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シー・フィーバー 深海の怪物(2019)


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【原題】Sea Fever

【監督】ナッサ・ハーディマン

【出演】ハーマイオニー・コーフィールド ダグレイ・スコット コニー・ニールセンほか

【あらすじ】

逃げ場のない大海原の漁船を舞台に、船を襲う謎の巨大生物と放たれた未知の生命体の恐怖、立ち向かう海洋生物学の女子学生の奮闘を描く。











【感想(ネタバレなし)】
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『実は観てない説』






どーもどーもラーチャえだまめでございます。「未公開映画を観よう!」先週からお送りしております誰が呼んだか勝手に未公開映画の祭典、今夜は第3夜にして最終回、ラストを飾る作品はどれにしようか……と膨大な量のレンタルリストという名の大海原を航海していた矢先またしてもソンゲバソナな眼を見張り過ぎて破裂してしまいそうなそうですみんな大好き「物体X」が引き揚げられてしまったようです??


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【シー・フィーバー 深海の怪物】!!!いやー我ながらラストに相応しい作品に巡り合ってしまったといいますか、ついこの前ケイジニコラスが大暴走する“色鮮やかな物体X”を拝見したばかりなのですが……おかわり!!というわけでラストはやはり物体さんに締めて頂きましょう!!コチラ全然聞いたことも観たこともそして特に面白そうでもないでもしかし“深海の怪物”ですらかね!?物体水揚げ量世界一を誇るアメリカ産ではないもののこれまで数々の“なんちゃって新種の海洋生物”が発見される度に飛びついてきた物体Xファンの方々にはこれ以上ない朗報……もその半分以上がそのまま海のモクズと化し人々から忘れ去られていった世界のジェームズ・キャメロンもその例外ではなく(しかしその失敗があったからT2が生まれたと言っても過言ではない)誰もを虜にする地球の7割を占めそのほとんどが未だ解明されていない生命の故郷____。さあさあととっとこハム太郎姿を見せなさいよ!「お次はなんだぁ〜?」




























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と思ったら「ワカメばりの“置物W”」だった件









人との馴れ合いは御免でシボーン……な超内気な海洋生物学を専攻する学生シボーンはある日海洋生物を研究するため同じ大学に通う生徒のツテで地元漁師の漁に参加することに。「私、ニンゲン嫌いなので」と大門未知子ばりに豪語する極端に人とのコミュニケーションを嫌うシボーンもシボーンですがそんなシボーンの髪を見るなり「赤毛は縁起が悪い」と気にしまくる船長夫妻に「考えるよりまず飛べ」と豪語するわりとぶっ飛んだ婆さんなどを乗せた漁船が、あろうことか誤って“航海禁止エリア”を渡っちゃうものだから?深海から野比のび太してるフジツボ?のような正体不明の気色悪い光る物体が船に突然引っ付いてきちゃうわけなんですねー


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これがなかなか……手作り感野村萬斎の褒め言葉として“グロ”く同じくランスヘンリクセン主演の手作り感MAXな今や死語と化した“クマムシからの物体X”を彷彿とさせてくれる、おおっとこれは期待出来そうじゃないですかー?



と思ったらそのまま特に何もすることなくフラフラと青白い光を放ちながら海底を漂うだけという……いやいやそれならただのイカでも出来るんだわー脚に無理やり口つけた「ザ・グリード」のタコさんウインナー見習えよ!!!なんともB級モンスター映画のセオリーに反する無抵抗っぷりを見せる“物体X”に全然フィーバーしていないじゃねえか!!と思ったら「海洋病」のことを“シー・フィーバー”と言うらしく長らく海の上にいると次第にストレスが溜まっていき最終的に狂ったり自殺してしまう恐ろしい病……て造語かよ!!



いやーそこからはもう「感染からの物体X」系になっていくんですね。あちゃーソッチ系なのかぁ……。まぁよくわかりませんが傷口やら皮膚やら汗かいたからシャワー浴びよ……はいアウトー!!というなかなかコロナより厄介なもので次々と感染の兆候が見られるクルーたちを目の当たりにしたシボーンはついに苦渋の選択をするのであります


























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「陰性になるまで帰れま10」








感染した仲間を救うため近くの有人島まで全速前進しようとするクルーと感染拡大を防ごうと島の上陸を阻止しようとするシボーンとの衝突、これぞ究極の“二者択一”??「仲間の為に20万人を犠牲にするの?」と問いただすシボーンに対し「仲間を見殺しにしてでも街を救いたいか」と答えるクルー。いやーまさに今このコロナ化の状況となんとも被ってしまいような、正体不明の“感染X”を世界に持ち込まないのは大切だけれども、いざ目の前で死に絶えようとしている仲間に最新医療を受けさせるには……まぁこんな感じの話なんですよね。確かにシボーンの言うことも一理ある否、ホントはそれが一番なのかもしれないよ
























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だが解せぬ!お前の態度がなんとなく解せぬ!!









人が苦しんでるのに何ボーッと突っ立ってんだよ!!「船壊しちったテへ♡」じゃねえよ!!!人見知りのわりにやることが強引過ぎるシボーンを演じるのは「スローターハウスルール」やスターウォーズにも出ていたらしいグレンジャーじゃないほうのハーマイオニー・コーフィールド。派手なシーンは残念ながら皆無でありますが、感染の恐怖という未知なる恐怖感+乗り物という王道的スタイルでなんとなく最後までは観ることは出来ました。色々とアレでもないコレでもないと試行錯誤したりするんですけどね……ラストも実に地味ヘンドリックスを貫いた賛否両論アリストテレスな海洋ホラー、といった所でしょうか…。









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