シンプル・フェイバー(2018)
- ラーチャえだまめ

- 2019年3月20日
- 読了時間: 5分

【原題】A Simple Favor
【監督】ポール・フェイグ
【出演】アナ・ケンドリック ブレイク・ライヴリー ヘンリー・ゴールディングほか
【あらすじ】
夫を事故で亡くし、ニューヨーク郊外で女手一つで子供を育てているステファニー(アナ・ケンドリック)は、子供と同じクラスに息子を通わせるエミリー(ブレイク・ライヴリー)の自宅に招かれる。ファッション業界に身を置き、豪華な家に暮らし、小説家の夫ショーン(ヘンリー・ゴールディング)に愛されているエミリーとステファニーは意気投合し、お互いの秘密を言い合う仲になる。ある日、ステファニーは、エミリーから息子を学校に迎えにいってほしいと頼まれるが、エミリーはそのまま姿を消してしまう。(Yahoo!映画より)
【感想】

『※愛妻家の究極形態』
ハーイ専業主婦のラーチャえだまめよ♪今日紹介する料理は北欧から伝わるスウェーデン風“ミートボール抜き”ミートボー……今日紹介する映画は…?

“シングルマザーは見た!?”そのあまりの面白さに惚れ込んだ20世紀フォックスが出版される前に先に“映画化”が決まってしまうというなんたるフライング!!異例のサスペンス映画【シンプル・フェイバー】をご紹介致しますー。公開からだいぶ経ってしまったのですが昨日ようやく見て参りました。原作は2017年ダーシー・ベルという作家が書いた「ささやかな頼み」、シンプル・フェイバー……その名の通り直訳すると“あ、ちょっとだけ頼みあるねん”という、物語はやたら落ち着きのないシングルマザーの女性が息子の幼稚園で出会った“超絶セレブってる”ママとママ友になるのですが、ある日自分の息子をちょっとだけ“預かって欲しい”という“ちょっとだけ頼みあるねん”を軽いキモチで快く引き受けたがゆえにママ友が“謎の失踪”を遂げてしまう……というミステリーなんでございますが
主演は「ピッチ・パーフェクト」や「マイレージ、マイライフ」で数々の賞にノミネートされた過去を持つアナ・ケンドリック。大好きなんですよーこの女優さんめっちゃ好きなんやけど

やかまs
でで好きなんだよ!?この人出てるから“よっしゃ観に行こうかな!今度もきっとうるさいんだろうな!”ワシ知らぬ間にめっちゃファンになっちゃったわ〜!?今回も絶好調でありますお人好しで面倒見もスゴくいいのだけれども同じママさんからはちょっとうz、…元気ハツラツ過ぎて勢いに置いてけぼりを喰らいそうな“ママ役”とっても似合ってますね。あんな母ちゃんいたらメチャクチャ感受性良く育ちそうだわ〜しかも“YouTuber”としての顔も持つSNSでもうz、、、、、人気者なんですね〜
そんな彼女とは完全に“別次元”の存在として登場するまあ100年も歳を取らないので別次元っちゃあ別次元の旦那は腐ったキ◯タマことライアン・レイノルズのブレイク・ライブリー!…レイノルズ本人は「グリーンランタン」を墓まで持っていく人生の汚点みたいに言っておりますがあの映画で彼女と共演したのがきっかけらしいじゃあないですか!!…ということで恋のキューピットは腐ったベジータ顔のマーク・ストロングということd
このブイレク・ライブリーがなかなかの“近寄りづらさMAX”香水ぷんぷすかぷん漂わていてー……なんて表現したらいいんですか“女帝”?ヤリ手の女社長みたいなスーツをビシっと着こなしちゃうてゆーか私はじめてですよ

うわぁ〜斬新。
も、もうカッコよすぎて近寄ったら殺されそうで怖いわぁー!?超絶豪邸のリビングに自分のアソコのどアップの肖像画を堂々と飾ってらっしゃったりやたらマティー二の作り方がうますぎたり“写真を撮られるのを極端に嫌う”色々“謎に満ちた”ママさんなんでありますが、まあそれでもアナ・ケンドリックス的には“友情”を壊したくないから特に気にすることなく付き合うのであります。
が息子と旦那を残して突然姿をくらましちゃったからもう大変ですよ残された旦那と協力して警察に通報したり自らも彼女の働く会社に出向いて情報収集……ってしていく内にあらあら「クレイジーリッチ」のお王子様から今度はクレイジーな妻に振り回されるヘンリー・ゴールディング演じる旦那と、あれ、あれれなんか“イイ雰囲気”になってんじゃないの…?
予告で見た感じだとフツーに怖そうなサスペンスかなぁ、なんて思っていたのですがアナ・ケンドリックスの茶目っ気全開からもお分かりいただけるかと思いますがこう見えて

意外と“コミカル”な“サスペンス”
それほど肩に力を入れすぎる必要はございません!!大筋はちょっと怖いサスペンス、けどそれをアナ・ケンドリックという“漢方薬”によって見事に見やすく??ちょっとふざけた月9のサスペンスドラマのような軽いタッチで描いているのです!互いに喧嘩しないレベルにまで中和させたこの絶妙なバランスときたら!?
……とひっくり返せば「ゴーン・ガール」みたいな“硬派な”サスペンスものを期待してしまうと変な所で“笑い”が起こったり緊張感もクソもねぇ少々ライト過ぎるかもしれません。また「衝撃のラスト」との謳い文句がつく今作でありますが、真相は私的には「な〜んだ。そんなもんか」という、間近で真剣に最後まで聞いていたら結局どうってことない他愛もないママ友の立ち話のような、そんな話笑(シンプルって事が言いたい)
後半の物語の「回収」部分がちょっと雑、というか急に駆け足になって一瞬キャラクターの意図がちょっと読めなくなるといいますか、クライマックスのあーでもないこーでもない怒涛の裏切りラッシュがちょっとチープに感じてしまいました。尺的に足りなかったんだろうなぁ〜。
監督は「ゴースト・バスターズ(2016)」等女性主人公を描くのに定評があるポール・フェイグ。さっきの話、やけにコメディっぽいのは監督のせいかもしれませんね…笑ただしかし!!それこそ幼稚園にお子さんを預けている間のママさん向けの映画かもしれません…!!(ママ友の関係性をブチ壊さない保証は致しませんが)




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