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アナと世界の終わり(2017)


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【原題】Anna and the Apocalypse

【監督】ジョン・マクフェール

【出演】エラ・ハント マルコム・カミング  サラ・スワイヤーほか

【あらすじ】

イギリスの田舎町リトル・ヘブン。幼い頃に母を亡くした高校生のアナは、現在は父トニーと2人で暮らしている。夢も希望もないこの町にうんざりしている彼女は、父に内緒でオーストラリア旅行を夢見てバイトに励む日々を送り、幼なじみのジョンは、そんな彼女の夢を応援しながら密かに思いを寄せている。しかしクリスマスイブに旅行の計画がバレてしまい、アナと父は大ゲンカに。翌日、いつも通り学校へ向かっていたアナとジョンの前に突如として血まみれの男が現れ、ジョンに襲いかかる。アナは咄嗟にシーソーを使って男を撃退するが、なんと男の正体はゾンビだった。クラスメイトたちと合流したアナとジョンは、学校に取り残された学生たちを救出しに向かうが……。


【感想】






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『“歌って×踊って×笑って×泣ける×クリスマス×青春×ゾンビ×ミュージカル(R15)”最強説(笑)』










ありのぉ〜♫ままのぉ〜♫




…姿を見せたらゾンビなら真っ先に殺されると思います、ラーチャえだまめでございます。えー先日とある映画の試写会に応募したら当たって都内某所の試写会に私出席させていただきましたぁ〜♫


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タイトルはコチラ【アナと世界の終わり】!!……アナ雪ではございません“アナ屍”でございます、いやーこの映画「そんじょそこら」のゾンビ映画とはちg、そんじょそこらて!?そんじょそこらのゾンビ映画を逆に知りたい



…いやこの映画の最大の特筆すべきは












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「ゾンビ」×「ミュージカル」!!






アチャ〜この手があったか!?巷では不朽の名作感染だの動物園で感染だの新感染だのレッドブル飲んで感染だのなんでもアリストテレスな“ゾンビ大量増殖期”に突入しているこのご時世!?まさかミュージカルとゾンビがお手手繋いじゃうという!?こーれは一体全体どーいう“エズラ”ミラーになるかと思っていたのですが



















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…まぁそーだわな






これは「ハイスクール・ゾンビ・ミュージカル」です!!ゾンビだろうが公園の遊具で首ハネようがボーリングのボールで頭カチ割ろうが血吹雪ブッシャーだろうがカンケーありません!!R指定のグロ描写もアウトオブ眼中な彼らは逃げも隠れも後回しに歌うのです!!そして踊るのです!!見よ!!この潔さよ!!讃えよ!!我が「メロディー」をこのディストピアったアポカリプスな世界に驚かせようぞおおおおおおおお!!とイワンコフばかりの!?とにかく“コトある毎に”歌って踊って……本作は大きくわけて何パートかに分かれているのですが、ゾンビの出ない序盤は完全に“ハイスクールなアレ”なヤツで突然食堂で歌い始めて我々は悟るのです「ああ、コイツらは四六時中歌うんだ」と。だからそこからいよいよ謎の感染症?どこからともなくゾンビがノコノコ出てきたところでどーでもいいんですよね!!歌えれば!!笑そう!!この全曲












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「神曲」が歌えればねッ!!( ´ ▽ ` )





いやホンッッッッットにホントにホントにホントにホントにかーみーきょーくだぁー!?好きすぎちゃったらどーしよー!?ダウンロードがあーるんだよ、、、、、捨て曲ナイチンゲール!!素晴らしい!!歌にまず私完全に惚れてしまいましたねッ!!でもって演者たちもみんな歌が上手いんですよねー主要キャストは若手が多いのですが、みなさんプロフィールを見ると音楽院を出てる人とか、どーりで歌が上手いワケだわ!しかも舞台はクリスマスシーズンゆえクリスマスソングも流れる始末ww



ケイティ・ホームズとアン・ハサウェイを足して二で割ったような顔のエラ・ハントという女優演じる主人公アナはじめ、とにかく個性尾崎豊か過ぎるキャラクターたち。中には弱い者いじめする不良や金魚の糞みたいな校長も出てきますが、そんな悪党も歌が始まるとノリノリで歌い始めるから何故かキライになれないという笑そんな彼らが“SEKAI NO OWARI”な事態にも能天気にバカやっちゃう「コメディ」色全開……かと思いきやゾンビ映画の“お決まりの悲しき鉄板ネタ”も「ゾンビもの」としてもそこをちゃーんとやってる所も好感が持てるのですが、しかしやはりたった98分の映画であろうと“愛くるしいキャラクターたち”がゾンビに襲われ死んでしまうシーンはちょっぴり会場もシンミリムードになったりして…。


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ゾンビ×ミュージカル“だけじゃない”もう一つの要素として大学進学を控える高校生たちの「成長物語」というものもあるんですねー。大学進学は考えずに親友のジョンとオーストラリアに長期旅行したい、卒業して自由に生きたいアナと、将来を考えない娘に苦言を呈する父親との対立とか、世界が崩壊したのに「オトナがなんとかしてくれる」と楽観的に考えるジョンなど、はじめはみんな「自分たちの“未来”」とか真面目に考えていないんですよ。オトナがみんな解決してくれる、だから自分たちでも“どーにかなる”という考えがどっかにあったわけです。それがいよいよ“オトナでも”どーすることも出来ない事態だとわかってきちゃったから、さあではみんなオトナに頼らずこの危機から脱しよう!!(歌と踊りで!!笑)って話になって、そこで徐々に彼らがオトナとして成長していく姿を拝めるワケなのです。彼らの“力強さ”に勇気をもらえるかもしれませんねッ!!



本作は故ライアン・マクヘンリーという監督の「Zombie Musical」という短編動画を、ジョン・マクフェールという監督が長編映画化したものらしく、ユーチューブに動画がありました。気になる方は本作を見る前にご覧になってはいかがでしょう??



まさに歌って×踊って×笑って×泣ける×クリスマス×青春×ゾンビ×ミュージカル(R15)という掛け算ばかりの、あ、あとサカナくんにもヒジョーにオヌヌメしたい映画d…



5月31より公開でございます。


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