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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021)


【原題】A Quiet Place: Part II

【監督】ジョン・クラシンスキー

【出演】エミリー・ブラント ミリセント・シモンズ ノア・ジュープほか

【あらすじ】

世界は、音に反応し人間を襲う何かによって荒廃していた。夫のリー(ジョン・クラシンスキー)と家を失ったがかろうじて生き延びた妻のエヴリン(エミリー・ブラント)は、赤ん坊と2人の子供(ミリセント・シモンズ、ノア・ジュープ)と一緒に、新たな避難場所を探しに行く。(Yahoo!映画より)








【感想(ネタバレなし)】

『ヒント:麒麟ではない』






どーもどーも2万円チャージでマイナポイント貰えると聞いてカードを取得したのに利用してるサービスがチャージじゃなく2万円分購入しかないとか詐欺だと思いますラーチャえだめです。早速ですが本日はコチラの映画を拝見させて頂k…


























(……だそうですのでここは一つ声を小さくしてお届けいたし)


















カリッ……じゃねえよ







【クワイエット・プレイス 破られた沈黙】!!!……そうまさに「(劇場内で)音を立てたら即死(白い目で見られる)」という!?ある意味“迷惑な客泣かせ”の映画と言っても過言ではないちなみに私の場合本編上映開始10秒足らずで斜め上のオヤジの“咀嚼音のデカさ”に“破られた沈黙”の如く終始スクリーンにいるバケモノにこのオヤジもついでに食わしてやりたい気……いやカリッ、じゃないんですよ「ふがぁぁぁ◎$♪×△¥●&?#$!シャサアシイsッッッ!!!!」……あのぉーここで少し言わせてもらうと「音を立てずにポップコーンを食べることは十分に可能」ですハイ。



そんなワケで長らくおまたせ、おまたせされすぎたかもしれない2018年「◯◯◯したら即死」ブームの火付け役として?その後ハンデありきな“即死”映画が量産されることにもなり先日ドウェインジョンソンが自分の子どもに朝っぱらから鑑賞させるという事態にも発展した全米で大ヒットしたホラー映画「クワイエット・プレイス」…その続編が、ついに3年の沈黙を破り日本でも公開となりましたですね、いやー待ちに待った続編、と言った感じでしょうか。前作で米軍でも叶わなかった音に反応して襲いかかってくる謎の地球外生命体を?10代の視覚障害のある少女が超“音”波という逆転の発想で見事ヒャッハー!!して叩き潰し「俺たちの戦いはこれからだぜEND」で唐突に幕を閉じた……



前作の制作当初は続編の構想はなかったそうなのですが、予想の遥か彼方の銀河系でも異例のヒットとなった前作に「シメシメ」と映画会社が味をしめたかどうかは定かではありませんがシリーズ化されることになった模様。そんなワケで「音を立てたら即死」という言われてみれば斬新に聞こえるけど実はホラー映画ってみんなそうじゃね?という古典ホラーのリスペクト映画でもある「クワイエット・プレイス」PART2……しかしホラー映画の続編あるある、芸能でいうところの「一発ネタ」がヒットした芸人が、次の舞台でも“全く同じネタ”というのは流石にそうは問屋が卸さねぇ……と思った方もおるやもしれません。前作が“子を守る親の強さ”映画なら?続く今作はその“アンサーMOVIE”と言っても過言ではない!?お父さんお母さんいつもありがとうオリゴ糖僕たち私たちは



















立派に成長しましたよ物語のPART2








だったんですね〜。











一応前作を見ていない方でも問題なく楽しめると思います。と言うのも前作ではまり語られることのなかった“事の発端”ある日突然空からエロ……隕石のような物体が降ってまいりまして、、、という前日譚から本作がスタート。主演を務めるのは前作に続き近日中にジャングルクルーズのキャストになるエミリー・ブラント×監督はエージェントのジョン・クラシンスキー……というハリウッドきってのオシドリ夫婦が今作でも夫婦役&映画でもタッグを組むという、まぁしかし夫のクラシンスキーは当然ですが今作ではあまり登場せず、メインは妻のエミリー、そして前作から続投の子役たち……という感じ。



前作で緊急事態宣言中に無痛分娩ならぬ“無声”分娩で新たなベイビーを授かったエミリー演じるイヴリン・アボットは今作でも叫ばれると厄介なので麻酔でベイビーを黙らせつつ2人の子どもたちの指揮を取りつつ時にはライフル片手に応戦……と相変わらずなパワフルな母ちゃんっぷりを披露。愛する家族を失った悲しみを背負いながらも、残された子どもたちを生き残らせるために主戦場だった自宅を離れついに“外の世界”に足を伸ばすことを計画。そこで出会うのが以前ご近所さんだったキリアン・マーフィー演じるエメット……過去に28日間もゾンビから逃げ続けた男ですからね、こりゃー頼もしい仲間をゲッチュすることに成功……したように思えたのですが??



