レッド・ソニア 反逆の剣(2026)
- 5月27日
- 読了時間: 6分

【原題】Red Sonja
【監督】マイケル・J・バセット
【出演】マチルダ・ルッツ ロバート・シーアン ウォーリス・デイほか
【あらすじ】
有史以前のハイボリア時代。蛮族王の侵攻により故郷を失った赤髪の女戦士ソニアは、ヒルカニアの森でひっそりと生き延びていた。しかし森に異変が起こり、ソニアは自然を踏みにじりながら勢力を拡げる皇帝ドレイガンの陰謀に巻き込まれてしまう。捕らえられたソニアは都の闘技場へと送られ、ダムナティと呼ばれる囚われの戦士たちとともに、恐ろしい怪物との死闘を強いられる。(映画.COMより)
【感想(ネタバレなし)】

『“異世界ファンタジー”で魔法より“筋肉”が重宝される件』
どーもどーも筋トレ三日坊主のラーチャえだまめです!早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂きました
【レッド・ソニア 反逆の剣】!!!いやーこれも観たかった1本。ついに時代(令和)は「ビキニアーマーの女戦士が無双する」時代にまで遡ってしまいましたとさぁー!?ハダカの美奈子も問いたい「人は何故ハダカになるのか。」“THE異世界ファンタジー”な世界で“面積の狭い西洋甲冑”を身にまとうことで“最強”とは何か、否“筋肉”とは何かをそのカラダをもって問おていくるとかないとか、そんな昭和50年代を代表するファンタジー映画が、今月8日に劇場公開された本作を皮切りに!?6月には「KUBO/クボ」トラヴィス・ナイト監督の「マスター・オブ・ユニバース」、7月には「ザ・ヴォイド」スティーブン・コスタンスキの「デスストーカー」が順次公開予定という令和8年は午年、ではなく「おとぎの国の筋肉祭り」の年みたいですぅー!?主演は「サブスタンス」のコラリー・ファルジャ監督のデビュー作「REVENGE リベンジ」で既に人間離れした荒業を披露しているマチルダ・ルッツ。そんな彼女の“強者感”はもはやファンタジーやんファーーー(笑)と思いついたかは定かではない今回おとぎの国に転生されてしまったらしい。ちなみに私は決してマチルダ・ルッツの鍛え上げられた腹筋見たさに見たワケd………アンバサ

ちなみにこちら“アメコミ原作”……と題打ってますが、元々「コナン・ザ・バーバリアン」という小説に登場するキャラクター、“レッド・ソニア”を主役にしたスピンオフがアメコミ化された……という経緯。ちなみに小説は後にあのアーノルド……Schwarzenegger主演により「コナン・ザ・グレート」(1982)「キング・オブ・デストロイヤー」(1984)と実写シリーズ化されるのですが、3作目でそれまで主人公を演じたアーノルド……Schwarzeneggerを差し置いて、ブリジット・ニールセン主演で「レッド・ソニア」(1985)のタイトルで公開。本作はそちらのリブート版、ということらしい。(ちなみに今作でブリジットは第6回ゴールデンラズベリー賞最低新人賞を受賞……)
そして本作は完成まで実に10年以上を費やされた、実はやっとこさ出来上がった苦労作らしい。これまでロバート・ロドリゲス、ブライアン・シンガー、そしてサイモン・ウェスト、と数多のフィルムメイカー達が名乗りを挙げるも次々と降板。レッド・ソニアを演じる女優もローズ・マッゴーワン、アンバー・ハード……ときて最終的に「サイレントヒル:リベレーション」「ローグ」のマイケル・J・バセット監督×マチルダ・ルッソに固まったという。「プラネット・テラー」調で最後は不格好な片足ソードで無双しそうなローズ・マッゴーワンのロドリゲス版も観たいっちゃ観てみたいが(もはや同じ~)結果的にこれまで異次元の化け物や異次元レベルのライオンと“戦う女性”を描いてきたバセット監督で全体的に“手堅く”仕上げたなーという感じで、グロッキーなシーンもないわけではないが、思ったほど流血シーンも少なく、知名度と反比例して意外と「万人向け」に作られた映画で、とってもオヌヌメ出来る映画となっておりましたですねぇー。
かつてのヒルカニア一族の生き残りで今は大自然の中でもののけの類らと穏やかに暮す女戦士ソニア。しかし勢力拡大の一貫として森を支配下に置こうと企む皇帝ドレイガンの手により森が徐々に破壊されていく。心を痛めたソニアは、単身ドレイガンの軍勢に立ち向かうも拘束され囚人たちによるコロシアムに強制参加させられることに……。

