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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022)


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【原題】Avatar: The Way of Water

【監督】ジェームズ・キャメロン

【出演】 サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィーバーほか

【あらすじ】

地球からはるか彼方の神秘の星パンドラ。元海兵隊員のジェイクはパンドラの一員となり、先住民ナヴィの女性ネイティリと結ばれた。2人は家族を築き、子どもたちと平和に暮らしていたが、再び人類がパンドラに現れたことで、その生活は一変する。神聖な森を追われたジェイクとその一家は、未知なる海の部族のもとへ身を寄せることになる。しかし、その美しい海辺の楽園にも侵略の手が迫っていた。(映画.COMより)





【感想(ネタバレなし)】
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『(衝撃)パンドラでは“ケツ穴確定”が流行語だった件』






どーもどーもラーチャえだまめです。ついに、ついにこの日がやってきてしまった



【アバター:ウェイ・オブ・ウォーター】いよぉー!!!13年……いや長かった!!よぉー皆さん首長くして待ちわびたかいありましたよおおお!?今週金曜日より劇場公開スタート、お久しブリーフに3日前のチケット予約で画面フリーズ、いやマテもうこんなに席埋まってる…!!埋まってるよ母ちゃん…!!(誰?)やぁー流石の反響っぷりですね。公開から程なくしてTVCMもバンバン垂れ流すしタイアップしたメルセデスベンツのCMに東京はあんまり関係ないのにディズニーランドにアバターの偶像が…?いや凄いですね。ワールドカップもまだ終わってないってのに映画で“国をあげての歓喜っぷり”ってこの感覚、久しブリケツだなぁ〜。


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13年前に公開された前作「アバター」はいまだ“世界歴代興行収入1位を独占中”いや前回2週間限定でリマスター版が劇場公開されて3Dで再鑑賞観しましたけどね、それだって“今観ても充分に凄い”んですよ??13年前だからと「あの人は今〜」的な思い出補正に浸るだけで見劣りするかと思いきや全くそんなとこはなくて13年経った“今”観てもその圧倒的な映像美に感動しちゃったもんなぁ……



その続編でしょ?それよりも“技術がさらに飛躍的に進化”しちゃったんでしょ?ウルトラハイスペックの次ってウルトラウルトラハイスペックってことですか!?いやーこれはもうさ、「メチャクチャにハードル上げて」観に行ったわけですよ!!
















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ハードルかと思ったら棒高跳びしてきやがった






“リアルを超えたリアル”って表現が大げさじゃない件






「こんな映画観たことがない」がマジのガチの嘘偽りないと断言しましょう!!いや、これは……格付けがあったらもう今年ダントツの1位でしょうおおおお!?「映像がマジで“ヤバター”」……こりゃあ13年かかるのも納得すぎる、まずはじめにこれから鑑賞予定の方々の中でまさかIMAXが高いからって2Dで観ようなんて日和ってるやついる?……いねえよなぁー!!!?たとえ2000いくら出したとしても「絶対に“3D”で観てください」絶対にチケット代の元はとれます!!保証します!!!私が!!!!ちなみにパンフレットは1600円します!!!私は買いました!!!!それも保証します!!!!!


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監督は前作に引き続きSF映画界のドンジェームズ・キャメロン。先程申した世界興行収入ランキングで1位と3位(「タイタニック」)の映画を撮った人という……もう地球は彼を中心に回っているんじゃないかと思うくらい「フライングキラー」から大躍進すぎる個人的に小学校の徒競走でT1000の走り方真似して1位になれましたその節はお世話になりました映画「T2」は未だに人生のバイブスでアスタ・ラ・ビスタ、ベイビー……そんなジェームズ・キャメロンが“昔夢に見た世界”を具現化したらしい自然豊かな「アバター」の星、惑星パンドラの世界















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観たことがない「高画質」

観たことがない「ヌメッと動くアクション」

そして観たことがない「リ・ア・ル」___。





そりゃいますよだって満席の都内某所のシネコンですよ?上映中に喋り出すわスマホ取り出すわさ、撮影…!?そんなハナ◯ソピープルたちに“気が散るスキさえ与えない”レベルに「画面に見入ってしまう衝撃」(だからって絶対するなよッ!!)舞台は前作と同じ惑星“パンドラ”……ということは前作体験者であれば、ある程度はあの世界観を知ってるわけじゃないですか?しかし前作からさらに技術がパワーアップしてより繊細に、よりスケールアップしてカムバック!!前作の映像で感動した方でも「再感動」すること必須の、いやー本当にこれまで観てきたSF映画とは格が違い過ぎると言いますか、12Kくらいあるんじゃないか……て映像の凄さはわかったからはよ次行けって?ちょっとまって下さいあとこれだけは言わせて!!













