top of page

キャッツ(2019)


ree

【原題】Cats

【監督】トム・フーパー

【出演】ジェームズ・コーデン ジュディ・デンチ ジェイソン・デルーロほか

【あらすじ】

空に満月が昇ったある晩、ロンドンの一角にあるゴミ捨て場には個性あふれる“ジェリクルキャッツ”が集う。それは生涯にたった一度、新しい人生を始めることができる一匹の猫が選出される特別な舞踏会が催される夜だった。(Yahoo!映画より)









【感想(ネタバレなし)】
ree

『イドリスエルバ ヌード→ヒット』




どーもどーも最近左奥にある“牙”を抜いて激痛の日々を送っています「結論:気をつけていてもドライソケットにはなる」ポーツマスポースマス!!ラーチャえだまめだニャー!!…ということで今宵はコチラの“映画”を観させて頂きました



そう【キャッツ】!!!劇団四季でも未だロングラン継続中の大人気ミュージカルがついに実写映画化……いやー私舞台の方はこれが一度も観たことがない新参者、さらにミュージカル映画にしても“高速道路で踊り狂う”やつとか”グレイテストなショージャックマン”ホントに最近観始めたくらいでそこまで詳しいわけじゃない。ただ去年予告が公開されてからずっと気になっておりました、なんか物すげえ“映画”なんじゃねえかってね。勝手に期待して見に行ったワケでありますがOPからはは〜ん今回は地球儀で遊ばないのねユニバーサル→からのへぇ〜これアンブリンの映画なんだ〜→からの
















ree

エレクトリックパレード始まっちゃった?






なんだこの“ディズニーランドみたいな”映画は…!?パララッパラァ〜♫どこか懐かしい音楽と共に早速一匹の白猫が夜の街に放たれるとか一体何のプロジェクトなんですk…歌って踊ってショータイム!!「お前の名前は?」まさか千と千尋の神隠しまでミュージカル化されるとは思ってもみませんでした結論から言うと“メチャクチャ面白かった”わけなんでございます。いや映画好きのチューイが劇場に見に行かないとか言ってたから「嫌な予感がする。」と多少不安だったのですが私は結構ハマってしまいました。ただこの作品、早くも全米でコテンパンなちゃんに叩かれまくってるらしいじゃないですか。いやわかるよ
















ree

めちゃくちゃ“クセ”のある“映画”





いやーこれまたかなり“異質”というか、きっと“舞台がそうだから”なのかもしれないとかは私自身は知る由もないのですが“ミュージカル映画”としては“とっつきにくい”タイプの映画だと私は感じてしまいました。“ミュージカル映画”ってむしろ映画のジャンル的には比較的誰でも手に取りやすい部類だと思うのです。血が吹き出したり人体破壊したりしませんからn…(「アナと世界の終わり」という映画があってだなby◯◯◯)



私のイメージだと普通に映画が始まりますよね?登場人物たちが出てきて普通に会話して、男女が交差点の信号待ちなんかしている最中にふとフワッと口ずさんだらその瞬間気でも狂ったかのように突然その場で歌い始めて気がついたら交差点の真ん中で周りの車のドライバーたちを巻き込み踊り始め最後は車のボンネットの上に立って引きの画でララランd…一応“本筋”となるストーリーがあってその上に“歌”がある、って感じじゃないですか。しかしこの映画は違います













ree

ほぼずっと“歌いっぱなし”





ほぼ“会話シーンがない”のです。OPからほぼずっと間が入っても“1分以内にまた歌い出す”とんでもクライシスに“忙しない”これをノーカットでやったら「CLIMAX クライマックス」のギャスパー・ノエも「のええええええええ……嘘ですとにかく言いたいことは本作がノンストップミュージカルだと言うこと。え、じゃストーリーはないの?…と考える方もいるかもしれません。いやあるのです。あるのですがストーリーは“歌詞で全て説明”しています。だからあまり映像に没頭しすぎて歌詞をちゃんと読んでないとストーリーわけわかんなくなります(まあ読んでいても途中から意味不明になるが笑)



この映画はもうずっと、ホントに、ひたすらに、“歌と踊りだけ”なのです。これがねぇ〜、果たして全てのヒューマニストに通じるかどうか…。この映画は我々が“どれだけミュージカルが好きなのかが試される”映画だと思うのです。先程言った“ミュージカル映画”が好きな人なら、そのうち数曲目くらいで“飽きてくる”と思います。私も正直に申しますと3曲目くらいから飽き始めました。すんごい嫌な言い方しちゃうと“PVをひたすら垂れ流している”ようなものですからね。なんかもう、これ“ミュージカル映画”じゃないよね?これ“ミュージカル”だよね?
















ree

にゃにゃにゃ?そーにゃんです_____!!







