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禁断の惑星エグザビア(1982)


【原題】Forbidden World

【監督】アラン・ホルツマン

【キャスト】ジェシー・ビント ジューン・チャドウィック ドーン・ダンラップほか

【あらすじ】

宇宙を航行中のマイクは、事故が発生した惑星エグザビアへ急行する。エグザビアでは、遺伝子工学をベースに人類を救う新たな食物の開発が行われていたが、その過程で新種の怪物が誕生。怪物は研究施設を破壊して暴れまわり、徐々に遺伝子構造を変えて進化していく。








 

【感想】






『宇宙では、アナタの指摘は届かない。。。』






先日新大久保で買った袋麺をどんぶりに入れてお湯を入れたところ後で鍋用だと知りました、アニョハセヨえだまめでございます。今日紹介する映画は?



宇宙戦にアメーバドロドロ人食いエイリアンにグロキモ‼︎美女美女美女‼︎‼︎要素を銀河製真空パックでギュギュッと凝縮させた、泣く子も黙る突っ込みどころ満載の「珍」級SF映画「禁断の惑星 エグザビア」‼︎‼︎



いやー森でエリオットくんが異星人と最後のお別れをしていたウラで?ルトガーハウアーがパンツ一丁でブツブツ言いながら雨に打たれていたウラで?感動を呼んだ82年に銀河ではこんな「珍劇」が行われていたとは……恐縮です。そして開始早々、まず皆さんに謝らなければいけないことがございます。






画像に映るバケモノは一切出てきません!!!(笑)






恐るべしコーマン・ワールド!?…と言うのも制作は「1に節約2に節約!!3、4パクリの5に節約!!!」使えるものはどんどん使う!!憶することなかれ社会に出ても必要なスキル「借りる勇気」。これまで「お手を拝借」しまくった作品は数知れず!!数多くのB級、否ギリギリなりきれなかったZ級映画を世に発射し続けた低予算映画の巨匠、そろそろキャメロンの名前使うのやめr、ロジャー・コーマン!!今作でも某有名SF映画のセットをお借りしたようで……拝借先が非常に気になる。



「時間こそ最大の損害」と謳っていたかどうかは定かではございませんが、巻きで撮影する方でも有名で制作指揮を担ったコーマンさん、OPのシーンをたった1日で撮れと早速ご注文を受けたそうな……そして完成させたOPはどことなくザクっぽいロボットが現れ、冷凍睡眠中のパイロットの脳内からこれから見せるシーンと思われる映像のフラッシュバック?それをOPに見せるということは……実はこれから起こる展開は実は過去の話で前後ろ逆転した壮大なオチが待っているのではないか…!?などとCノーランがやりそうなことを想像するだけ全く無駄でございます。なんて思ったら美女のシャワーシーンを確認






「彼女は一体どこで脱ぐのだろう?」






が脳内の9割を占め早くもストーリーから戦線離脱!?コレは逆効果だぞッ!!笑ロボットに起こされたパイロット、お目覚め早々いきなり唐突過ぎる敵さんのお出まし&チュチュチュチュチュチュチュ……ファイヤッ!!チュチュチュチュチュチュ……ファイヤッ!!……とりあえず窓に見立てた壁のプロジェクターに向かって叫んでいるのだけはわかりました。



その後「惑星エグゼビア」にある研究室からの「SOS」を受け研究所に着陸ドドン!!次に研究室の廊下を歩く「いかにも」薄地のお尻のカタチがくっきりと判明出来る白いパンツを履いた女性の後ろ姿のお尻のアップ






「彼女は一体どこで脱ぐのだろう?」






既にカラダに異常アリストテレスな学者にクルー全員で食卓を囲む「例」のシーン(見た目が抜群にグロい食料をただ食うだけのシーンである)エイリアン退治でダスク口に忍び寄るシーンではオシッコかけられて感電死するいわゆる「エイリアンのパチ◯ン」として名を馳せた本作。ちなみにコーマンさん「内容は「エイリアン」と全然違ったから訴えられなかったわハッハッハ」……あ、アハハハハ…



またコーマンからの発注は「ロボットを出す」こと(「人間は都合のいい時だけ私を起動するのですね」がミョーにマインドに響いてしまった。ゴメンよザク…)「アラビアのロレンスをやれ」ということだけだったそうな…結果しっかりと「有言実行」されております。にしても衣服着用と着脱の比率が同じ完璧なる「脱ぎ要因」のヒロイン「来客は珍しいの」と数分前に出会ったばかりの男にがっつきまくるのは大きなスペースセッ◯スレスへのアンチテーゼなのか…⁉︎否仲間が死んでもさっさと次の仕事に取り掛かかるわ出会ったばかりの男と寝るわ仲間の雀の涙すら満たさないクルーたちの憐れみの無さには脱帽であります。



とまあ突っ込みどころを挙げればキリがありませんが、エイリアンのせいでカラダがアメーバ状になった被害者しかり、特殊効果は低予算とは思えない素晴らしき出来で、DNAの突然変異で生まれた「エイリアン」×「デッドリースポーン」÷2みたいな見た目の、ただ人を襲うシーンはガシャガシャやってて何がどうなってんのかよくわからないですが、特撮好きとしてはかなり良かったですね!!



また本編が「77分」という、忙しい社会人に優しすぎる尺の長さで手に取りやすく、77分に凝縮された「B級ホラーあるある」が散りばめられた、ちょっと製作途中でカタチの崩れた豪華幕の内弁当(そんなの嫌だわ!!w)のような、でもそこは「腐っても」幕の内!!気軽に楽しむB級映画、という意味では丁度いいのかもしれません!?



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