彼もまたイヴリン・アボット同様愛する者を失い意気消失中のシングルマンなんでありましてですねー……私てっきりディストピアした世界にはつきものな“敵は人外だけじゃない”ホントの敵は身内の中の身内……なんていうヒューマン闘争も描かれるのかな、と踏んでいたのですがそのような考えは薄汚いマインドを持った人間だから思いついてしまうものなのかもしれません


















たすけあい宇宙。








胸糞悪いのは運命のイタズラだけかもしれない、皆必死で生きてます助け合って互いに生きていこう……なんと力強いメッセージでしょうか!?本当の意味で悪人が出てこないと言いますかまさしく敵はバケモノ一択……人間の種を守るためには人間同士の争いなんてやってる暇ないんだよぉー!!!……まぁこの単純明快さは好みが別れる所かもしれませんねぇー。



がしかし決して悪いヤツではないエメットに対して、前作のラストで大活躍した実際に聴覚障害を持つミリセント・シモンズ演じる長女のリーガンは前作で「なんでオヤジを助けてくれなかったんだよぉー!!」と照明弾を撃ったのに助けにこなかったエメットを攻め立て彼に不信感を抱いているんですね。そして父親亡き今、父親に代わり“家族を守る「使命感」”を持つようになる…。そしてその想いは弟のノア・ジュープ演じるマーカスにも受け継がれていき…??前作の“守られる側”から“守る側”へ、父と母の背中を見て育ってきた姉弟が、本作でたくましき成長を遂げる!!前作から観ている方には感動すら覚えるかもしれない??いやぁー素晴らしいですねー。



ちなみに成長したのは物語の中の話、だけではなくノアがミリセントの身長を超えてしまい、本作が前作の数時間後という設定なのでこりゃどうしたものかと、編集などで2人の身長をうまく調合したそうです。言われてみれば今回2人が肩を並べて共演するシーンが少なかったり、共演していたとしても2人ともしゃがんでいたり、弟が開始早々足を怪我して歩けなくなるのもそういった意味があったのか……



前作では家族全員が耳の聞こえないリーガンと元々“手話”で会話していたことから世界が崩壊したあとも“声を出さない生活”を持続することが出来た、よってそれが家族が存続できた大きな理由……というのがはっきりわかりましたが、本作ではその設定はあまり活かされていたようには思えず、手話で会話すればいいものを“会話不足”により各々が結構好き勝手にフラフラ外に出歩いてしまうという(そして当然危機にさらされるという)登場人物たちの“まとまりのなさ”、別行動が少々「おいおい物騒なんだからもうちょっと固まって動けよ!!」とツッコミを入れたくなりましたね。まぁ先に言った事情から無理やり引き離す必要があったのかもしれませんけどね。







【感想(ネタバレ)】





ん?ニンゲンオイシイ?それともただ音出すから襲ってくるだけなの?前作でも全くもってその生態系すら謎に包まれていたバケモノ……続く続編でも解明されず、いやもしかしたら解明する気なんてねえ的な?個人的には地球外から来た隕石に付着説が最も有力な気もしますが、、、、もしかしたらどこぞの科学者が作ったバイオ兵器……なわけないか?前作でもうハッキリとその醜いお姿を晒しておりますゆえ、出てきた時の恐怖度はもうありませんよね。まま、ホラー映画で見慣れちゃうと最終的に大量発生か“マザー”登場という「エイリアン2」展開は避けられないわけでありますが…。そもそも続編に当たる本作では“子どもの成長”に焦点を合わせ前作のアンサーMOVIEとして“なんとか成立させた”感はやっぱり歪めませんかねー。「音を立てたら即死」という一発ネタを今作でも使ってはおりますが、正直“賞味期限ギリギリ”だったなというのが率直な感想です。でも次もあるんですよねー。あれで終わってしまっても問題はないけど、家族が離れ離れのままシリーズが終わるのはちょっと腑に落ちませんし……パート3までは決定済みだったと思います。



「もう同じネタは厳しいぜ?汗」シリーズ最終章……「音を立てたら超即死」から「ウルトラ即死」にでもなるんですかね??うーん最終章でガラリとイメージを変えてくるのか、何か新しいアイデアでも思いついてくれればいいんですけどね。本作でも物語の核心(バケモノの正体やらアボット家の最終的な目的地など)部分の言及がなされていないので最終章で全ていい感じに解明されてスッキリするのか。。。。そのへんも気になる所ではございます。



「キングスマン」最新作で師範的なキャラっぽいジャイモン・フンスー演じる島の管理人みたいなオッサンが出てきて速攻ご退場したのはなんか笑ってしまいましたね。えージャイモン・フンスー…… キリアン・マーフィー演じるエメットも、一応善人ってことは確認できましたがやはり弟のマーカスが見つけた病死したと思われる妻の死体……ホントに病死なのか?不気味な演出的になんだかエメットにもまだまだアボット家に隠している“裏の顔”がありそうですよね〜。今作が前作に便乗して作られた“ただの続編”止まりか否かは最終章の内容次第…と言ったところでしょうか??

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