ハイ。それがこの映画の“全て”。先程から何お前舞台も観たことねえのに知った口しやがってシャーッ!!とネコパンチを食らわされても謝罪しますもう観ていてだんだん“映画を観ている感覚じゃなくなって”きちゃったのです。私は映画じゃなくて“ミュージカル”を見に来ているんだ、と。IMAXのフルスクリーンの中に、実際にプロの演者たちがいて我々の“目の前”で壮大な“パフォーマンス”と“生歌”を披露してくれているのではないか、これはもう“ミュージカル映画”でも“映画”でもない、“ミュージカル”なんだ、と。そしてその歌のどれもが本当に素晴らしい。私は“号泣しながら歌うネコ”が歌う名曲「Memory」をむかーしに聞いたことあって、妙な懐かしさというか……そんな“ああ、あの曲知ってる”ってなった曲が歌われた時の“興奮がとんでもねえ”のです。もう一人フジロックフェス並のバクアガリ状態ですよ!?これ舞台見に行ったことある人なら劇中歌を知っていればいるほどメチャクチャ面白いんじゃ?



…まぁそんなわけでとにかく私は本作に感動してしったわけです。素晴らしい、実に素晴らしすぎる。本当に“生で観ている感覚”に陥ってしまいました。確かに舞台では表現出来ないVFXなどを多様した演出、歌だってきっと何度も撮り直しているんだろう“映画ならでは”な部分もあります。けどそれでも最後まで観終わった後に感じる“ライブ感”は凄まじいものでございました。


ree

もうDVDとかブルーレイ販売とか、レンタルとかしない方がいいんじゃないか?この作品は“劇場”という空間だけで体感しなければなんか、作品として意味がないような気がするんですよね。この臨場感、ライブ感、映画が終わった後の“鳥肌感”はご自宅では絶対に体感出来ないと思います。ですから少しでも本作が気になるという方は迷わず“劇場で観たほうがいい”と思いますね。だっていつまでも劇場でやっているわけではありませんから…。



…という意味で“非常にクセがある”作品だな、ということを言わせて頂きました、だってまず第一












ree

もののけの類過ぎる(笑)





めちゃくちゃリアル……のようでリアルじゃない。なんか上手い例えが見つからないのだけれども“シーマン”みたいな?(笑)なんでもかんでも“人面”にすりゃ良いってもんじゃ……はじめは抵抗ありましたけどね、中盤くらいになれば多分慣れます(笑)路地裏に捨てられた主人公ヴィクトリアには英国トップバレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワード。いやーなんて“お白い顔”だこと……。彼女は踊りのほかにも歌も歌っています。ほかにも世界のナオミ・ワタナベと何故か化粧品のCMで共演したバラエティ番組の司会者のイメージがあるジェームズ・コーデンがクレジットのトップバッターに出たかと思えば歌手でダンサーのジェイソン・デルーロ


ree

股の下をかきまくる「ピッチ・パーフェクト」のレベル・ウィルソン、「ドリームガールズ」でも魅せた歌声で名曲「Memory」を号泣しながら歌うジェニファー・ハドソンにこの前ジャスティスビーバーとジムで揉めたとかいう前にジムに残っていた人たちを護衛使って強制的に退出させて貸し切りにしたよって方によっぽど引いたテイラー・スウィフト、さらには御年80歳まだまだお元気イアン・マッケランにコード脱ぐと裸にしか見えないひときわ生々しいイドリス・エルバなどなど……出演陣も豪華絢爛。



クライマックスにはもはやラスボス臭しかしないジュディ・デンチの“ありがたきお言葉”を頂くことも出来ます。ええ、それはつまり
















ree

“ネコ至上主義”






元来古代エジプトではネコは神の化身とされてきました、だからネコは神なのだ!!もっと敬え!!頭を垂れろ!!!……あんたはナチスか



いやーこれは舞台の方も観てみたくなりましたねー。あ、だれか一緒に行って頂けるノラさんはいらっしゃいませんk…






コメント


bottom of page