワケがなく(笑)
それよりマイルズの父親役にトーマス・ジェーンですよ!!!「ザ・プレデター」のおバカコンビでなかなか笑わせてくれた名優がこんな所に……まぁこれといって彼に見せ場はないのだけれどもこの期に及んで

パニッシャー復活って何?(笑)
【感想(ネタバレ)】
なんだろうな、SFネタだから工夫すればもっと色々面白く出来そうな題材なのに全体的に“盛り上がらない”んですよね。科学者たちはずっとモニターで見守るだけだし、エネミーっぽいエネミーもサムという地元の悪ガキレベルの連中しか出てこないし、軍隊もただヘリで飛んでいるんじゃなくて銃撃戦とか派手なのが見たかったですね。予算の都合なのかもしれませんが…。主人公もなんか最後までずっとパッとしない。サントラもあまり盛り上がるような感じではないし。てかそもそもイヌが研究所から脱走した理由は……銃弾跡から察して下さいってか?

しかし一度パートナーと認知すればいつだって言うことを聞くイヌの持つ“高い忠誠心”というテーマは最後までよく描かれていると思いましたねッ!!サーカスで動物の背中に乗ったもう1匹の動物がジャンプ…ってのは見たことありますがお座り→ジャンプのコンビネーション技をカマしてくるわ最後はマイルズを守る為に敵を引きつけて自爆、、、、という忠犬ハチ公顔負けなこれぞ飼い主への忠誠心!!やっぱりイヌは可愛いわ!!…そー思えただけでもこの映画は大勝利なのかもしれませんねッ!!
ただ今作が全米で興行収入的に“爆死”した結果、海外でも高い人気を誇る日本のアニメ「TIGER & BUNNY」のハリウッド実写化もあったグローバル・ロード・エンターテインメントという配給会社が“破産申請”するハメになり文字通り映画共々爆死、これもまたある意味忠誠心ってヤツ…?(笑)(※その後「TIGER & BUNNY」の実写化は再び進行中とのこと)




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