サクッとレビューその40「怒霊界エニグマ」
- ラーチャえだまめ

- 2025年12月5日
- 読了時間: 3分

『「肩に“カタ”ツムリ」のダジャレは霊界共通だった件』
【サクッとレビュー(ネタバレなし)】
前回鑑賞した「笑む窓のある家」でまたちょっとだけイタリアンホラーの耐性がついたのでUネクストサーフィンしていたら、あるじゃんあるじゃんルチオ・フルチ◯!!ということでその中から気になった作品を手にとってしまいました。「怒」れる「霊」の世「界」ってまたまた!?エニグマ!!!と原題通り素直になれなかったのか、イタリアンホラーの三賢人(?)の一人ルチオ・フルチが晩年撮った1987年作のコチラ。ジャケットからメデューサが出る映画かと思ったら全然違うんだね〜。

お話はいじめっ子達にいじめられた挙句不良の事故で植物人間となった少女が虐めた野郎共を一人ずつ呪い殺していくという??もの凄く単純なプロットだったので眠くはならなかった(うたた寝しながら見ても理解できたの間違いだろ)で話は単純でわかりやすいのですが
「誰一人マトモなヤツが出てこない。」女子寮のいじめっ子達はいじめた少女が植物状態で入院してるのに笑いながら何一つ罪の意識がない時点で大地真央に玉砕されるレベルの愛のない“人外”だし、体育のイケメン先生もいじめに加担するわ少女の魂が乗り移ったサマラ・ウィーヴィング似のララ・ナツィンスキー演じる美しい転校生も顔に似合わずやることぶっ飛んでて入院中の少女の担当医に出会った瞬間キスしまくるわ、その医者も出会った瞬間それを受け入れて翌朝から赤いスポーツカーの助手席に転校生乗せてみだらな行為に走ったかと思えば他の女生徒にも手を出す始末………「僕はいつもは学生に手を出さない」とかどのイチモツも言ってんだよ!!

そして植物状態の少女もじゃじゃあ悲劇のヒロイン枠で共感性アリストテレスなのかと思えば実はそうでもなくて、最初は同情の余地があっても途中からなんか復讐とは関係ない、えこれってただ恋人取られて嫉妬してるだけじゃね?とか“善人ではない”性格の悪さが露見して、彼女も彼女でちょっと問題ある子だったんじゃないのよと……そんな少女の嫉妬の矛先にいるいじめっ子軍団の中で唯一良心残ってそうな大人しい女生徒も、はじめは医者と少女の眠る病院内でイチャつくのは流石に不謹慎だからと医者を突き放して帰宅するも「やっぱり先生とイチャつきたいな〜」って病院戻るんすよ?マジでみんな終わってるでしょ!?
誰一人共感できる人物はいないんですけど別に問題ありません。本作の見どころは少女=転校生が仕掛ける変化球すぎる「復讐方法」にあるからです!これがかなり想像の斜め上をいくやり口で、まずは本作の“語り口”となっているらしい??サイゼリアもビックリの体中にびっしりと埋め尽くされた黒い渦巻き地獄こと「女体のエスカルゴ盛り」役者魂過ぎんだろ!!あれ半分は絶対生きてるでしょ!?しかもまさかの服の上からじゃなくて裸の上ですよ?恐ろしいよフルチ。ほかにも少女が考えた最凶の殺害方法に恐怖よりココロ踊る楽しさがありましたね

いや“グッドボタンよろしく”じゃないのよトムさん
あーあ!!もうこのポスター見るたびに吹き出しちまうじゃねえかよおおお!!!……これがフルチの呪いなのか。入院中の少女の顔がだんだんブロッコリーみたく緑色に血相ないってレベルじゃねえぞ!?なぜ少女が転校生に乗り移ったのか、2人の関係性とか、そもそも少女になぜそんな能力が備わったのか「ワーイ」を求めてはいけない、というのは前回学んだのでもうツッコミません。最後のENDロールも終わって暗転したまましばらく曲が流れ続けるし最後までこれまたおかしな映画だったなー。
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