シークレット・チルドレン 禁じられた力(2015)
- ラーチャえだまめ

- 2020年7月8日
- 読了時間: 5分
更新日:2020年7月20日

【原題】One & Two
【監督】アンドリュー・ドロス・パレルモ
【出演】キーナン・シプカ ティモシー・シャラメ エリザベス・リーサーほか
【あらすじ】
森の奥で生活している兄妹のザック(ティモシー・シャラメ)とエヴァ(キーナン・シプカ)は、瞬間移動能力を持っていたが、父のダニエルはその力を使うことを固く禁じていた。しかし二人は、父に黙って力を使い家から抜け出してしまう。(Yahoo!映画より)
【感想(ネタバレなし)】

『怪談百物語の最後のロウソクを消そうとするもなかなか消せないシャラメ』
どーもどーも先日朝外出してなんか熱いな〜熱いな〜と思ったら部屋着の上からパンツを履いていましたラーチャえだまめです。結果今流行の多目的トイレで着替えましたがふとそんな時“瞬間移動”で自宅に戻れたらどんなに楽だろう(また強引だな)と思ったことはありませんか?……本日はそんな生まれながらにテレポーテーション能力を宿してしまった兄妹が“背負いし宿命”を描いたコチラの作品

訂正します【シークレット・チルドレン 禁じられた力】!!そういえば未見だったなーと眉間にシワ寄せながらネットフリックスで発見。主演は女子の間で人気沸騰中?現在上映中「若草物語」にも出演する今世界が注目する絶世の美男子ティモシー・シャラメ!!!あごのラインは私とソックリ……と言うと確実にファンに殺される「君の名前で僕を呼んで」で世界的に大ブレイクしたのは知っているのですが……あんまり彼の主演作は拝見したことなくて

しかし彼の今後の出演予定作を拝見しても大作映画の環八大渋滞状態でして個人的にも注目しているどぅ、、ドゥビドゥバッバダァァ〜ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のリメイク版「Dune」にも出演しているこれはSFファンとしましても確実にスクリーンで今後拝む機会が増えそうなそんな注目のプリンス扮する何の因果かテレポート能力を授かってしまった兄のザックとNetflixオリジナル作品「サブリナ:ダーク・アドベンチャー」に出演しているコチラも期待の新人キーナン・シプカ演じるエヴァの兄妹が高い外壁により外部からソーシャルディスタンスを徹底された毒親に育てられたせいでスフィンクスの上で日光浴にいそしむアナキンスカイウォーカーもビックリの

テレポート出来るのに“外界から遮断”された生活に四苦八苦
してしまうという!?そんな映画だったんですねー。
ニワトリをぶん回して寝付かせる母直伝の荒技が学べる森の中で自給自足をする家族。そこで育ったザックとエヴァの年頃の2人にはいつも疑問に思う事があった。「なぜ私たちは隔離されているのだ」と___。生まれてこの方一歩足りとも“森の外”へ繰り出したことがない完全に井の中の蛙大海を知らず状態の2人はそれでも日々の生活に意味を見出しながら厳格な父と病気持ちの母の教えを守って生活していた。そんなある日母の様態が急変。父は神に祈りながら何故妻がこんな苦しみを味わうのか、神の逆鱗に触れたのではないか?ではそれは一体……そんな自問自答を尻目にザックとエヴァは退屈さを紛らわす為に能力を使い夜な夜な家を飛び出し森の中で遊んでいた。それを知った父はある行動に出る……

母ちゃんはいい人なのよ母ちゃんはね……オヤジの方がちょっとドメスティックヴァイオレンス気質で安易に能力を使うザックとエヴァを“神への冒涜”だとお得意の“勘違いも大概にしろよ”脳で2人に厳しい“おしおき”をするわけなんですね。いやそりゃ2人の超能力を恐れるのはわかるけども、それでも実の子供でしょう?少なくともDV以外の選択肢は絶対にあったはず…。(「ブライトバーン」の子役がアップをはじめました)父に歯向かった罰を身に染みて実感し二度と能力を使わまいとする兄のザックと「アナタは何も悪くないのよ」と愛する母の優しい言葉を信じ反抗的な態度を取る妹のエヴァ……なんとなくこーゆー時女性の方が勇敢な気がしますハイ
ティモシー・シャラメ……上手い。なかなかに上手い。演技が。これこそが彼が“イケてる演技派”と謳われる所以なのか…!?普段は口数少ない言い方悪いが“もやしっ子”みたいな(想像以上に悪かった)しかし感情が高ぶり爆発するサマだったり、冷ました顔で感情を表現するのが上手いですねー。

テレポート能力という一見するとどこでもドア並のドアTOドアでどこへでも行けて、どんな場所でも“何不自由なく”フリーダムに動ける……それなのに“不自由ありまくり”な家庭で育ったせいで身動きがとれない、ノンフリーダムな、とっても喉が詰まる状況下……という能力を全く活かせられないのが逆に新鮮といいますか、これなら比較的低予算でロケ代などもケチれて一石二鳥?と制作陣が思ったかは定かではありません……
ラストに独創的なサントラが耳に残る私もイチオシのアーティストM83のサントラが流れる感じがとってもオシャンティウンティクス。非常に“画”に合っているといいますかそうかそうか、つまりはそーゆーことだったのか、と。約90分アタマからケツまで視聴してみて

M83のPVだったのか
そういや超能力シリーズのPVだったしね!?そーかそーかだからこんなにも“中身がない”映画だったんですねー……え違うの?だとしたら「加藤さん事件ですよ」レベルじゃない大事件じゃないですか??
結局最後まで「なにが言いたいんだってばよ」の脳内うずまきナルト状態の、う〜んこれはちょっとあまりに味気ないといいますか、“壁に貼り付けにされションベン漏らしながらタンクトップ姿でクローゼットに監禁されるティモシー・シャラメを愛でる”ドS級信者ならば全く問題ないとは思いますがこれを普通の映画のように鑑賞しよう、と思うとトタンに約90分何を見せられたんだ、と寺島ジモン自答してしまう可能性を秘めた、非常に危険な映画だと思います。まぁそんなことをぬかしておきながらですね、これだけは覚えて帰ってほしい





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