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沖縄よりキレイやん……






キャメロンの「海好き」もう爆発してます。いやちょっとあまりに美しすぎて逆に“気持ちが悪い”……え、なんなの?どうしてこんなに“海”なの?今回は前作でたくさん登場した空の世界から海へとメイン舞台を移動。「アビス」で既に彼の海に対する異常な愛着っぷりが露見しておりましたが、今回でついに彼にとって念願の?海編に突入……実際に深さ90mの巨大プールを作ってそこで演者たちを投げ入れて撮影したらしい“実際に水の中で演じている”からこそ可能にした水の中のリアルなアクション。ほか“気泡”さえ鮮明に映る透き通った“青”に、水中から指す“太陽(?)光”などなど…「リアルを超えたリアル」。そんな言葉が一番合うかもしれませんねー。個人的に特に唸ったのがクジラっぽい巨大生物との戯れるシーンね












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はぁ……エグいって(ため息)





ナヴィ流「家族愛」&パンドラの“生”と“死”






今回は前作から10年後のお話。前作の物語はちょこっと掻い摘んでご説明すると、人類は新たな資源供給地として惑星パンドラに目をつけるも、そこの先住民族“ナヴィ”から侵入を断固拒否されたので彼らと人間のDNAをかけ合わせた“アバター”を作り出し、パイロットはアバターと神経をリンクさせナヴィになりすまし、彼らと友好的なコンタクトをとることで資源を引き渡してもらおうという“アバタープロジェクト”を発足する。そのプロジェクトに選ばれたのが他界した兄の代打だった当時人間のジェイク・サリーという車椅子の男。彼はアバターでナヴィに近づき、そこで村の長老の娘ネイティリと交流し徐々にキヅナを深めていく内に、ナヴィの素晴らしい精神に感銘を受け、また彼らに人類が卑劣な行いをしようとしている事実を目の当たりにする。そしてジェイクはナヴィとして侵攻する人類と闘うことを決意する___。


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それから10年の月日が流れ恋人のネイティリとの間に3人の子どもと1人の養子を設けたジェイク。ビッグダディかよ!子宝に恵まれ幸せな日々を送っていたジェイク一家だったが、ある時空からまたしても資源を求めて“スカイ・ピープル(人類)”の軍勢が牙を向く……。



前作から主人公ジェイクをサム・ワーシントン、ネイティリをゾーイ・サルダナが熱演。なんかもうどっちが素顔なんだかわからんくらい溶け込んでますね(当たり前や)モーションキャプチャーで顔の細かな表情も捉えて感情の一つ一つを確実に映像に反映させているのはお見事としか言いようがない。我々視聴者もまたナヴィに笑い、そしてナヴィに泣かされる……実写じゃないのにここまでリアルな感情を表現するのに13年……(いい加減しつこい)


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さらに新たに彼らの可愛いキッズたちも登場。兄妹たちの面倒を見るたくましい長男ネテヤムに喧嘩っ早い次男坊ロアク、好奇心旺盛な末っ子のトゥク、そして養子のキリ……そうそう公開前のキャスティングに前作から“出るはずのない2人”の再出演が話題になりましたよね。まず一人目は「エイリアン2」でキャメロン組加入のシガニー・ウィーバー。彼女は前作でナヴィを研究するグレイス・オーガスティン博士を演じておりました。そしてもう1人はこの方た、隊長ー!!!ではなく大佐ですマイルズ・クオリッチを演じたスティーヴン・ラングた、隊長ー!!!(って叫びたくならん?)このお二方に共通するのは“前作で離脱している”という点。特にマイルズ大佐なんて前作でネイティリに“トドメの一撃”を確実に受けて絶命しているし、「実は生きてましたチャンチャン」はいくらSFと言えども流石に無理があるだろ〜とは思っていたのですが…



詳しくは言いませんが「そゆことねフーン」という自然な流れでしたハイ。確かに彼らの再登板に“後付け”感はあるけど今回10代のキリを実はシガニー・ウィーバーが演じているという衝撃もさることながら、まぁそれが出来てしまうのも「アバター」ならではと言いますか、ちゃんと“意味がある配役”だったのでひとまずはご安心下さい。むしろあのマイルズ大佐の軍曹っぷりが今作で再び拝めるという兄貴ファンには歓喜到来かもしれません?













