キラー・ホビー/オモチャが殺しにやって来る(1991)
- ラーチャえだまめ

- 2020年12月29日
- 読了時間: 5分

【原題】Silent Night, Deadly Night 5: The Toy Maker
【監督】マーティン・キトローザー
【出演】ジェーン・ヒギンソン トレイシー・フレイム ブライアン・ブレマーほか
【あらすじ】
クリスマスまであと少しのある日。デレク少年に届けられた謎の小包。包みには「クリスマスまで絶対に開けないこと」と書かれているが、我慢できなくなった少年は思わず包みを開けてしまう。すると中に入っていたサンタの人形が突如人を襲いだした。なんと殺人オモチャだったのだ!
【感想】

『年末年始はホラー見よ?No3』
どーもどーも立ち食いそば屋ではいつもかき揚げそば+イカ天を頼みますラーチャえだまめです。『年末ホラージャンボ1億スクリーム特集』〜!!!今日はその第三夜であります、連日連投ってめちゃくちゃ面倒くさいんですよね、貯めて貯めて一気に放出するまで時間かかるし(文句言うならやめてしまえばいいのに)というわけで本日ご紹介する映画はコチラ
【キラー・ホビー/オモチャが殺しにやって来る】!!!……聞きました?“オモチャが殺しにやってくる”ですってええええ!?こりゃあてえへんだぁー!!と世のお母さま方お父さま方並びに全国のトイザらスキィ!!の皆さまに恐怖を植え付けてしまうかもしれない殺人オモチャ映画と言えば個人的にリメイクもされた「チャッキー」に私が幼少期に玩具を親にせがみ何故かディズニーストアに買いに行かせた「スモールソルジャーズ」1作目の幼児恐喝容疑が未だ未解決の「トイ・ストーリー」くらいしか思い出せないのでありますが、たぶん本編ではこんなヤツ出てこないんだろうな、と思いつつも不気味なオモチャたちに囲まれた少年のジャケットが気になりレンタルさせて頂きました。いやー本当にホラー映画は樹海のように底なしですね〜、あ沼だった、とか言っている場合じゃない

ファンタスティックでさえ4なのに
デタデタデタデタデタデタあーーーーあ!!もうやんなっちゃうよおおおおお!!!“シリーズものなのにタイトル変えて初心者ズラするヤツ”いっっっっっちばんトモダチにしたくない!!嫌いなんだよなぁーもおおおおー!!!!「Silent Night Deadly Night 5: Toy Maker」……一文字も合ってねえじゃねえかナニがキラーホビーだよ!!とのっけから大不評を買ってしまいそうな詐欺映画だったわけでありますが……
あと数日でやってくるクリスマス。ある晩届け人不明の小包が玄関前に置かれているのを発見した少年デレク。小包には「クリスマスまで絶対に開けないこと」のカードが。“秒で開封する”デレク。そこへお袋とお楽しみ中だった親父に見つかり早く寝ろと叱られたデレクは二階のベッドルームに渋々向かう途中、小包の中を除く親父をふと観察していた。すると中から無事に危機一髪した黒ひげのいない樽のようなものが現れそれが突如ひとりでに動き出したかと思えばフェイスハガーのように親父の顔にへばり付いたではないか!?悶え苦しむ親父はその後さほど鋭利ではない何かの脚に脳天ごとブチ抜き帰らぬ人に。それから2ヶ月後、その一件のショックから口が聞けなくなってしまったデレクを見かねた母がデレクの心を解き放とうと近くのおもちゃ屋さんに連れて行くのだが。。。。。

スタッフ見て思わず声に出して読んでしまいましたブライアン・ユズナ!!!いやーユズナと言ったら先日21日の冬至にはちゃんとお風呂に入れましたでしょうか?…間違えましたムカつく上司を生首で蘇生して飼いならす「死霊のしたたり」をはじめ“顔面おケツディカプリオ”「ソサエティー」、異次元からやってきた変態チョウチンアンコウの成れの果てまでイッテQ「フロム・ビヨンド」など多数のホラー映画を爆誕させたブライアン・ユズナがプロデュースと脚本を担当。そして特撮にはななんと日本が生んだ世界のエフェクト・アーティスト、谷 譲治ことスクリーミング・マッド・ジョージの名が!?そのマッド・ジョージが作り上げたタカラトミーも絶句の数々のゲテモノオモチャたちの造形といったら、なかなか惚れ惚れしてしまうような代物といいましょうか

目玉を食い破ってくる電池式イモムシのインパクト
宿泊費の代わりにもらったプレゼントが仇となるとは……作り物感はアリストテレスですがその発想といい気持ち悪さといいなかなか印象に残るシーンでしたねぇ。ほかにも「MIB」のエイリアンが中に操縦してそうな中身パッカーンに不気味な玩具の数々を製作しております。
そんなスタッフが何かと著名人で固められたからなのか??今回シリーズものだとはつゆ知らずに拝見させて頂いたのに「“シリーズものだから作られた感”があまりないコレ単体でも充分楽しめる」そんな映画になっているんですね〜。

というそのシリーズがどうやら「悪魔のサンタクロース」というホラー映画らしいのですが合っているのはほぼサンタくらいのものでほぼ原型を留めていないくらい本作は別映画になっているらしく序盤のタイトルにビビる必要は実はないんでございます。
出てきた瞬間「あ、このオヤジが犯人だな」と人相だけでわかってしまうおもちゃ屋の店主ぺトーにその“息子”だというプライベートでもダイゴ手袋する「ピノ」という名の「あ、ピノってことはピノキオなんだな」とそこでも判明してしまう展開こそ読めるものの、地下室に住むピノの実態に何かを企んでいそうな男など訳アリなキャラクターが登場して後半まで謎要素が多い。まぁこの辺は前作を知らないので「もしかして前作のキャラなのか?」とか勝手に想像してしまったというのもあるのですが……
デレクが外のゴミ箱にプレゼントを捨てに行ったちょうどその時偶然木の影からひょっこりはんして代わりに手に入れたおNEWなスケートでリア充爆発アタックした少年に降りかかる悲劇に一体全体殺人オモチャの仕組みが全くの不明だったりそのオモチャから結構な致命傷を受けたのにピンピンしている女性、おもちゃ屋ペトーの目的の曖昧さなどツッコミどころは多数ありますが腰振りながら「ボクのママになってぇー!!」はなかなか言えたもんじゃありません。これぞユズナの真骨頂、あいや性癖がまたしても露になってしまっt……ラストは「オーマイキー!!」にバトンタッチですか?




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