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アムピトリテ 脱出不能な女たち(2019)


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【原題】Dead In The Water

【監督】シェルドン・ウィルソン

【出演】ニコール・ブーシェリ  ビアンカ・シモーン・マニー エイミー・ルイーズ・ウィルソンほか

【あらすじ】

夜の太平洋、どこの陸地からも何百マイルも離れた海の上。違法漁業を取り締まるため、海に出た女性のみの乗組員たちは 難破した船から救出した見知らぬ人物に船内で追われるという窮地に陥る。この海域では悪行を許すわけには行かない。 (アマゾンプライムより)








【感想(ネタバレなし)】
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『深海からの物体“W”』






どーもどーも「アベンジャーズ」のテーマ曲を流しながら鼻毛を抜くと痛くないことが今朝判明致しましたラーチャえだまめです。早速でございますが本日はコチラの作品を拝見させて頂きました


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【アムピトリテ 脱出不能な女たち】。全く聞いたことすらございません某女性刑務所の話とは全く関係のないアマプラでフラフラ〜と漂っていたところ何やら深海から面白そうな映画を掘り起こしてしまいました、違法漁業の取締船が広大な海で救助した意識不明の男。目を覚ますなり男は狂ったかのように乗員に襲いかかる。男のカラダには“感染症”とも見れる謎の発疹のような“傷跡”が_____未知なるマリアナ海峡もビックリの人に寄生する系の物体に朗報です“深海からの物体X”を船内に入れてしまったが故の悲劇グフフフ……なかなか面白そうなプロットじゃねえか!!いやこれはもはや“チューイ”ラッセル含むクルーが全員男というむさ苦しるしさに南極で非常事態宣言が出されてもおかしくない“ヒロイン排除”という禁じ手のソレに通じる


















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女性版「遊星からの物体W」








おそらく“元ネタ”とおぼしき「遊星〜」ではヒロインを一人も登場させないことでそれまで当たり前体操以上に当たり前であった“ヒロインは死なない”というジングスを崩し、さらに“主役という主役がいない”あの主役級のカート・ラッセルでさえ“怪しい”と疑いの目を向けざるを得ない(そして議論される永遠のEND笑)“擬人暗記の恐怖”を醸し出し「誰が“脱落”するか読めない」という先の読めない展開が大成功したワケでありますが、本作でも“ソレ”をやりたかったのだろう

















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全員ヒロインだから誰が“脱落”するか読めない








そうです全く“逆”のことをやってしまおう!!…B級あるあるネタをむしろ“外す”ことがネタになった「ディープ・ブルー」や「フィースト」なんていう映画もあるにはあるのですが……いやーなんと単純と言うか逆にヒネリもク◯もあったものじゃないと言うかしかしこのおかげでなかなか先の読めない展開が楽しめてしまうという代物。しかも個人的に結構な確率で“ミスリード”されてしまいまして、、、、、



え、でも全員ヒロインとは言っても特に美人でもない特徴的なキャラがいないから個性に欠けるって…?どうやら他のレビュアーさんにはこの映画あまり評判良くないみたいですねー。……個性がないって?わかりました、では私がわかりやすくご説明いたしましょう










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ちなみに作成に2時間かかりましたこーして見ると「物体X」より登場人物はむしろ限られているのでそこまで把握出来なくはないのでは??特徴的なキャストでないにしろ一応“役割分担”もされているので、そこまでよくわからないという感じではないですよね。



はじめショボショボのCGが出てきた時はアマゾンスティック抜いてやろうかと思いましたが実際に船内で撮影されている……というだけで個人的にはポイントあげたいですねー、何故なら“乗り物”というまさに“脱出不可能”なステージはクリーチャーには好都合でありかつ船内の狭い機械だからけの部屋という“SFホラーにはこれ以上ない環境”にクリーチャー以上にファンなら眉唾ものですし、しかも決まって活動するのは“夜”という、、、わかってらっしゃる我々が見たい“クリーチャー映画とは?”のこのぉ〜木なんの木“基本の基”を徹底されているのではないでしょうか??


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そしクリーチャーなんでございますが、あまりお見せするとお楽しみが半減してしまいますのでここでは控えさせて頂きますが、よっちゃんイカのキャラクターをめちゃくちゃキモくしたような(節子、それただのイカや)“スモール”ながらビジュアル的には程よいグロさを持ちしかも“意外にしぶとい”。ハリウッドスターを無駄死にさせまくった「ライフ」のアレに近い感じって言えば伝わります?深海からやってきた……という所がまた説得力があるというか、地上界の中で最も未知のクリーチャー出没率が高いって言ったらやっぱ海じゃないですか?(おいおいどうした)作品に“リアリティ”を出すにはやっぱり“海”なんですよ!!B級ホラーもしっかりやりつつクライマックスの“とりあえずドカン”がなかったり、船が揺れる毎に船外からのカットを入れるのはちょっとお粗末な演出だとは思いますが登場人物たちの行動も理にかなっていると言えばそうですし、解剖するのにちゃんと感染防止のマスクを着用するなど未知の惑星でヘルメットなしに上陸する阿呆共の“某創世記映画”よりは遥かに衛生管理は徹底しておりますし全く意味不明な展開や行動がないので無駄なストレスを感じる事もありませんでした。でもって“全員ヒロインの乗り物密室系クリーチャー映画”を撮ろうとしたらですよ?

















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そもそも何故男が一人も乗っていないのか








という最大級の“非現実”な設定を生み出してしまうワケですよ!?でもこればっかしはしょーがねえじゃん!?じゃなきゃ面白い展開に出来ないんだもの!?…これはどうかしずかーに目をつぶって頂きたい、ソレと“低予算”という現実の壁さえ乗り越えれば、普通に見ることが出来る映画、だと思うんですけどねぇ…。








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