赤毛の「もののけ姫」、いや赤毛の「グラディエーター」とでも言おうか!?アクションは近年の映画にしてはちょっとモッサリ、アングルも決して真新しいものではなく平凡。しかしCGではない演者同士が重そうな剣をカキンカキンぶつけながら戦う生々しい動き、泥臭く戦う姿はなかなかリアルでよい。中でも予告にもある空中でんぐり返しのアクロバティック・的射アクション!!のカッコよさなど、武器も多彩で思う存分敵を薙ぎ払うソニアさんにIQ30くらい空っぽにして楽しめる。なんか一瞬ソニアと三角関係みたいになるイケメン2人……いやならんのかい。「アンダーワールドビギンズ」MCUじゃない方の「ドゥームズデイ」のローナ・ミトラ!!いやー懐かしいなーと思ったら……アジャシタァーー(哀)脚本は色々突っ込みどころはあるが、絶望の淵からの「成り上がり」展開、ドレイガンの側近の白髪美女戦士が完全にソニアのライバル的「もうひとりの主人公」ポジション、そして後半ソニアが目に黒ずみしたアナーキストみたいな「バージョン2.0」にパワーアップしてさらに強くなるなど「少年マンガ」のセオリーすぎてこれまた熱くなるんですよね~。
そしてドレイガンの正体が「実は主人公と◯◯だった」みたいな、これまたソニアと少年マンガのような因縁があったり。今作のヴィランは元から“根っからのワル”ではない、人間臭い一面もあってキャラクター像に磨きがかかっていて、敵サイドも捨てきれぬ魅力を感じました。

ほかにも極力グリーンバックや屋内スタジオを使わずちゃんとロケハンしてそれっぽい場所見つけて撮影するところとか「指輪物語」イムズを感じるし、先述した今時古臭いもっさりアクションにしろ、なんならCノーランには目も当てられないサイクロプスの荒いCGによる「作りもの」っぽさも含めて、一昔、いや二昔前の王道ファンタジーを今の時代に、あえてやる姿勢?今時こんな王道ファンタジーなんて流行らないだろ、いやそうやって最近すっかりスクリーンから観なくなったではないか?我々は今、再び王道ファンタジー活劇に「飢えて」いやしないかい!?とも思えてしまうくらい、何でも今風なスタイリッシュでダークでリアル路線なコスチュームやアクション、ザックの「マン・オブ・スティール」のスーパーマンよりガンの「スーパーマン」の、あのダサさ。新作でもどこか「懐かしさ」がある、あのダサいファンタジーをあえて追求した、でもその「良さ」をしっかりとリブートされていると感じましたね!!
ただ一点、過去から「変化」させたものがあります。ビキニアーマーとかいう男の下心が生んだ昭和男性社会の悪しき風習を一喝するかのような「エロさ<強さ」の強調。「防御力は全くないが観客が喜ぶ」いくら脳みそフル回転したって戦闘時での「実用性」を見出せない厄介なアーマー。……それならばと?体脂肪率激シボに鍛え上げられた「筋肉美」を全面に押し出そうじゃないか……という「シュワスタイル」をウーマンで貫く、色気より筋肉!!マチルダ・ルッツの鍛え上げられた「筋肉」は、性を超えた「す、すげぇ…」と今すぐ己の腐りきった体脂肪の塊を断絶したくなるレベルで筋トレの励みになるし!?圧倒的肉弾戦車と化して敵をなぎ倒していく「強者感」もまた、性別が判断材料にならない。女流監督ならではな、強い女性というより「強い人」を描いた映画になっております!
確定演出じゃない(むしろ無い寄りのあり)次回作を臭わせて終わるのも、なんかもう微笑ましい……と思ったら来年あのアーノルド……Schwarzenegger主演で「コナン」続編の撮影がスタートするって!?ワンチャンドッキングする可能性も無きにしろアルカトラズ……てまだまだ異世界は魔法より筋肉が重宝されそうですね?




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