TAG タグ(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年6月13日
- 読了時間: 5分

【原題】Tag
【監督】ジェフ・トムシック
【出演】エド・ヘイムズ、ジョン・ハム、ジェイミー・レナーほか
【あらすじ】
ジェリー、ボブ、チリ、ケビンの5人の仲間たちは、子どもの頃から毎年1カ月かけて鬼ごっこに興じており、大人になった現在も続けていた。中でもジェリーは1度も鬼に捕まったことがなく、他の仲間たちはどうにか彼を負かしてやろうと狙っていた。ある年、ジェリーの結婚式が鬼ごっこの時期と重なることに。仲間たちはこのチャンスを生かして彼を鬼にするべく、張り切って鬼ごっこに挑むが……。
感想<ネタバレなし>

『人類よ、これが“鬼ごっこ”だ____?』
どーもどーも、小学生の時に食べたハリボーが未だに大好物です、ラーチャえだまめでございます。皆さん、“童心”忘れていませんか?小学生の頃よく近所に住む友達と一緒にカケッコとか“鬼ごっこ”とかして遊んだ経験はありますか?私はそれを超高層マンションでやって管理人にめちゃくちゃ怒られました、今宵はそんな少年時代から「オトナになってしまったアナタに___。」この広ぉ〜い♪野原いっぱい〜♪……いやいや年齢とかカンケーないっしょ?“鬼ごっこ”に年齢制限とかあるんですか?大のオトナが?28年もの間?毎年5月限定で?“ホンキ”で鬼ごっこをや、、、、やったって、、い、いいいじゃねえかああああああああああああ!!!!!!!
…という意見に賛同出来ない方はこの映画は向かないかもしれません(笑)【TAG タグ】!!いやー素晴らしい、実に素晴らしい。いい年こいた中年オヤジ達が、小学生の頃からずーーっと変わらず鬼ごっこをやる……もうコレだけでなんだかホッコリさせられてしまうお話。2013年アメリカの新聞紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」で取り上げられたなんと“実話”を元にした作品なんでございますねー。

“あの頃”から皆それぞれ歳をとり、働いて、結婚して、家族もって……それでも毎年5月の日に決行される鬼ごっこになると“あの頃”にタイムスリップしちゃうのです!!もうメンバーの一人が一流企業の社長になろうがカンケーないのです!!いきなり清掃員に化けた「ハングオーバー」のエド・ヘイムズが記者と取材中のお歳暮にジョン・ハムに近づいてきて「おい、やるぞ。」と言ったらゲームの合図。水曜どうでしょうではございません「え、アンタら何してるん…?」そりゃミイラ研究科のアナベル・ウォーリス演じる記者だって戸惑うわな!!でもこう言うしかないのです「鬼ごっこをしなければならないのだッ!!」と。そう!!それでいいじゃないですか!?この余裕!!この余裕よ!!?大人たちに足りないのは!!?いつの日も“いつメン”と鬼ごっこも出来ないこんな世の中じゃ……ポイz(但し場をわきまえたし!!)
目指すは29年間“一度も鬼になったことがない”メンバーの一人、“ジェリー”を“鬼”にすること。だがしかしこの“史上最難関”ともいえるミッションの“想像を絶する厳しさ”をこの時まだメンバーたちは思ってもいなかったのである。。。。アヤツはもはや“人の子にあらず”かつて地球存亡の危機を“元メンバー”達と共に死守し“人知を超えた”存在になっていた

最強の男、“ホークアイ”を“鬼”にせよ
…ちなみに「インフィニティ・ウォー」に彼が出演しなかったのは今作の撮影があったから。地球の危機<友情、を取るというなんというフレンドリーシップ!!?しかも撮影中に右肘を骨折する事故まで起こしたホークアイさんの“ガチ鬼ごっこ”も大変見ものとなっております。また「大人になっても“友情”は続くのか」、鬼ごっこだけが、皆で“繋がれる”唯一のツールだった。そんな「大人の事情」の垣根さえ超えることの出来る、鬼ごっこの素晴らしさ、否“遊び”の素晴らしさ。鬼ごっこに“人生を捧げた”男たちの熱いヒューマンドラマもなんだか感動ものでございます。。。。(ENDクレジットが何故か面白い事になっている…笑)
感想<解説>
これって「究極の友情」だと思うのですよ。学生時代よくドライブした仲のヤツが、結婚して子ども出来て、そうなると、どーしても家族サービスとかに時間を費やさなければいけなくなりますよね。そいでこの前わざわざ家族を寝かしたあと真夜中にソイツがコッソリやって来てドライブしたんだけど……まあそうなるとコッチもなんだか申し訳なくなるやん?w次からはもう誘いづらいなーとか考えちゃうじゃないですか?
本作のエド・ヘイムス演じるホーガンも童心を忘れてはいけない!!童心を捨てる=みんなとの「繋がり」が消えてしまう事を誰よりも心配していて、ただそのいつまでも童心を持つことが=ジェリーの人生に悪影響を及ぼしかねない、というジレンマ。それはジェリーを大切に思っているが故、地下室でバッド振り回して暴れたのは、この葛藤があったからなのではないでしょうか。しかも持病で来年には確実に自分はいない。だからこそ「集大成」として誰よりも気合を入れていたホーガン。最後まで持病をみんなに隠していた(妻もその想いを汲んで黙っていた)ところにも、純粋に“鬼ごっこ”で皆を集めたかった、そんな仲間を想う気持ちが垣間見れますよね〜。

あと大体平均年齢40歳の“おっさん”キャストたちがキャッキャいいながら騒いだり遊んだり、、、、、なんか演技なのか本気で楽しんでいるんだか(笑)ジェニーのパーティー会場で、ジェイク・ジョンソン演じるランディが初恋相手と会話しているのを遠目から“アフレコ”する時の、ジェニー……ジェイミー・レナーの超フザけた感じとかビシっとスーツ着こなしたジョン・ハムが「オレが鬼だぁー!!」って叫びながらタックルしたり「マジで小学生やん…笑」こんなジョン・ハム見たことあります?ジェイク・ジョンソン演じるランディにお互いの初恋相手に再びアタックするのを後押し(のつもりが自分も結局諦めきれず…w)する仲間想いのジョン・ハム!!まああんなにダンディで何故相手がいないのか逆に疑問なくらいだけど(笑)アナベル・ウォーリスが若干空気なのが気になりましたがENDロールで病院内でみんなでやるシーンとか周りからしたら迷惑以上の何物でもない(笑)“けどそんな大人げない”彼らの姿が、いつまでも“童心”を忘れない姿が見ていてとっても微笑ましく目に映るんですよね〜。そして何故か感じる“懐かしさ”。。。。w
いつまでも休日家でスマブラできるとか、フットサル呼んだら来るみたいな、そーいう普段はシャカリキバリバリの社会人が、“いつメン”と顔合わせた時だけガキンチョに戻れる、いいじゃないですか。そーいうのって、“続けられる”なら、いつまでも続けて行こうじゃないか!“遊び”の大切さみたいなのも改めて考えさせられた、そんな映画です。
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