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Never After Dark ネバーアフターダーク(2026)

  • 10 時間前
  • 読了時間: 6分

【原題】Never After Dark ネバーアフターダーク

【監督】デイブ・ボイル

【出演】穂志もえか 木村多江 賀来賢人ほか

【あらすじ】

霊媒師一家に生まれた愛里と姉・美玖は、霊と交信できる力で全国の怪事件を解決してまわっていた。そんな姉妹のもとに、ある屋敷に現れる男の亡霊を祓ってほしいという依頼が舞い込む。亡霊を目撃した張本人の禎子は愛里の仕事に興味津々だが、息子の群治は霊の存在に懐疑的だった。屋敷で怪現象が次々と起こるなか、除霊の儀式を始めた愛里は、おぞましい姿の亡霊に遭遇する。亡霊は部屋の壁に隠された何かを必死に捜していた。やがて、屋敷の秘密と亡霊の正体、姉妹を縛る恐ろしい過去が明らかになっていく。(映画.COMより)


【感想(ネタバレなし)】

『「洋画」過ぎる「邦画」』






イランクンダ。皆さん覚えましたね?どーもラーチャえだまめです。そんなことより冬なのに、さまぁ〜!ならぬ「邦画」なのに「洋画」!?早速ですが本日はそんな“ちょっとこれまでの「邦画ホラー」とは違う”という謳い文句のコチラ。



【ネバーアフターダーク】!!以前ネトフリで世界に忍者はまだ日本にいまs……知らしめた「忍びの家」で主演の賀来賢人がプロデュースも手がけたのは知っていたのですが、その時タッグを組んだ日本で作品を展開するデイヴ・ボイル監督と共同で製作会社「SIGNAL181」(181とはアメリカ・カナダと日本の国際電話番号「+1」「+81」をミックスさせたもの)を立ち上げ、本作はその第一弾作品だったんですねー。発掘された傑作インディーズホラーも数しれず、アメリカの映画・音楽などのカルチャーフェスティバル「サウス・バイ・サウスウエスト」(通称SXSW)に本作は出品され、観客賞を勝ち取るなど既に世界市場も視野に入れたグローバル展開も成し遂げているという!?それを裏付ける



いや賀来賢人めっちゃセンスええやん!!過去俳優が監督、プロデュースした映画は数多あれど、中にはバッグに詰めたお弁当並みに偏りが酷い自画自賛ものも含め成功例は決して多くはなかった。そこへ今や日本のエンタメに欠かせない俳優の一人である賀来賢人が、まさかここまで「洋もの」愛に満ちた御方だったとは……









森の中を走る車の描写といいカメラワークといいOPから「死霊のはらわた」かな?そして森の中から大手企業の寮みたいな大きな「洋館」が出てきて、そこから怪しさMAXのオーナー(賀来賢人って言うんですけど)が出てきて気前よく「荷物運びましょうか?」は、あまりに「洋画のOP」過ぎんのよぉぉ!?



そんな舞台は日本のどこぞの軽井沢っぽい山奥にある大きな洋館で、洋風な内装に骨董品などが並び、山奥には洋館の他にも教会とか謎の木のオブジェ等、、、日本だけれどどこか異国感漂う独特な雰囲気。また監督が外国人、だけではない撮影監督などスタッフも海外から引き抜き参加。演者たちの衣装も既製品が多く使う邦画スタイルではなく、本作のためだけに衣装や小道具などを製作。「SHOGUN 将軍」の穂志もえかを筆頭に、木村多江、爆乳……正名僕蔵、「Chime」の吉岡睦雄などキャスティングも外部からの指示を感じさせない、キャラクターに合った配役と、制作工程も海外を手本としているわけですね。そりゃあ洋画観てる感覚になりますわって話なのですが



本作は大きく分けて前半パートと後半パートに別れていて、昼と夜の12時に決まって現れる徘徊する霊に霊媒師が「お逝きなさい」する為に奮闘する「ガチホラー」の前半戦、その霊の「目的」が判明し洋館の秘密がジョジョに明かされる謎解き「ミステリー」な後半戦、からの最終的に












「TENET」になります。




まず主人公愛里と、その姉なのに愛里より“年下”の美玖の霊媒師「姉妹」の設定がユニークで面白い。「幽霊より人間嫌い」でも生活費の為に先祖代々伝わる霊能力で霊媒師として働き、でも仕事が終われば他の霊が来ても「今日はもう営業終了!」と閉店ガラガラ、レコード流してキンキンに冷えたキ◯ンビール呑みながら踊って“そしてマヨラー”な愛里というキャラクターがいい。鏡越しに霊と会話したりあの世(と言うよりミラーワールド戦わなければ生き残れn、、)に行く回転式の特殊な鏡などガジェットやあの世に転送する演出もなけにカッコいい。ちょっと塚本監督の「悪夢探偵」っぽい不気味さとカッコよさがある。



霊媒師なので基本的に霊が出ても「ビビらない」のが少し観客と温度差を感じる所ではあるが、それでも伽椰子の「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」声に、振り向いたらヤツがいる的な、ジャンプスケアに頼らない馴染みあるJホラー、でもそこに和離れした洋館や教会という舞台、特殊メイクでお口アングリラな「口裂け男」というモンスター的様相の幽霊、そして肉体的な痛々しさ。「洋」な要素が上手いことミックスされたみたいな??洋画と邦画のいいとこ取りしたようなホラーをやっているんですよね。



そして後半のミステリー編も、“とある事実”が判明して??これは一体どういう事態なのだ!?そこからホラーはホラーでも今度は「スラッシャー」ホラーになって、アメリカンなアクションにも突入。「ジャンル」映画の毛色も非常に強くて、いい意味で洋画っぽい展開の連続。からの怒涛の「答え合わせ」伏線回収の嵐。先読み出来るものもありますが、もうOPから全て回収してくれる気持ちよさったらありゃしない!?そして「これTENETってね?」コレは脚本がよく出来ている(多少投げやりな所はあれど)捻りの効きまくった何層にも重なるミルフィーユ的ストーリーが面白かった。



反面、あれコレ前にテレ東かNHKのドラマの劇場版ですか?ってくらい、キャラクター設定は面白いのに主人公のバックグラウンドがあまり語られずに終わってしまうのが本当に勿体ないとも。あくまで物語の主人公は「洋館」と定めているからなのか。彼女たちの他の活躍や背景、過去編でもいいから深夜ドラマ帯でドラマ化したら絶対観ると思うんだけどな〜!他にも「欲しい」ものと言えば、本作を観た方ならきっと欲しくなる











あのサントラは何処へ?




劇中何度も流れる本作のテーマ曲、一度聴けば耳に残るあのインドのロックバンドみたいな(?)あの曲が聴きたい!!…と思ってネットで調べても出てこないのが一番のミステリー??本作の為に書き下ろした新曲?にしてもあんなに起用するならとっくにスポティファイにでも入ってるものかと……



本作を機にアメリカの大手マネージメントと日本人俳優として初めて契約を締結したという賀来賢人。今作を機に洋画でも彼の活躍が拝める日もそう遠くないかもしれませんね!また同スタジオで“世界に通用する邦画”もジャンジャン作って貰いたい、今作はその分岐点となる、幸先良いホラー映画なのではないでしょうか!?

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