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家族持つとまた色々変わるよね






今作も前作同様「異文化交流」ムッリだよぉ〜♪のナヴィVSスカイ・ピープルの異種間の紛争という前作から全く何も学んでいないク◯分子と化したスカイ・ピープルの卑劣さ、結局平和を求めるには“闘う”という選択肢しか残されていないのか?という問題定義に加え、今回はジェイク一家の「ファミリー」の物語が追加。偉大なるトゥルーク・マクトの称号を持つ“戦士”と“父親”の間で揺れるジェイクのマインドの葛藤、またどんなに離れていても常にマインドは繋がっているという“家族の絆”も描かれております。



ジェイク一家が逃避行の末にたどり着いた水の都に「居候」するという、、、これってまんま「移民」の話やん?と思いましたね。あとはアレね、日本人はちょっと複雑な気分になる「捕鯨」ね……いやキャメロンさんシーシェパードのメンバーだっけ?ってくらいエラいキレてます。クジラ刺し好きなんだけどなぁ……食うのやめます。「どっちが捕獲されてんだよ!」のセリフはまさにシャレという名の皮肉ですね。いや酷いことしてんだなー人類って


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あとはキャメロンも品川水族館で言ってたらしいですが「前作以上に“感情的”な作品になる」と___その意味がわかりました。パンドラの“生”と“死”。前作でも死した者は巨大ツリーの中で神経を一体化し、それと“繋がる”ことで死とは決して永遠の別れではない肉体は滅んでもその魂は永遠にパンドラの自然に眠る……という生命の循環のような、今回はそこもさらに追求しているというか前作より“残酷”さが増し、視聴者のマインドによりダイレクトに感情がぶっ刺さってくる……ネタバレになるから上手く言えないけど、けどそんな感じ!?



あとはジェイク一家のもうひとりの養子……ナヴィに“育てられた少年”っていうのが登場するんですよ。オオカミ少年みたいなナヴィの全てを真似してゆくゆくは本物のナヴィになりたいと願う“スパイダー”という名の少年。これが物語の“キーマン”なんですよねー。まぁナヴィからしたらこのスパイダーは“憎き敵”と同じ種族、言ってしまえば“エイリアン”なわけでして、いやーラストで後ろの座席のオッサンが「え、ウソでしょ(笑)」って声漏らしてたけど、私は「やっぱり“腐っても血”だよな〜」と、彼のとった行動に納得というか2つの種族の板挟みになる苦悩というか、彼の揺らぐ気持ち、すんごいわかるな〜。絶対次回作でも彼がキーマンになると思いましたね!!映像だけではない“ドラマ”も一切抜かりなき一級品に仕上げてくる、やっぱり「アバター」は“全てが上質”な非の打ち所がない映像体験ですね〜!!







【感想(ネタバレ)】












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いや「タイタニック」!!





まさかのセルフリメイク……あいや、やっぱりそうすぐには沈まないのねってところもリアルだったしなんなら新たな部族「メトカイナ」の長トノワリの妻ロナル役がケイト・ウィンスレットだったって言うね!!



たぶん視聴者が鑑賞後で一番気になるであろう「スパイダーとネイティリ今後大丈夫?」問題……スパイダーは悪くないでしょうネイティリ姉さ〜ん!!(泣)もう二度とマイルズ率いる軍隊に家族を殺されてたまるかとクライマックスのネイティリ顔面鬼瓦で怖かった……。ちょっと今回ネイティリは全体的に恐ろしかったですねー。


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「義理の父親」にあたるマイルズに共感こそしないものの、どこか「血統」が彼を咄嗟に「瀕死状態のマイルズを救う」という行動をさせた、と考えるのが普通でしょうか。マイルズを見てどこか「自分と似ている」要素を見つけてしまったのか、しかしマイルズの子って一体母親は誰なんでしょうか?劇中明確に説明がなかったのでマイルズもまた登場するでしょうし、スパイダーの出生の秘密も明らかになる日が来るかも?



そのスパイダーは生身の俳優が演じているのだけれど今回は前作以上に「実写パートが少ない」特に俳優陣はほぼ主役はモーションキャプチャーで加工されてるし、ナヴィと並ぶとスパイダーが逆に浮くんですよ……実写が浮くって何?


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クライマックスでジェイクの死亡フラグが一瞬立ってサム・ワーシントンがプライベートでやらかしてイメージ落ちたからジェイク役を今作で降板するのかと勝手に想像しちゃいましたがまさかの長男が亡くなるなんてね……ラストシーンはもう涙がこぼれそうになりました「子供を亡くした親が見る夢」って感じがもうなんとも……でも決してお別れではないと、パンドラにいる以上、息子とはいつまでも繋がっている……全ての生命を繋ぐまさにパンドラの神秘がまたしても垣間見れた瞬間ですね…。

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