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サクッとレビューその44「インキーパーズ」

  • 12 分前
  • 読了時間: 5分

『興奮状態から正気に戻す奇跡の布地その名は“おっさんの白パンツ”』





どーもどーも生産性のない怠惰な日々を生きるラーチャえだまめです。そんな曇り空な毎日に少しでも刺激を……早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました



【インキーパーズ】___!!!以前「エックス」シリーズで“80年代ホラーの伝道師”の異名を持つタイ・ウェスト監督の“キャリア原点”の呼び声高い「ハウス・オブ・ザ・デビル」をご紹介しましたが、そういえばウェスト監督がその「ハウス〜」の後に撮った映画もあったよなと、サブスクで気軽に観れるコチラを……本作はそこまで評価が高い作品ではないのですが、ちょっと個人的に今タイ・ウェストブームが来ている(とか言いながら最新作「マキシーン」はまだ観てないっていう…汗)この機会に観てみようかなーと拝聴であります。タイ・ウェスト監督と言えば先述したレトロホラーを敬愛するあまり完璧なまでにその時代にさも存在していたVHSテープの映画の如く“再現”する手法を取ると同時に、当時世間を震撼させた悪魔崇拝等のカルト教団をよく登場させる、“ヒトコワ”を得意とする監督。それが今作では“心霊系”という??とってもスーパーナチュラルな未知との遭遇を描いたホラー、ということなんですが



物語は廃業間近の“出る”と噂の“ヤンキー・ペドラー・ホテル”という古ホテルで働くナウい女性“クレア”が、そこで霊的な存在に襲われる……「ハウス〜」を彷彿とさせるまたしても“屋敷ホラー”。掴みは完全に親の顔よりよく観た“よくある”話___と思うじゃないですか?ところがどっこい序盤〜前半はクレアの“怠惰な日常”をコミカルに描いた?非常にお遊び要素満載なんでありますねー。ヒロインのクレアの気だるさといい(ゴミ出しのシーンとか笑ったわ)同じくオカルトマニアで同僚のオッサンとホテルのロビーでダラダラ生産性のない会話に更け、クセ強なホテルの宿泊者と揉めたり近所のカフェでただキャラメルフラペチーノを頼みたかっただけなのに店員から明日の夕飯どうしようかレベルのどーでもいい長話を聞かされたり……将来の夢も希望もない、今はまだ“何かしら”の充電期間だと自分に言い聞かせる、毎日をただぼーっと平坦に過ごしていたら、いつの間にか「20代の危機」に片足つっこんじまった、そんなフリーターの日常。うんリアル過ぎて頭痛がアタタタ……



そんな彼女が今一番ハマっているもの、それが数十年前“ホテルで自殺した花嫁の霊”とのコンタクト、という!?刺激欲しさにオカルトにハマるのはいいけどもうちょっと将来のこと考えよ……み、皆まで言うでなぁあい!!(泣)お金欲しさに怪しいベビーシッターのバイトを受けて危ない橋を渡る「ハウス・オブ・ザ・デビル」のヒロインにも通じるというか、若気の至りってやつ?面白いのがヒロインが今日から幽霊ホテルで働きます!!と初対面から物語が動き出す、ではなく既にホテルスタッフとしてそこそこ働いている=霊の存在にも既に勘づいていて、もう“いる”のがわかっている=「そんなにビビってない」だから遊び半分でゴーストハンターごっこに勤しむ余裕がある。そもそもヒロインにとって恐怖の対象が「身近」な存在……これがちょっと既存路線と違うというか、面白い設定だなーと思いました。まあそれでもいざ霊がコニチワーすればギャァー!!って逃げ出す浮き沈みは激しいのですが



しかし霊とのコンタクト……そもそもその花嫁の霊は危険な存在なのかそれすら判明しないし、霊もクレアに対して「せいぜい無人のピアノのけん盤をちょびっと動かすくらい」のアクションしか起こしてこない。観ていて霊の“動的”なシーンがほぼ皆無。このあたりからちょっとある懸念が脳裏をよぎる。よもや「何も起きない系」じゃあないよな……(汗)ここ!!ここが勝負の分かれ目、否今作は章立て方式ですが流れ的には「ハウス〜」と同じ。クライマックスの「見せ場」でパァーンと弾けるまで、それまでは前座とばかりに何も起きない。ただし「一体この先にナニが待ちわびているのか」とぐっと引きつけられるような、ミステリアスな演出は今作も健在で、宿泊者の一人、「トップガン」でマーベリックの恋人役だったケリー・マクギリス演じるレジェンド女優が実は霊媒師…?なんていかにも怪しすぎるし、自殺した花嫁の謎、地下室の謎とか色々……これは壮大なオチの前フリなんじゃないかと?考察しながら観てしまいましたねー。












ま、そんなこと一つもなかったんですが

 




いやーなんか霊も胡散臭いと思ったんですよー!!マイケル・ダグラスも怒り心頭な“組織的犯行”なんじゃないかとか、バカみたいに考察したら、全然関係なかったってさアハハハハハハハハハ!!!



……そういえば(だからまだ最終章観てないけど)「エックス」もさ、なんでミア・ゴスなん?みたいな伏線かと思ったら全然そんなことないみたいな感じでしたやーん!?タイ・ウェストって意味アリストテレスに見して実は特に考えてませんでしたパターンが好きなのか!?本当にただドストレートな心霊ホラー、だったんですね……。



だとしたらあまりに霊が人間過ぎだろ!?わかりやすいジャンプスケアにホラー描写も単調で、実はスピリチュアル系は苦手なのか?最後の部屋のシーンでカーテンに薄っすら霊が映り混むイースターエッグ的な演出もあまりに薄すぎて(検証映像見たけど私には見えませんでしたが?)殆ど作者の自己満にしか見えないし、登場人物の行動も所々「?」だし、結局謎もぶん投げ状態で見終わったあとの消化不良も歪めない。確かに世間的に不評なのも頷ける作品かもしれません。「ハウス〜」と流れは一緒なのに。アチラは面白いのに。う〜ん長々と尺を使った「引きつけ」と、それに見合う「オチ」のバランスって大事なんだなー、と痛感した1本でした。。。。

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