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オラン・イカン(2024)

  • 9 分前
  • 読了時間: 4分

【原題】Orang Ikan

【監督】マイク・ウィルアン

【出演】ディーン・フジオカ カラム・ウッドハウス アラン・マクソンほか

【あらすじ】

第2次世界大戦末期の1944年。日本軍の捕虜移送船が連合軍による攻撃で沈没し、日本兵の斎藤とイギリス人捕虜ブロンソンは鎖でつながれたまま無人島に漂着する。言葉も通じないまま互いに敵意をむき出しにする2人だったが、その島にはマレー神話の怪物である半魚人「オラン・イカン」が潜んでいた。(映画.COMより)








【感想(ネタバレなし)】

『オラン、イカン、アカーン!!!』





はじめに言うと今日は「惰性」です。ラーチャえだまめです。いやー先日池袋のグラシネで「マンダロリアン&グローグー」を観たって話したじゃないですか。そのあとシネマ・ロサで2本目観る前の時間潰しに寄ったクラフトビールバーがあまりに良すぎて。時間ギリギリまで呑んで……なんてことしてフラッフラの状態で鑑賞した最悪のコンディションであーもう映画なんてどーでもいいチケットなんて買わなきゃ良かっ……と、言うわけでディーン・フジオカさんには申し訳ありませんが今日はこんな感じで鑑賞させて頂きました



【オラン・イカン】!!??日本のみならず国外でも活躍する、あの勇者おディーン様がサンリオも悶絶のハンギョドンとプロレスするってぎょ、ギョギョギョーーー!!!!一体どういう経緯で彼が本作に出演、、、いやプロデュースもしてんの!?……となると一気に「見る目」が変わるのというか、こんなドB級クリーチャー映画がお好きだなんておディーン様「コチラ側」の人間だったんですか‥…??



もう見るからに“着ぐるみ”一直線の半魚人“オラン・イカン”(“オラン”ウータンと同じ意味らしいがそもそも“オラン”って…??)安っぽさ全開なんですが、実は一昨年の「東京国際映画祭」で上映されていて、その時にちょっとだけ観に行きたかった……なんて思っていたのですが。インドネシア×シンガポール×イギリスの共同製作の多国籍映画で、Netflixの東南アジア域で首位を独占したとかShudderで初登場第一位を記録したとか、なんか意外と評価高いという??そんなわけで早速観させて頂いたのですが____







まず半魚人なのに「水中遊泳シーンがない」って終わってんだろぉ!?予算的に1着しかなくて汚したくなかったのか。それでもハリウッド畑の特殊公効果クリエイターを雇ってそこそこリアルな半魚人を製作しております。特撮ファンには嬉しい仕様。ただ中盤までチラ見せばかりのもったいぶりが凄まじく、全貌がよくわからない。おまけに夜のシーンがメインなので後半でようやく全貌が見え出してもやっぱりよく見えないという……(まあよく見えたら「ダサい」ってバレちゃうから((汗)))ちなみに襲い方はとりあえずキエエエエー!!って叫びながら首や心臓をもいだり(よく心臓の位置わかりますね〜)ゴア描写も結構頑張ってましたねー。



そんなやべえ魚人が潜むインドネシアの小島に流れ着いた罪人のディーン演じる“サイトウ”と日本捕虜のイギリス人“ブロンソン”(ブロンソンって名前久しぶりに聞いわ…)足首を鎖で繋がれた二人三脚状態。まぁでもディーンさん英語達者だから……



え、ディーンさん英語わからない役なの…??ブロンソンと拙い英会話すらままならず、なんとか日本語とジェスチャーで意思疎通を試みる荒業を披露。でもね、サイトウがあまりに“イケてるメンズ”過ぎまして、カニの喰い方がわからないブロンソンに「さあ喰ってみろ」と殻の割れたカニを渡したり、鎖を斬る時にブロンソンに「ココを斬れ。大丈夫だ。」と何度も励ます優男っぷりがまさにおディーン様!?これにはさすがのブロンソンも「ヘイブラザー!!」と敵国のサイトウにぞっこんです。そんなオラン・イカンよりサイトウとブロンソンのBL、いや人種を超えた“男の友情”の方を実は描きたかったんだよ!と終盤突然サイトウがブロンソンを回想し始めて感動ものに仕立て上げる魂胆が見え見え……海水でも入れにゃ泣けんよ?て言うか、泣きたいのはおそらく











“奥さん”の方だと思いますよ?




後半まで観て我々はあることに気づくのです「え、オラン・イカン被害者じゃね?」と。



ヤツはただ小島で子孫繁栄に勤しんでいただけで、そこに流れ着いた人間の方こそ悪なのでは!?なんかサイトウたちに知らん間に目の敵にされブロンソンが魚卵(?)爆破しちゃおうぜ!とかおま、正気のサターン!?気づけば完全に「半魚人側」で鑑賞しておりました。そういう手か!いやー人間ってフ◯ッキューですわ。



撮影はインドネシア、ジャワ島のジャングルで行われ、一面生い茂った木々に大きな滝、崖などスタジオでは再現できない「リアル」さも売り。反面撮影現場は過酷さを極めたそうです。あと日本兵役はちゃんと日本人が演じていたり、サイトウたちが乗っていた「阿里山丸」って実在した船みたいで、時代考察も地味にちゃんとしてる??着ぐるみ意外は安っぽくせずちゃんと作り込んでいる感じはしました。また音楽が今年9月公開の「踊る」で再びサントラを担当してくれるという超朗報が入ったばかりの松本晃彦と、これまた「な、なんで?」クライマックスでオラン・イカンに日本刀を向けるおディーン様など、おディンディンファン(や、やめろぉぉ!!)には満足していただける作品かと思います!!

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