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T-34 レジェンド・オブ・ウォー(2019)


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【原題】T-34

【監督】アレクセイ・シドロフ

【出演】アレクサンドル・ペトロフ ヴィンツェンツ・キーファー イリーナ・ストラシェンバウムほか

【あらすじ】

第2次世界大戦中、ソ連の新米士官イヴシュキンは初出撃で健闘したが敗れ、ナチスドイツの捕虜になってしまう。彼が戦車の指揮官であることがわかると、ナチスの戦車戦演習のためにソ連軍の戦車T-34を操縦するよう命じられる。戦車の整備と演習の準備期間をもらったイヴシュキンは、捕虜仲間たちと隊を組む。(Yahoo!映画より)




【感想(ネタバレなし)】
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『“おそロシア”過ぎる「白鳥の湖」』








……とあるエレベーター内での出来事







「え、お前バットマン3部作見てねぇの?」



「ビギンズでしょ、ダークナイト、ダークナイト、、、、、わかった



















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「ヴェノム。」









どーもどーもラーチャえだまめです!!そんなCノーラン「ダークナイト」の故“ヒース・レジャーが好き”とハンス・ジマーの“「ダンケルク」っぽいBGMが好き”の2つも追加したっていい










・“戦車”が好き

・“脱走もの”が好き

・“スローモーション”が好き

・“主人公と同じ名前のライバル”がいる

・“一騎打ち”が好き








どれか一つでも当てはまっていればヨシ全て当てはまっているならもう見るしかないかもしれません!?いやーこれまた141分「最高にアガる」映画に出会ってしまいました!!!炸裂する爆発音!!!唸る戦車!!!!座席に響き渡る“重音”!!!!これは完全に「IMAX案件」であることは言うまでもなく!?何故“そこまでして”私がオヌヌメしたいか?これが一体何がどうして














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“1週間限定上映”






コレですよコレ!!!只今Tジョイ系映画館(“KINEZO”で予約出来るアレ!)で当初通常版上映のみだったのが「26分の追加シーン」とポストカード配布まで加わった“IMAX完全版”として今月15日から1週間限定で上映されているのです!!!それほどまでして人気なのか!?いや公開前から存在は知っていた作品ではありましたが製作国では観客動員数800万を突破、興行収入40億を記録__














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「でも“ロシア”での話でしょ?」





ロシア産大ヒット映画と言えば「ナイトウォッチ」「アトラクション」そして「オーガスト・ウォーズ」に「ガーディアンズ」………ハリウッド顔負け、いやもしかしたらそれ以上かも?“最高級のVFX技術”にヒジョーに惹きつけられて過去劇場に足を運んで参りました、とにかく映像面にスターテスを“全振り”した結果、明らかに“どこかで見たことある”ような筋書きに「異星人が“ちょっとまって”と言ってきたから兵を退却させた」という「アトラクション」の斜め上過ぎるとんでもクライシスな展開しかりある意味“おそロシアな脚本”のイメージが大変強くなってしまいゆえに今回またしても大ヒットの記録を塗り替えられたと言われましてもレンチでカンカンカン!!「ちょっと待った!!」と立ち止まってしまったんですよね。ホント「これで“シナリオさえ”良ければ……」



そうなのです。ついにそのロシアが“最大の弱点”を克服してしまったと言っても過言ではない!?これをヤラれちゃったらもうホントにまるで今作に登場する“T−34”戦車の如く“向かう所敵なし”の爆裂オレツエー状態なんじゃねぇか!?もうロシア産で立ち止まる必要なんてない、これで思う存分胸を張って言える















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劇場へ全速全身ッダァァァァーッ!!!!!






いやー本当に“シナリオが普通だとこんなにも安心して見れるのか(笑)”これは大変嬉しい仕様でございます!!しかもこのシナリオも今回大変「アガる」仕様になってしまっているのです!!時は第二次大戦下、ソ連軍とナチス・ドイツ軍との戦いが激化しておr……歴史的背景にそこまで詳しくなくても全く問題ありません!!OPから怒涛の如く押し寄せる

















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“笑っちゃうくらいスローモーション(笑)”






あーあもうこんなん序盤のジョバンニで見せられちゃったら誰だって画面に無我夢中になっちゃうじゃないですかぁ!?ドイツ軍率いる戦車部隊数台に対し我らがソ連軍が誇る鋼鉄の兵器“T−34”、その数たったの“1台”。そして弾数はたったの“5発”のみ……開始早々キンキンに冷えたビールさえない“圧倒的不利”な状況下で指揮を任される本人曰くこれが“初陣”だという“新兵士官イヴシュキン”……コイツが「見せて」くれるのですよ、絶対的“負け戦”と思われる戦いに一石を投じる“最強の作戦”ってヤツをね!!!


