GHOULグール(2015)
- ラーチャえだまめ

- 2020年3月20日
- 読了時間: 4分

【原題】Ghoul
【監督】ペトル・ヤクル
【出演】ジェニファー・アーマー ジェレミー・イザベラ ポール・s・トレーシーほか
【あらすじ】
1978年から1990年にかけてソ連で52人を殺害し喰らった実在の殺人鬼アンドレイ・チチカーロ。その原因は、幼少期に体験した大飢饉であったという…。
取材を始めたアメリカ人スタッフの身に立て続けに不気味な事柄が起こり始め…。
【感想(ネタバレなし)】

『コワすぎ!?世界のマル秘Xテープ③「食人鬼の悪霊編」』
どーもどーも未だにTK from 凛として時雨のTKが誰だかわかりませんラーチャえだまめですコワすぎ!!世界のマル秘Xテープ!!のお時間がまたまたやってきてしまいましたー。今宵も至極のレンタルショップで容易に旧作料金で借りられる“極秘テープ”を入手してしまいましたよ【GHOULグール】!!「20世紀の食人」というテーマのドキュメンタリー映画のパイロット版の撮影のためにはるばるアメリカからやってきた撮影班。

現地の人からその村に伝わる“食人鬼”伝説の取材を続ける中、過去に食人鬼がいたとされる小屋で魔女(自称)の力を借りて食人鬼の霊を呼び出す“降霊術”を撮影しようとしたら小屋から半径数百メートルから出られなくなる“呪い”を掛けられてしまった!?という“心霊系”POVという、これまたよくあるパターンなんでございますが今回ただの霊ではありません“喰種(グール)”の霊というこれまた厄介な霊に狙われちゃうんですねー。ちなみにその霊の生前の名は……教えて教えて僕の中に誰がいr……知らんがな!!「アンドレイ・チカチーロ」。う〜ん?まぁでもどうせ映画の中の話でしょ……そう思ってしまったアナタ

で、ググってしまいましたー(もはや誘導だよ!!)アンドレイ・チカチーロ。ウクライナに実在した連続殺人鬼で1978年から1990年にかけてロシア(旧ソビエト)で52人を殺害した罪で捕まっ……え、普通にヤベーやつじゃんコレ。。。。。いや、なんかこのオッサンどっかで見たなーと思ってたんですよ!?(劇中実際の写真が出てきます)でそのアンドレイ・チカチーロの霊に襲われるって、それをワーキャー楽しむ“娯楽映画”でやっちゃうっていう、、、、、そっちの方が恐ろしいわ!!(笑)しかもですよ!?肉体が滅び魂だけと化した後も「死してなお人肉を食べたい」というどこぞのトレビアンな美食家並のド変態っぷり!?そしてネコ好きの方にはあまりオヌヌメ出来ません!!こーれーはなかなか別の意味で恐ろしくなってきた……
そんなコチラ“チェコ産”のホラーPOVなんでございますが本国でメチャクチャ大ヒット?チェコ映画史に残るホラー映画……まずチェコ映画史の歴史から学ばなければいけませんがとにかく“売れた”ホラー映画らしいのです。しかも製作総指揮には何の因果かあの去年ワイルド過ぎるスピードこと「ワイルドスピード」と同じノリで撮ったら壮大にぶっ飛ばしたハリケーンとアクションと共に脚本も壮大にぶっ飛ばしたロブ・コーエン!!?いやーそんなぶっ飛びに定評がある彼が製作とは、、、、、これはかなり期待できるぶっ飛び具合なのではないでしょうか??

え、ぶっ飛びってそーゆーこと?
【感想(ネタバレ)】
いや〜まずはじめにこれは非常に惜しいなーって話からするともうコレですよコレ「不必要なBGM」。この手のPOVホラーに恐怖のBGMは全く必要ないと思うのです。だってBGM入れちゃったら“モキュメンタリー”じゃなくて“映画”になっちゃいますからね?そもそも「これは偶然発見されたビデオテープで……」なんていうお決まりの“設定”でやっているのだから、そんな設定をまさか自らぶっ飛ばしてくるとは(笑)撮影班たちも酔った勢いで霊を呼び出そうとしたり緊急事態なのに夜S◯Xするようなただのバカップルを晒すどころか仲間意識も低くてすぐ罵倒し合うしなんだかな〜、冴えないメンツだこと…

チェコ映画、と言いながらガッツリ英語なのは見易かったですね。チカチーロの霊は兄のカラダに憑依して撮影班たちを寝床である亜空間の洞窟?に引きずり落として、通訳の女性のカラダに自らを宿して再び現世に復活しようと目論んでいた…ということでよろしいでしょうか?(もう一人の女性は子どもが産めないから最後殺された)人肉に対し金木研ばりに拒絶し続ける通訳の女性に「人肉を食え…!!」とか言ってましたが身ごもればそこは……別に人肉に限定しなくても健康食品とかの方がよく育つんじゃないかn…




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