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アーガルアガる!!!とにかくアガりまくりの戦闘シーン!!!もう毎回砲撃されるごとに“スローモーションが止まらない(笑)”でもそれがサイコーにカッコイイ演出なんでございます!!しかーし!!スゴいのはVFXだけではございません!!実際の戦車を数台使用しての“実写パート”もスピードこそ遅いものの戦車のあまりの“小回りの良さ”に驚かされるかもしれません!!まさに映像はマジでムンクの叫びも届かない文句のつけどころのないしかしそれはロシア産ならば“周知の事実”と言っても過言ではありません、問題は鬼門の“シナリオ”でございます















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“川中橋の戦い”byロシア





まさに信玄公と上杉との“因縁の対決”を見ているかのような!?“VSシリーズ”に新たな歴史が刻まれてしまいましたイヴシュキンの前に立ちふさがるナチス・ドイツ軍でもリキュールじゃない方の“イェーガー”と名乗る「最大のライバル」の存在!!!いやーこの2人“下の名前が同じ”という奇遇ささえ併せ持つまさに「宿敵」にふさわしい2人なんですよねー!!しかもどこかヒース・レジャーの面影ある冷酷非情なイェーガー、敵なんだけれども














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メチャクチャカッコイイ





魅力的なヴィランにハズレ無し!?コイツがねぇー、イヴシュキンの仲間を殺したり収容所に入れられたロシア兵を奴隷のように扱うようなヒデえヤツなんでありますが“シャア・アズナブル”のようなカリスマ性……でも決して完璧じゃなくてスキもあってそこをイヴシュキンに取られたり、そしてまた取り返したり……“悪党”ながらラストのイヴシュキンとの戦いのシーンで私完全に彼に打ちのめされてしまいました















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“モノノフとしての器”を見た_____。





イヴシュキンの脱走を手助けする3人の戦車部隊もフレディマーキュリーみたいなちょび髭操縦士筆頭にこれまた個性豊かで飽きさせない彼らとの戦場を駆け抜ける“男臭さ”さらに収容所で出会った通訳係の修道女(?)との“禁断の恋”などなど面白要素をこれでもかとシナリオにぶち込んでくる、いやーやっぱり“王道”が一番しっくり来るんだよなぁぁぁ!!!アクション、友情、ロマンス、そして「パピヨン」のレミ・マレックもビックリし過ぎて全然エエエエエエエエヨ!!!!出来ない大胆不敵な“大脱出劇”も大きな見どころポイントでざいます!!これは是非、是非とも劇場でお楽しみ頂きたい“戦車MOVIE”でございます…!!







【感想(ネタバレ)】





ラストの“イェーガーの最期”がやっぱりメチャクチャイカすよな…。仮にも一度敗れてピストルで重症を負わせられた相手ですよ?そのイェーガーが橋から落ちようとして手を差し伸べてきて、それをイヴシュキンがキャッチするシーン。長きに渡り互いに戦い合ううちに「宿敵」として互いの“才能を認め合う”仲になった証というか、敵なんだけれども戦いの勝敗が決まった途端命だけは助けようとするイヴシュキン。しかし実はイェーガーが手を差し伸べたのは「助かりたい」ワケではなく「“最高の好敵手”と戦えた喜び」として“握手”をしたかっただけなんですよね。戦いに負けた、もう何も後悔はない…。自分の「戦士」としての最期を悟ったイェーガーはそのまま手を話すと自ら戦車の下敷きとなって川に落ちていく…。ここ数年で見た中でもベスト級にカッコいい「ヤラれ方」でしたね〜!!これは唸っちゃったなぁ〜!!!直前にイヴシュキンが仲間の一人を救出したいが為に「5分待ってくれ!!」と言ったらちゃんと待ってくれる3分間しか待ってくれないムスカとは大違いの懐の広いヤツだぜぇ!!


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最も映画に出てくるナチスって最近だとゾンビを大量生産してるっていうとんでもクライシスな実験までやっちゃう非人道的な描き方(特にハリウッド)されてるじゃないですか。別にナチスがいいの悪いのどうこうじゃなくてそこはお国が違うからなのか、敵は敵でも“対等”に描いている点でも今作は大変興味深いですよね〜。あと役者さんがちゃんとドイツ語喋ってるのにそれを全てロシア語に変換する手の込用ww



最初と最後で2度繰り広げられる“一騎打ち”とかまるで“西部劇”でも見ているような緊張感に駆られてしまいましたね〜。ここまで戦車をカッコよく見せられちゃあ、こりゃ戦車のプラモが爆売れじゃねえか?実際にロシアには旧ソ連時代の“伝説”が沢山あるらしく、その中の一つをモチーフにしているんだそうです(ナチスが収容所でT34を作らせそれを的にした模擬戦を行ったという逸話)捕虜となったロシア兵達の厳しい環境など歴史的背景もしっかりと描きつつ“エンタメ”として成立あせているバランスの良さもいいですよねー。









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